恋人よ帰れ!わが胸に(Fortune Cookie) | 映画でペップトークとアファメーション(Pep Talk & Affirmation)

映画でペップトークとアファメーション(Pep Talk & Affirmation)

ペップトーク(Pep Talk)とは人を元気にする短いスピーチで、コーチングの最後のスキルとも言われているそうです。映画に出てくるペップトークを通して、みなさんにもペップトークを知っていただければ幸いです。

いつものように「アメフト」「フットボール」「映画」でヤーグルして見つけた映画です。


・・・でもね・・・


恋人よ帰れ!わが胸に [DVD]/ジャック・レモン,ウォルター・マッソー,ロン・リッチ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

そもそも「Fortune Cookie」という原題を「恋人よ帰れ!わが胸に」にしたのがよくわかりません。

Fortune Cookieというのは、アメリカの中華料理のデザートに出てくる「おみくじ入りのお菓子」で(元々は日本人が考案して普及させたものらしい。詳しくはウィキペディアの「フォーチュン・クッキー」をご参照ください。)確かに、主人公が入院している病室に、義兄が中華ランチを取り寄せるシーンで出てくるのですが・・・で、その「おみくじ」に書かれていたことが、この映画に一貫したテーマを持たせているので、原題の意味はわかりますが…

主人公の元を離れて行った奥さんを取り戻そうというのも…確かにストーリーには含まれているのですが、それが映画のテーマではないし…

結末に結びつけると、ちょっとキモい…って、これ以上書くとネタバレになるので、あとは観てのお楽しみですね。あはははは…


ペップトーク度(最高★×5):★☆☆☆☆
映画オススメ度(最高★×5):★★★☆☆

【ストーリーと背景】

主人公のヒンクルはCBSテレビのビデオカメラマン。

ある日、ヒンクルはアメフトの試合中継の最中にクリーブランド・ブラウンの花形選手ブーン・ブーン・ジャクソンをカメラで追っていて、ブラウンと衝突。吹っ飛ばされて脳震盪を起こして入院。

義兄の悪徳弁護士は、8万3千人の大観衆が目撃者であることを逆手にとって裁判を起こし、多額の慰謝料を取ることを企む。そのためにヒンクルは脊髄を痛めたことにし、車椅子で生活する演技を強いられるが心の底では納得できていない。

大金が入ることを知った元妻も戻り、お金目当てで健気に介護するのだが、ヒンクルはそれでも妻が戻ってきてくれたことが嬉しい。

ぶつかったジャクソン選手も、ヒンクルの元に毎日訪れて世話をするのだが、心を病んで試合で良い結果が出せなくなり、やがて酒に溺れ、ついに酒場で暴力事件を起こし、チームから出場停止の制裁を受ける。

そのことを知ったヒンクルは…


【ペップトークの見所】

まずはタイトル(原題)にもなっている”Fotune Cookie”が出てくるシーン
Chapter:05 0:48’25”~

ペップトークではないのですが…ペップトークに必要な言葉によるイメージのパラダイムシフト
…って、
本当はネガティブなイメージを言葉のチカラでポジティブにすることなのですが…

悪徳弁護士の義兄が、アメフトの試合中に怪我をしたヒンクルに保険金詐欺を持ちかける。
正直者のヒンクルはこの話に乗り気ではなかったのだが、言葉巧みにじょじょに洗脳する言葉の心理戦が見ものです。
Chapter:03 0:19’19”~






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