沖縄旅行 8日目(in 池間島、大神島)  | 『七日日記』旅とバイクと日々雑感。

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(旅とBMW水平対向エンジンとツーリングとカメラの話)

※年末年始の沖縄旅行の話です


【沖縄8日目】
昨夜、ラサの屋上から見た夜空は満天の星空だった。
・・・なのに、朝テラスに出ると薄曇り。今日は雨も降るかもなあ。


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ダイニングでベジタブルな朝食を食べ終え、プライベートビーチへ降りた。
ここの宿泊者しか入れないだけあって、ゴミひとつも落ちていない。
白い砂浜はたくさんの貝とサンゴが落ちていた。
部屋に戻り、出かける用意をする。
雲の切れ間から少しだけ青空が見えたりするが、今日一日晴れそうにない。
池間島には隠れた穴場ビーチがたくさんあるので、それら見に行くことにする。

何語だかわからない名前のついたビーチが十数あり、手付かずのままのビーチ。
看板もこれといった目印もない。宿でもらった手作りの地図を参考に車を走らせる。
電信柱何本目、とか、ガードレールの切れ間、とか、そういう目印しかないのだ。

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洞窟を見つけた!


覗いてみると、洞窟のさきにも眩しい海が広がっている。
秘密のビーチ・・・。




道の脇にある小スペースに車を止め、足場の悪い道を少し進むと
そこに現れたのは眩しいくらいの青い海、白い砂浜、南国を思わせる植物達。
天気が悪くても海は輝くように青く光っていた。

さて、次の目的地はというと・・・
今日は晴れると思っていたので、昨夜は「明日は東安平崎に行こう」と話していたのだが、景勝地に行くなら晴れの日に行きたいので今日は曇りなので中止。

ではどこへ行こうか。
雨が降りそうな空なので、気分は少しだけ滅入る。
時間はお昼前、まだ午前中なのでだらだらしてたらもったいない。
だって明日には内地に戻んなきゃだもん。


私はシンゴルに提案した。
「大神島に行こうか。天気が悪くたって島探索なら楽しいんじゃない?」

すると、シンゴルはすぐさま
「そうしよう、この先にフェリー乗り場があるから まずは時間を調べようか。
余裕があったらお昼食べてから渡ればいいし、すぐにフェリーが出港するなら商店でお昼買って島に行ってから食べればいいよね。」
さすが!ツーリングクラブ率いるリーダーは無駄のない時間配分と行動力。

港に着くと、30分後の午後1時に出港の予定。
道を戻り、近くの商店でパンとお寿司とお茶を購入して港に戻る。
乗客は私達のほかに家族連れの方4人のみ。




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この島へ行く






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《運賃許可表》
山羊 大800円
豚  大1600円

・・・人間より高い。
島の人々の大切な生活路。



1時のフェリーが出港し、あっという間に大神島に到着した。
とりあえず腹ごしらえ。
海を眺めながら食べる。美味しい。
それにしても誰もいないな。


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海の透明度は抜群!!!




ここからバトンタッチして書きます

島の真ん中にある高台「遠見台(トゥンバラ)」 へ向かうために集落へ登って行く。学校も公民館も閉まってて、人の気配が無い。空き家もある。
更に登ると窓の開いている家が在ったけど、生活感というか人の気配が全く無い。周りの景色が止まって見え、音がしない、色味も感じない、ちょっと怖いくらい。
映画のセットじゃないんだから・・・
誰にも会わずに集落を抜け遠見台の入り口まで来てしまった。いまでこそ立派な階段が作ってあるが、昔は脇に残されているロープを手繰って登っていた様だ。
ユキンコはあいかわらずサクサク先に行ってしまうけど、予想通りすぐに疲れたみたいでて二人でゆっくり登った。頂上からの景色はこちら




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ぐるり1周見渡せる。
家は10軒くらいだろうか、
それも全てに住人がいるわけではないだろう。
動くものが見えない。



宮古本島に面した側、島の1/5位にに集落があるだけで裏側は手付かずの山林。
表向きその山林に至る道はなく、あったとしても余所者が立ち入っていい場所ではないのだろう。
島を一周する道路もいろいろトラブルが起きるので工事半ばで中止されてしまった。敬遠して請け負う業者がいなくなってしまったそうだ。ちょっとオカルトチック。
頂上は海風が気持ちがいいのだけど、蚊がいてたまらないので早々に降りることにした。

 あっという間に降りてきたらなんだか集落の雰囲気が違う・・・???
鳥が鳴いていて水の流れる音がして(川は無いので錯覚なんだろうけど)花が赤くみえる。なんかこう風も優しい感じ。蝶なんか飛んじゃってるんじゃないかしら。
遠見台に登る前の灰色ゴーストタウン感から一変して普通の世界に戻ってきた感じ。
ユキンコも同じ事を言い出したので、全くの錯覚でもない。
五感が戻ってきた様な・・さっきまで何を怖がってたのか・・・
歩いてたら人もいるし、優しく話をしてくれるオバアもいる。
本島から遊びに来てる小さな子もいるし・・ホントなんだったのだろう

オバアと分かれてからちょっと遠回りして海岸に出ることにした
西側の海岸に下る道の藪の中は、もうこれでもかというばかりのゴミ・ゴミ・ゴミ
ちいさな島で大変なんだろうけどこれはちょっとヒドかった

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海岸は珊瑚の浜。
誰もいない曇った海。これはさすがに寂しい。
一人じゃなくて良かった。
少し遊んでから港に戻った。

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帰りの船内。
ユキンコは大神島になにか感じるものがあったらしく、20年後にまた来たいと言う。
20年後にのこの島はどうなってるのだろう。兄弟で運行しているという連絡線船の船長は現役でいるだろうか・・・。
オバア達は元気でいるのか、人口はいじできるのか・・
あまり変わらないでいて欲しいし、あまり変わらない気がする。
2028年に宮古行きのチケットを予約することを忘れないようにしなくちゃな。

西変安名崎に寄り道して帰り・・・

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晩御飯はカラカラというお店に行きました
宮古島の形してるのがわかりますか

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ユキンコはずっとはしゃいでいたので疲れたみたいで、部屋に帰ったらすぐ寝ちゃいました