麺処 あずき @八王子市本町 ~「醤油らーめん」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

としくんの「ぶらぶラーメン日記」

ラーメンブログのみ公開中です。

2015年2月17日(火)


麺処  あずき

【注文】醤油らーめん
【価格】650円


「煮干鰮らーめん 圓」で珠玉の一杯をいただいた後、せっかく八王子まで来たのでもう一軒。
先日「八王子ラーメンを食べるなら」とオススメされた「タンタン」とも思いましたが、北口サイドにも面白そうな店があるのを発見。
「圓」からは5分強ぐらいでしょうか、もう完全な住宅街の一角。
女性店主らしい、小洒落た外観のお店です。


券売機を見ると、八王子系らしき醤油の他に、塩や味噌もメニュー化されてます。
店名の通り、小豆を巧みに使ったとの醤油らーめんをポチり、カウンター最奥へ。


厨房内には店主さんともうお一人の女性、やはり華やいだ雰囲気がありますね。
麺は普通麺、ブラックペッパー麺、赤とうがらし麺から選択可らしく、普通麺を選択。


先客への提供の後、10分ほどでご対麺。
八王子ラーメンっぽい色合いですが、アオサ海苔や3粒の小豆を配する個性的なフェイスです。


スープは動物系のコクに魚介がフワッと香ります。
八王子ラーメンと言えば鶏ガラ的なイメージですが、「ラーメンWalker」によれば、当店は豚も使っているらしいです。
やや多めの鶏油。

小豆の煮汁を加えているとのことで、かなりの甘味も覚悟していましたが全くの杞憂。
ひと口目は甘さを若干意識しますが、その後は気にもならず。
思ったより控えめな醤油と、ナチュラルでくどさのない甘味が新鮮に響きます。
動物出汁がしっかりと支えた上に、魚介と小豆の滋味がじんわりと染みてくるような、優しいスープですね。
美味しい。


麺は上述の通り3種の中から、普通麺を選択。
自家製の微縮れ細麺で、店内の案内には「たまご麺」とあります。


茹で加減は硬めで、口に入れるとかなりの抵抗を感じます。
これは低加水のパツパツ系?と思いきや、噛むに連れてモチ~と歯に絡むような食感。
小麦の密度と茹で加減による演出ですね。
多加水ゆえにダレるスピードも遅めで、後半にようやく通常のコシを感じるような印象。
独特な麺ですが、まずまず美味しいと思います。
麺量は130gとのこと。


具はチャーシュー、メンマ、アオサ、玉ねぎ、小豆。


チャーシューはバラロールの煮豚タイプで、ホロトロの軟らかさ
染み込んだ煮汁とスープが一体となって美味し~


メンマはシニョ~リで食感に乏しく、個人的に今イチ。
アオサは良い意味で八王子ラーメンらしからぬ、磯の香りをもたらします。
玉ねぎは少し辛味が残るものですが、微塵カットなので気にならず、逆にピリッとした良いアクセントになってます。
小豆が3粒はお飾りですかね…ある意味お店の顔。


動物系と魚介のバランス良いスープに、仄かに小豆の甘味を感じる独創的な八王子ラーメン
小豆の煮汁の甘いイメージが先行して少し懐疑的に入ったのですが、隠し味程度のアクセントですね。
どなたかが仰ってましたが、女性店主さんならではの優しさを感じるようなスープでした。

魚介醤油に玉ねぎとの定義は踏襲しつつ、既成概念にとらわれないアイディアが各所に見受けられます。
八王子ラーメンにも新たな試みが続いていることを、認識させられる訪問でした。

ご馳走さまでした~
満足(≧∇≦)


★ラーメンの詳細はこちらをクリック ラーメン
左下矢印左下矢印左下矢印
ラーメンデータベース