るろうに剣心 伝説の最期編/超興奮!でも伝説の最後がちょっと不満… | 調布シネマガジン

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るろうに剣心 伝説の最期編
京都大火編が大ヒットし、今でもまだ劇場公開中の実写版「るろうに剣心」。いよいよ本作をもって終結する訳で、ここはなんとしても観なくてはと仕事帰りに渋谷のTOHOシネマズ21時10分の回に行ってきた。レディースデイということがあるにせよ、平日で終映が23時40分なのに何と満席というのに驚きだ。しかしきっとこの満席の観客も間違いなく大満足したであろう面白さだった。
るろうに剣心 伝説の最期編01
前半は前作最後に登場した福山雅治演じる謎の人物の独壇場といってもいい。福山の正体は剣心の師匠・比古清十郎だった。飛天御剣流継承者第十三代目だ。剣心を鍛え直し、彼にかけている心を思い出させるのだが、これがまあカッコいいこと!福山途中出場ながら完全に場をもってってるぞ!当然彼の役目は飛天御剣流奥義・天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)を伝授することだ。もうこれだけでクライマックスに向けてテンションが上がっていく。
るろうに剣心 伝説の最期編02
さて、物語後半は剣心がいかに志々雄真実(藤原竜也)を倒すのかというのが見どころである。もっともそこに辿り着く前にまず相まみえるのが御庭番衆御頭・四乃森蒼紫だ。この戦いはリニューアルなった剣心の強さを見せるには絶好の機会。手に汗握るアクションシーンに、凄みさえ感じる佐藤健と伊勢谷友介の演技で目はもうスクリーンに釘付けだった。佐藤健の剣心シンクロ度が半端ない。
るろうに剣心 伝説の最期編03
剣心は志々雄真実が乗る戦艦に乗り込むのだが、その前に海岸で繰り広げられる戦いがある。元新選組三番隊組長・斎藤一の牙突のシーンは一人で観ていたら間違いなく「うおおおおお!」と叫んでしまいそうなほどお気に入りだ。戦艦上でのクライマックスはもうひたすら戦いが続くものの、それぞれが個性的な戦い方だけに見飽きることがない。ひたすら、ただひたすら剣心を応援し、奥義・天翔龍閃の瞬間を心待ちにすることになる。
るろうに剣心 伝説の最期編04
っとまあここまで掛け値なしに大満足だったのだが、最後に来てちょっとだけ不満が…。それは志々雄真実に対して剣心だけでなく斎藤一や四乃森蒼紫、相楽左之助が助太刀するのである。つまりそれほどまでに志々雄は強いということなのだが、これをやってしまうとせっかくの天翔龍閃の凄さがトーンダウンしてしまうじゃないか。4対1でダメージを与えておいて(理論的には勿論事情があるんだけどね。)最後だけ剣心てのはなんか悲しい。タイマンで倒して欲しかったなと思うんだよね。

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1るろうに剣心 京都大火編
2るろうに剣心

ストーリー:かつて“人斬り抜刀斎”と恐れられ“最強”の伝説を残した男・緋村剣心(佐藤健)は、新時代を迎え、神谷薫(武井咲)ら大切な仲間たちと穏やかな日々を送っていた。そんなある日、剣心は新政府から、剣心の後継者として“影の人斬り役”を務めた志々雄真実(藤原竜也)を討つよう依頼される。志々雄は新政府に裏切られ焼き殺されたはずだったが、奇跡的に復活、京都で戦闘集団を作り上げ日本征服を狙っていた。剣心は必死で止める薫に別れを告げ、京都へと向かう。かつては剣の腕も頭脳も剣心と互角だったが、今や誰もが恐れる魂の凶悪さを持つ志々雄とついに宿命の対面を果たす剣心。だが、志々雄は部下の瀬田宗次郎(神木隆之介)に相手を命じ、その最速の技は剣心の逆刃刀を真っ二つにしてしまう。さらに剣心は、元御庭番衆の四乃森蒼紫(伊勢谷友介)が自分を狙っていることを知る。彼は、剣心に勝って己こそが最強だと証明しようとしていた。逆刃刀を失くし、最大の危機に立つ剣心のもとへ、薫と仲間たちが駆けつける。一方、志々雄は京都大火を企てるが、その炎の影には恐るべき陰謀が隠されていた…。(Movie Walker)