「あなただけのカレンダー」 | 鬱と犬

鬱と犬

2004年4月に鬱に。
最近、妹から犬をもらい少しづづ回復の兆しが??
四十路女子の鬱と犬についての身辺雑記です。

鬱と犬-CA3F04120001.jpg

先日、愛犬と同じ名前の車を見た。

存在は知っていたけど。

また妹が、その車の広告は姉さんが好きな伊集院さんが書いているよ、とメールで教えてくれた。

六月十九日の朝日新聞の広告で、伊集院静氏の文章を読めることになった。

題名は、「あなただけのカレンダー」。

抜粋だが、

「新しい人生のカレンダーを作りなさい。若い時とはまるで違う。これからのあなただけのカレンダーだ。」

「あなたには新しいカレンダーを持つ資格がある。なぜならあなたは今日まで世間の荒波を越えてきた。実はそれ自体が素晴らしいことなのだ。」


「私のカレンダーの反省から一言。夢はシンプルで欲張りすぎぬよう。さらに言えばこれまで着ることのなかった新しいカラーを身につけるくらいのモダンさがあった方がいい。やはり人生はお洒落でなくては。」


伊集院静氏の著作を初めて読んだのは、家族で鹿島に釣りにいったとき。エッセイ一作目の文庫本。

そして、高校時代は週刊文春に連載されていた「二日酔い主義」というエッセイを読むことが、満員の山手線で通学するわたしの楽しみ。

実人生でいろいろあっても、エッセイを読んでいると何か違った。

エッセイって、原稿用紙五枚の世界って、何て奥深いのだろうと感じた。

泣いて笑って学んだエッセイ。

わたしが十代で一番、影響を受けた作家である。

このブログのジャンルを、今年、やっと「エッセイ」に変えた。

おこがましいと思いなかなか出来なかったけど、やはりエッセイというものを描きたいと。

愛犬さいちゃんと同じ名前のSAIという車を見て、そんな初心を思い出した、昨日、夏至の日。

★一四零六字★

追記、画像はトヨタのSAI。