おはようございます。
きのうは、ワタクシHBDでした
こちらもちゃんと朝から届きましたよ
キラ・キラ 286
〜At the farewell party〜
店の裏手にある、木のベンチに
かなでさんと、並んで座る。
小さなスペースだったけど
とても静かで、よかった。
奏:なんだか、夜のデートみたいですね。なんて///。
N:そうだね。
奏:っ///。
N:‥‥‥。
オレの返事に、かなでさんは泣きそうな顔で
えー、デートみたいとか思ってくれるんですか。
なんて、言っていて。
奏:あの、私‥‥。
N:うん。
奏:二宮さんのこと。
N:うん。
奏:‥‥実は、ずっと好きだったんです。
N:‥‥うん。
噂は、なんとなく聞いたことがあって
だから、知ってたんだけど。
面と向かって言われるとは
さすがに思ってなかったから
ちょっと、びっくりした。
奏:‥‥すいません///。
N:ううん、ありがとう。
奏:‥‥自分の中の区切りとして、言うだけ言いたかったんです。
N:ふふ、そっか。
奏:会社ではない場所でふたりになれて、いい思い出です。
N:オレも。いい思い出だな。
奏:えっ///。
N:結婚、おめでとう。
奏:あっ///。
幸せになってね、と言うと
かなでさんは、少し涙ぐんだ笑顔で
ありがとうございます、と言った。
奏:‥‥相葉さん、心配してたから。早く戻らないとですね。
N:別にいいよ。心配性なんだよ、あの人は。
奏:うふふ、仲良しですね。
N:まぁね。腐れ縁。
奏:素敵な関係。
N:ははっ、そう?
それから、オレたちは
少し、他愛もない話をしてから
最後に握手をして、店に戻った。
店に戻ると、まーは
翔さんや部長と一緒に
カウンター席に移動していて
戻ってきたオレに、ニヤニヤしながら
グッと、親指を立ててきた。
告白されてたのは、バレてんだな。
ってか、たぶん
翔さんに言われたんだろうな。
オレは、ふんっと顔を背けて
総務のみんなの方に混ざった。