どうも。流行りのウイルスに感染してしまいましたが回復しました、ストリートレーサー(ぽておあ)です。
皆さんもお気を付けください!
さて、今回は前回に続いて「ぽて耐 Gr.3チャレンジinラグナセカ」の模様をお伝えしていきます。
本日の内容は決勝レースです!
決勝のコンディションは「10:30 曇り」となりました。
この路面温度に合わせた走りができるかどうか、ひとつのカギになります。
何度やってもスタートできない
さぁいよいよスタート・・・というところで、13番手からスタート予定だったなべ選手が硬直バグでスタートできないアクシデントに見舞われます。
何度も部屋を立て直してエラー克服を試みましたが、これ以上は時間の関係で難しく、残念ながらなべ選手はスタートできないことになってしまいました・・・。
追加予選での活躍が輝いていただけに決勝でも楽しみでしたがとても残念です。
スタートタイヤはソフトが人気
1台抜けた15台によるフォーメーションラップが進んでいきます。
今回のレースではタイヤに関して以下のようなレギュレーションが定められています。
決勝レースではタイヤに関する以下の義務を設ける。違反した場合はレース結果に5周加算す
る。
◎ソフトタイヤ2セット、ミディアムタイヤ3セットの合計5セットのみが使用可能。使用本数は任意
であり、全て使い切る必要はない。
◎ミディアムタイヤを必ず使用し、1回以上タイム記録をすること。アウトラップ、インラップのみの
使用は義務消化とは認めない。
※レース結果に5周「加算」とありますが、「減算」の間違いです。
これを踏まえて、各選手のスタートタイヤをチェックしてみましょう。
ソフトでレースを開始する選手が大半のようです。
ミディアムを選択したのは2人。硬いタイヤでのスタートに定評のあるken選手、そしてレース後半のペースが光る塩素選手。
この選択がレースをどのように面白くしてくれるか注目です。
レーススタート!
ポールポジションのTurtle選手が計測ラインを過ぎ、レーススタート!
各車一列でコーナーへ飛び込んでいきます。
大きなクラッシュもなく、無事に全車が1コーナーをクリア。
レースは3つの集団に分かれ、Turtle選手とSuperHornet選手のトップ争い、そうげつ選手~えずピ選手の3位~7位、ken選手以下という状況。
各集団、同じようなペースでトレイン状態です。
必殺!kenブロック!
ken選手は目論見どおり、ミディアムタイヤでソフトスタートのライバルを抑えにかかります。
良いスタートから順位をキープし続け、ライバルのソフトタイヤを消耗させていきます。
その後方ではブレーキングの上手さを活かすかいき選手が少しずつ順位を上げていきます。11番手からスタートした彼ですが、7周目にはken選手の真後ろ、9番手までポジションアップしてきました。しかしken選手に仕掛けたところで痛恨のミス!並びかけたところでコースアウトしそうになってしまいました。あわやスピンというところでしたが立て直します。
しかしその隙を狙ってライバルたちが仕掛ける!といった具合にかなりギラついたバトルが続きます。
モンエナカラーのBMWと同じく後方の追撃をかわし続けているのがしぐ選手。風呂敷選手、ぽておあ選手の2台を従えつつ、前に食らいついて行きます。
ken選手のブロック祭り、通称「kenブロック」を最初に突破したのは先ほどからペースの良かったかいき選手。しかしここまで8周もかかってしまいました。
こや選手はさらにkenブロックの餌食になり、ようやくBMWを抜かした時にはすでに14周目を数える頃でした。
ぽておあ選手はこれに加えて7周も捕まって21周目で突破口を開いたわけですが、これにはken選手もしてやったりというところでしょう。
初参加の3選手が健闘
今回がぽて耐初参加のSuperHornet選手は順調に2位を走行。素晴らしい速さを見せ、第1スティントではファステストラップも記録しました。しかし初参加の洗礼か、タイヤの消耗に悩まされることになります。
ラップタイムが落ちてきたSuperHornet選手にもはやTurtle選手を追いかける余裕はなく、15周目にはとうとうそうげつ選手に追いつかれてしまいました。
そこからも手負いのタイヤで必死の抵抗を見せますが、17周目にからあげ選手を含む2台からまとめてオーバーテイクされてしまいました。
同じく初参加の小豆選手、えずピ選手はチルノ選手をかわして5位と6位につけています。2台は非常に安定したペースで周回しながら、少しずつ前との差を埋めていく展開となりました。
