ブータン式お風呂「ドツォ」で考えた | 子連れブータン二人旅♪

子連れブータン二人旅♪

5歳の娘の「王様と王妃様に会いたい!」
という強い願いに引っ張られ、ブータンに
出かけてみました。

想像をいい意味で裏切られる素敵な旅に
なりました。
子供とブータン旅行を検討されてる方の
参考になればうれしいです♪

なっちが風邪をひいて、私もうつされ
ブログ更新が滞ってしまいました。

さて、今日は前半の山場!?
ブータン式お風呂のドツォについて。

ブータンでは昔、湯船を川の近くなどへ据え付け、
水を入れ、石を焼き、その焼き石を湯船に入れることで
お湯を沸かしてお風呂にしました。

ですので本来は露店風呂なのですが、
観光客用としては、ホテルや民家で体験させてもらえるようです。

私たちは旅程の関係で、初日の夜、パロの農家を訪問。
そこでお風呂に入れさせてもらいました。

実は、この日はホテル到着後から土砂降りでした。
乾季のはずなのに・・・とがっかりしながら、車に乗り込み、
タ・ゾン方面に向かいました。

山を少し登ったところの普通の一軒家。
とはいえ、地方で農家なので、かなり大きく、母屋以外にも
たくさんの建物が敷地内にありました。

2階のリビング!?に通され、まずはバター茶を振舞われました。
香ばしいお米の揚げたものを入れて、いただきます。

広いリビングで、なっちはその家の10歳くらいの男の子と、
よちよち歩きの女の子とすぐに仲良くなって走り回ってました。

壁の戸棚には木製の食器以外に土器もあってちょっと感動しました^^;

 
  
 

しかーし、ここでハプニング発生!

子供たちがワーワー言って楽しく遊んでいるさなか、
  
  突然停電 ま~っくら><;

実はなっちは人生初の停電!
「どうして電気が消えたの?どうしてつかないの?」と質問攻め。

しかたないので、「日本みたいに原発があってどんどん電気を作って
使ってるわけじゃないのよ。足りなくなったりするとこうやって停電するのよ」と
説明してみました・・・(正しい説明ではないと思いますが…)

さて、待っていても雨も降りやまず、停電も復旧しないので、
もうドツォに入ってしまおうかということになりました。

母屋から傘をさして移動。
  ドツォ小屋。
本音は「え?ネットやガイドブックに載ってるイメージじゃないなあ。」

となりでこの家のご主人が石を焼いておられました。
  
  
中には3つの湯船がありました。
湯船といっても棺桶のような大きさです(変なたとえでスミマセン 
 実際の暗さはこんな感じw
 

停電と雨で室内は暗く、床は土間なのですが雨がしみ込んでべたべた。
どこで服を脱ぐんだろう??脱衣スペースもないし・・・

結局、泥がつかないようにそのままその土間でそーっと脱衣して・・・
なっちとどぼん!

なっちいわく「なんでお風呂に砂が入ってるの~~~」
土間をはだしで歩いて湯船に入るのですから、砂も入りますよね><

お湯がぬるくなると、付き添ってくださっている若奥さんに
「One more stone, please!」

すると真っ赤に燃えた石を持ってきてくれ・湯船の端に入れてくれます。
一応仕切りがあって、私たち側に焼き石が転がってこないようになっています。

焼き石が入り、じゅわ~っと湯気がたち、お湯が温まっていくと…
なっちは大喜び!

ただし、湯船が小さいので、なっちと入っている私は肩まで浸かれず
しかも雨もりの水滴が肩に降ってきて、温まる感じはしなかったです^^;

なっちは薄暗い小屋の中で怖がりもせず、
「きもちいいね~。でも停電終わらないね~」

思わず「日本もこの夏は原発を全部止めるから、なっちの家も停電になるかもよ?」
と話してしまいました。

そのなっちの反応は…「それでも福島の人は困ってるから、原発はないほうがいいよね。
停電も仕方ないよね・・・」。

ふむふむ。5歳なりに考えてるのね。

入浴は割と短時間で終了

服を着て、小屋から出る際に、湯船をフラッシュをたいて撮影したら…
 
結構、濁ったお湯でしたw
知らぬが仏で、PCで写真を見て初めて知りましたwww

同時期にブータンに行かれたほかの方のドツォ体験を見ますと
薬草が入っていたりするきれいな?ドツォもあるようです。
私たちのは結構原始的なドツォだったんでしょうね。

とはいえ、停電というおまけがついて、
なっちは忘れられない経験になったようでした。
(原発問題も考えたしね^^;

ドツォ後は、リビングに戻って、自家製どぶろくをごちそうになり、
ご主人の懐剣を見せていただいて、
 

さらに、停電からの復旧も見届けて、ホテルに帰りました。
 復旧直後のリビング


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