自分の時間を差し出す
これ、ほんとにあるあるで、子育てや介護中に働く女性の大きな課題ですね。
ビジネスアカデミーで講師をさせていただいてきたり、大学で「働くことについて」の講演をご依頼いただいてきたこともあって、起業したい女性のご相談を受けてきました。
運営しているカラースクールでも、自分で仕事を始めたい方や、お勤めとして希望する分野で頑張りたい方のサポートをしてきています。
仕事の紹介や委託も。
その中で、動けない問題というものが根強くあります。
これには2パターンがあって、
①動ける時間があるけど動かない
②動ける時間が作れない
の2種類存在しています。
今から書くのは②について。
仕事をするで、時間の確保は重要事項です。お勤めの方もですが、自分で仕事をするならなおのこと。
私もこのことは切実な問題として直面し、産後たくさんの人の力を借りてきました。
他府県に住む親戚にも来てもらって子どものお世話をしてもらったり、とにかく仕事に穴を開けないように、保育施設や家族親戚に手伝ってもらってきました。
おかげでほとんど穴を開けることなく、自分の業務を対応することができました。
でも、これは本当に多くの人の力を借りた結果です。
当時スタッフはいなくて、ほとんど外注さんだったのですが、その人たちのおかげも大きかったです。
私は子どもが一人ですが、それでもたくさんの助けが必要でした。
だけどこれが、住んでいる場所や仕事の種類によってはどうなっていただろう?
そう考えると、親戚は近畿圏内に多く、保育施設も比較的多かったから成り立ったのかなとも思います。
やりたい仕事があって、産前からその仕事をしてきて、仕事に穴を開けるのがとても怖かったんです。
今まで築き上げたものがゼロになってしまう。
こう思いました。
だから、女性のライフスタイルが変わっても続けられる仕事の仕方や仕組みが作れたらと思ってきていて、うちで働いてくれるスタッフの環境は出来る限りそんなふうに整えました。
子どもはある程度まで、自分の力だけでは生きていけません。
必ず大人のサポートが必要です。
ただ成長をするためにどの子も助けが必要です。
そこに、あれがやりたい、これにチャレンジしたいと興味が広がってきたら、そのサポートの量はさらに必要になります。
それだけでなく、個々に必要なサポートの種類や量も違います。
サポートの中でも送迎や付き添い、親の役割担当など、時間を多めにつかう支援がたくさん必要になる時期のお母さんたちの年代が主に30代、40代。
大人として成熟し、社会のこともいろいろ知って、周りで自分のやりたいことを始める人の姿を見て「私も!」と思う人が多くなっていますが、そのタイミングで子どものサポートも増えます。
その時に現実問題として、自分の時間がどれだけ使えるかということがあるんです。
私が法人化したときに、よく出産間近で法人化しますねと言われました。
そもそも、女性で会社組織にする人が少ないし、育児中の人はさらに少なく、自分のように来月出産ですみたいな人ってほとんどいなくて、無謀だ、無知だ、考えが足りなさすぎるとも言われました。
概ねそう思います・笑
でも、私は助けがあったからやることができました。
身内だけではなく、友人や、仕事でつながった方からの応援もとても心強かったです。
やりたいことがある女性は、1人でも多くの人の助けを借りたほうがうまくいくと思います。
先にも書いたように、住んでいる場所によっては、保育施設が利用しづらかったり、そもそも全く数が足りていなかったり、支援の仕組みが乏しいところもあると思いますが、それでも、頼れる個人や組織がないか調べてみてください。
頼ることができれば、時間がつくれて、できることが広がります。
それには、頼り先を探す労力とお願いする勇気が必要です。
人を頼ることは悪いことじゃないと思います。
まず自分の時間を確保することで、少しでも落ち着いて取り組めます。
昨日まさにそんな話の場があり、とりとめなく書きました。
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職業柄?緑を足したくなり、バランしかなかったけど埋め込んだお弁当。
今日からお弁当作り開始〜💦