日本女子OPN3日目 | パット上達ブログ

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パットはゴルフ上達のカギ。パットの理論(世界で唯一)からパット数の減らし方、グリーン上のウンチクなど上手くなるヒントをGreen Keeperが発信します。

雨にも拘らず、グリーンは完璧に管理されていて各選手を泣かせていましたね。

ここまで管理レベルを上げているコース(相模原GC)のグリーンキーパーやコース管理のクルーの皆様は大変なご苦労をされてここまで仕上げたわけで、私(Green Keeper)としては同業者(?)として表敬と尊敬の念を禁じえません。

で、この日はアンダーでRNDできた選手は皆無。イーブンで回ったのも菊地絵理佳ただ1人でした。

日本女子ツアーを代表する選手たちをしてもこの結果ですから、いかに難しくセットされているか想像するに難くありませんね。

名選手たちが1m以下のパットを入れてホッとしている様子や、そんな短いパットが決まってガッツポーズをしているのも、グリーンの難しさを伝えてくれています。

首位を守ったのは宮里美香で、この日3○4△の通算-3でアンダーパーはただ一人です。

2位は5打差を追う菊地絵理佳(通算+2)。更に1打差の3位にはイ ボミ、藤本麻子、申ジエ、姜 秀衍が並び7位には佐伯三貴と大山志保が続いています。

この日の宮里美香はショットが乱れていましたが、アプローチとパットで凌いでいました。長いパットも決まり(#3や#11)この日+1に踏みとどまりました。

宮里のパットは振り子式のストロークで、フォローでも3m先までルックアップしないのが良い所だと思います(ショットもそうですが、不調のときはフォローで伸び上がる、これは万人に共通のことですね)。

この日の#11でも、ボールが3mくらい転がるまでは前傾姿勢が保たれていました。

宮里美香のパットは→「いきなり米ツアー」

菊地絵理佳も前傾姿勢が良く保たれていて、菊地の場合は左右対称のストローク(テークバックとフォローの振り幅比=1:1)なので、軸を意識しやすく、この姿勢を取りやすいのかな、と考えたりしています。

大山の2日目は報道によれば「数年ぶりに、パットのラインがグレー色でくっきり浮かんで見えた」とパットが好調でしたが、この日は惜しいパットを外すなど+5、後退しました。

さて、最終日。

天候は回復との予報ですが、セッティングの難しさは更に高められるわけですから、ギャラリーもハラハラどきどきの連続でしょう。選手も疲れますが、ギャラリーも疲れます!

5打差のリードもあると、集中力を保つことの難しさへの対応とグリーン攻略が鍵、と森口裕子さんが解説していました。

今回は日本女子メジャー史上最高のコンディション(選手にとっては最難→災難?)のように思います。

耐えに耐えて、堪えに堪えて少ないチャンスをモノに出来るパット巧者が有利な展開になるように思いますが如何でしょうか。