英語の迷い道(その152)-「吉祥寺」の白藤-「化粧」は基本的な人類の特徴!? | 流離の翻訳者 果てしなき旅路

流離の翻訳者 果てしなき旅路

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴15年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な独り旅を継続中

先日、雨の晴れ間を縫って藤の花を見に行ってきた。市内の「吉祥寺(きっしょうじ)」という藤の名所である。ここには初めて来た。

 

紫の花は既に終わっていたが、白とピンクの花が見頃だった。白い藤の花にはそこはかとない気高さ感じられた。境内で売られていた藤の香のソフトクリームがなかなか美味しかった。

 

 

 

 

 

外出するときにいつも感じるのだが、女性は化粧など含めて出掛ける準備に何かと時間が掛かるようだ。

 

いつも「あと5分待って!」などと言われるが、それが大抵10分になり20分になる。それでいて、いざ車を発進させると「これを忘れた!あれを忘れた!」などと言い始める。まことに困ったものである。

 

以下は、そんな「化粧」が基本的な人類の特徴の一つである、と考える東大の英作文の問題である。あらためて「そうなのか?」と思ってしまう。

 

 

(問題)

次の日本文の下線部を英語に訳せ。

 

人類には、おそらく、生活の中に多少の閑(ひま)の時間を見出した前史時代から、生まれながらの顔に対して化粧をほどこすという風習があった。これは、他のいかなる動物にも見られないことである。二本足で立って歩くとか、言語を話すというのと同じような、基本的な人類の特徴だろう。

(東京大学・1997年)

 

 

(拙・和文英訳)

Probably, human beings have had a custom of applying makeup to their natural faces since the prehistoric times, when they found some free time in their lives. This custom is not found in any other animals. It may be one of basic characteristics of human beings, just like walking on two legs or speaking a language.