ベランダ・バルコニーの室外機を2段式の架台を設置すると防水工事に出費が増える!? | 株式会社 清水の親方ブログ

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住宅塗装、ベランダ防水、各種総合リフォームなどについて記事を書いていきます。

 

どうも!清水です。

 

本日は【ベランダ・バルコニーの室外機を2段式の架台を設置すると防水工事に出費が増える!?】

 

についてお話ししたいと思います。

 

今回は↓です。まぁ、場所もとらないしベランダで洗濯物を干す方にはとても便利なものなのですが、

 

メンテナンスの時が結構手間がかかります。

 

 

結構多いパターンなのですが、室外機の配管がギリギリすぎて(短い)移動が出来ず、外壁塗装が困難になります。

 

しかし、まだ外壁塗装ならなんとかなっても…ベランダ防水となると話は別です。

 

防水は外壁塗装と比較すると工程がとてもシビアです。

 

1㎡決められた塗布量を正確に守り、「防水」をかけていく工程で今現在雨漏りをしている場合の工事など

 

防水そのものが建物のライフラインになったりします。なので隙間からちょろちょろ作業するなんてことも出来ず、当然室外機、架台ともに移動をしないといけません。

 

ポンプダウンという工程です。

 

エアコンのガスを一度室外機に溜めて、脱着を行う作業です。

 

2階部分にあたる室外機が対象です。

 

 

 

 

 

 

この現場はたまたま足場があったので

 

 

 

この様にベランダの外の足場に出す事が出来ましたが、防水って結構足場を組まないで施工する事が多いのです。

 

足場がないとなると、室外機を下に降ろすのが大変な作業になってきます。

 

当然、お金もかかってきてしまうので避けたいところですね。

 

 

更に!増改築を繰り返したりエアコンを何台かいれかえた事のある家庭によくある事なのですが、

 

電気配線がどこから通っているかの調査に時間がかかってしまう事もあります。

 

例10年前はコジマ電気で、5年前はノジマで、の様に様々な量販店で買った室外機を下請けさんが設置する度に新規に配線します。

 

 

今度15年後に新しく施工するとなった時に、「配線だらけでわけわからなくなるくらい複雑になっているケースがあります」

 

当然、室外機には電気配線で繋がっているので、工事中一度絶縁したりしなくてはならないのですが

 

200Vとか配線が別とか色んな事に手間がかかっていくとなると当然見積もりも割高になってきます。

 

 

どのブレーカーか分からないなんて事もよくあります(最終的には探しあてますが)

 

この様に、1段の室外機なら防水工事専用の架台で持ち上げて施工が可能なものが

 

2段になると防水の架台が使用出来ないので、これだけ手間がかかってしまうのです。

 

ちなみに、雨漏り系にはウレタン防水をよく使用する事gが多いのですが、防水材を塗布したあと、紫外線などから防水材を守る為の「トップコート」を塗布します。これは3〜5年で塗り替えるのが基本ですので、

 

「たまにの工事だからいいか」と考えるのは少し厳しいかと思われます。

 

コケや細菌の発生、バクテリアなどによる変色、現場では様々な劣化の原因があります。

 

強い材料だからと言っても上にコケがのったり鳥のフンや細菌などで劣化してしまっては元も子もありません。

 

どうしても防水はシビアかもしれませんがトップコートの塗り替えが防水をもたせるライフラインになってきますので

 

想定して、設計しておくべきかと思います。

 

この様に、2段の室外機を設置すると多いのほか手間とお金がかかってきます。

 

住宅のメンテナンスは非常に重要です。

 

車はちょっとした小傷でも直したり2年に1度車検を通したりしますが、それはよく目につくから。

 

しかし、よく目につかないかもしれない家の部分に関しては「年車検」の間隔でいてもらうべきかと思います。

 

これからエアコン工事がある方は是非、参考にしてみてください。

 

以上、ベランダ・バルコニーの室外機を2段式の架台を設置すると防水工事に出費が増える!?

でした。

 

清水