暫く放っておいて欲しい 3 | 43歳で不妊治療諦めました

43歳で不妊治療諦めました

結婚して直ぐに子供が欲しく産婦人科に行ったら無精子症でした。
そから、本格的な不妊治療を始めて13年が経ちました。
出来る事を精一杯やりましたが、残念ながら2017年の43歳で治療を終了する事にしました。
ベビ待ちから外れて今はこれからの事を書いていきます。


特別養子縁組をするということは私達にとって嬉しいことだ。

そしてその一方で一人の子供の一生を左右する一番大切な時期に私達が関わると言う重大な役割を果たさなければならない。

だからこそその作業は一つ一つ慎重であり、とても責任の重さを感じ身の引き締まる思いだ。

里親の様にこちらの都合で子供を返すことなんて出来ないし、手当てを貰いながら養育していくわけでもない。

だって自分で産んでるなら、養育手当てなんか貰わないわけでしょ。

実子同様に育てたかったから私達には特別養子縁組の制度がとても有難い。


言葉にすれば簡単だけど私達はそこまで辿り着くまでにここでは書き足りない苦労とかなりの時間があった。


意外と他の人は養子を迎えいれることに抵抗もなくあっさり決めてしまった人が多い感じがする。
本当そこは皆さん凄いなぁ

私はそう簡単に入ることができなかった。
今その理由を考えてみるとやっぱり身近にそういった家族がいないから。
あと私は難しい性格のため、自分自身ちゃんと出来るのか?それこそ旦那も親として養子を愛せるのか?そこに拘りが強くすんなり決断することができなかったんだと思う。


話せば長くなるけど、あの頃毎日の様に夫婦で相談してお互いの確認し合って何度も泣きながら乗り越えて決断してきたこと未だに忘れない。


だからこそ、この家族になるって意味が私達にとってどんなに重大なことか。
そして、これからもたくさんの困難を乗り越えていくであろう人生。
私達はよく考え、決断したらもう引き返せないつもりで望んだこと。


そんな思いも今回裁判に関わってくれた方が私達養子縁組家族の思いを踏みにじり気持ちに寄り添っていただけなかった事が非常に残念でならない。