小豆選手は19周目、ついにSuperHornet選手をとらえ、これで4位に浮上します。一方のえずピ選手はややタイヤに苦労しているのか、小豆選手についていくことができません。
全車が1度目のピットストップを完了
30周目にken選手がピットインしたのを最後に、全車が1度目のタイヤ交換を終えました。この時点での順位は
1 Turtle
2 SuperHornet
3 そうげつ
4 えずピ
5 チルノ
6 からあげ
7 小豆
8 風呂敷
9 かいき
10 ぽておあ
11 こや
12 のりめん
13 塩素
14 ken
15 しぐ
といった状況です。
タイヤ消耗に泣く者、笑う者
第1スティントでタイヤの消耗に苦しんだSuperHornet選手はこの第2スティントでも同様です。
アンダーカットして2位に戻るも、その後はズルズルと順位を落とす展開に。しかしそこで彼のテクニックが光ります。通常なら戦える状態ではないタイヤでありながらも、後方から来るライバルたちを数周抑えるという戦いっぷり。この選手がタイヤマネジメント術を獲得したら、強力なドライバーとなることは疑いようがありません。
一方、前半はタイヤが消耗してからペースの上がらない様子を見せたえずピ選手でしたが、この第2スティントでは少し違った様子。燃料が軽い状態においてはタイヤの影響をあまり受けないのか、好ペースを維持します。
3位に浮上するとそのまま速いラップタイムのまま、2位を走るそうげつ選手に迫っていきます。
追われるそうげつ選手は46周目に「魔の6コーナー」でミス、クラッシュを喫してしまいます。5秒後方にいたえずピ選手はこれにより2位に浮上!
kenブロック、散る
序盤に素晴らしい防御を見せたken選手。第2スティントはソフトで順調に追い上げ、そろそろピットに・・・という49周目、4コーナーの立ち上がりでミス!なんとクラッシュしてしまいます。
しかも運悪くフロントからバリアへ突っ込んでしまったためにエンジンへのダメージを負う羽目に。ここからピットへゆっくりと戻らざるをえず、大きく順位を落とすこととなりました。
舞台は最終スティントへ
トップをひた走るTurtle選手が51周目を過ぎた頃、全車が最後のピットストップを終えました。
各選手の作戦はどう機能するのか? この時点での順位を整理しましょう。
1 Turtle
2 からあげ
3 えずピ
4 そうげつ
5 チルノ
6 SuperHornet
7 小豆
8 かいき
9 ぽておあ
10 こや
11 塩素
12 のりめん
13 ken
14 しぐ
15 風呂敷
1ストップ作戦のからあげ選手が2位につけていますが、ここから順位を守れるかどうかが正念場。
49周目にクラッシュをしてしまったken選手は13位で戻ることになってしまいました。
各所でバトル、そしてチェッカー
選手ごとにタイヤ戦略が分かれたことが大きく影響し、レース終盤にかけて多くのバトルが発生。
2位以下は順位があちこちで動くというレースになりました。
ペースの良い小豆選手とかいき選手は最後にソフトタイヤを選択して追い上げていきます。
2台のバトルはSuperHornet選手に追いついて3台のバトルに。
最終スティントも好ペースで駆け抜けたえずピ選手が2位、そうげつ選手は3位でした。
燃費をうまく調整してピットタイムを縮めた小豆選手は最終的に4位でチェッカー! 素晴らしい戦略と走りでした!
チルノ選手はかいき選手を抑えて5位でのゴール。かいき選手は5ポジションアップの6位です。
こや選手は最後にソフトタイヤを残して勝負をかけますが、あと一歩のところでぽておあ選手を追い越すことは叶わず。
優勝はTurtle選手
レース中、1度たりともトップの座を譲らなかったTurtle選手がこのレースを制しました!
おまけに全選手を周回遅れにするという完全勝利っぷりです。
ポールポジション、ファステストラップ、そして一度も抜かされずに優勝。
ぽて耐シーズン1 Gr.1クラス王者の名はさすがです。
なお、ファステストラップは27周目で1:19.910でした。
レース結果
ぽて耐Gr.3チャレンジinラグナセカ、お楽しみいただけましたでしょうか?
レースの正式結果はこのようになりました。
次回の記事ではこのレースの分析をしていきます。
各選手の戦略など、データを見ながらあれこれ考えていきましょう!
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