MENYA 食い味の道有楽 @柏市(北柏)~「卯月の一杯☆今が旬 若筍ソバ」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

としくんの「ぶらぶラーメン日記」

ラーメンブログのみ公開中です。

2015年4月16(木)


MENYA
食い味の道有楽


【注文】卯月の一杯☆今が旬 若筍ソバ
【価格】 1500円


[訪問日時] 2015.4.16(木) 夜開店前
[店内状況] 開店待ち1番目、後客7名
[注文方法] 券売機にて
[味] 鶏魚介清湯/醤油
[麺] 中細麺(130g位)
[具] 若筍、牛タン、生ワカメ、茗荷だけ、ジュンサイ、菜の花、ハジカミ、木の芽、(別皿)辛子酢味噌



提供期間が迫っているので先上げします。

「卯月の限定」の早仕舞いが囁かれる中、今日が予定の○○工作が出来る唯一のチャンス日。
ちょっと調整してお邪魔しました。
まずは限定の有無を確認
この日の券売機、限定ボタンは1400円と1500円が点灯。
違いは筍のサイズと辛子酢味噌の有無だとのことで、当然後者を選択します。


「じゃあ今からこの筍1本、丸ごと入れますから」とJK店主が筍をお披露目。


ほどなく辛子酢味噌が登場・・・その横に卓上の鰹節粉を盛って、後でいろんな筍の食べ方が出来ますね。


ちょっとお時間いただきますとの断り通り、20分ほど経ってのご対麺。


鶏清湯と魚介出汁のWスープで、魚介は煮干、宗田鰹、昆布とのこと。
カエシは当店自慢の八正醤油ですが、これが塩のように琥珀色に澄み切ったスープ。
やや薄めのジャストな塩気は、筍の風味とスープの和出汁感をMAXに高めるもの。
その日の筍の状態によってバランスを変えるとか、細かいところまで気を配ってるらしいですね。
この日は節系?の香味油が垂らされていて、これが良いアクセントとなって響きます。
料亭の筍のお吸い物を美味しくした感じなんだけど、伝わるかなあ。


は菅野製麺所製の中細ストレート。
口当たりツルプリ! 
多加水麺ならではのコシとモッチリ感、喉越しも良いですね~
そのキャラを上手く引き出すジャストな茹で加減。
ハッキリ言ってこの丼の中では麺は脇役的存在ですが、それを心得ながら自分の役目はキッチリやるぜ!みたいな声が聞こえて来そうです。
麺量は130g程でしょうか、ちょうど良い量。


丼内のは若筍、牛タン、生ワカメ、茗荷茸、ジュンサイ、菜の花、ハジカミ、木の芽と、おおよそラーメンらしからぬ構成メンバー。



まずは若筍
筍は地下茎から地表に頭を覗かせた瞬間から光合成によってエグミが生じ硬化も始まり、更に掘った後のにはそれらが助長されるもの。
サイズ的には恐らく地表に出るか出ないかで掘り出した頃合いで、掘った直後には刺身でもイケそうな若筍ですよ。
それを一本丸ごと、縦に6つに割ったものと穂先を千切りにしたものと。
マジ軟らかく風味もしっかり、それを上手く引き出す茹で加減とスープの味付け。
シャリシャリな穂先の上には木の芽が香ります。
別皿提供の辛子酢味噌と、卓上のかつおコブシ(鰹節粉)をつけて味わいの変化を楽しむことができてこりゃ最高です。


その筍とは連れ合いのようなワカメ
ワカメを摘まんでみると、どうやら一枚モノの生ワカメで、かぶりついて千切るしか無いような代物。
食感も風味も、今まで食べたワカメとはかなり異なるレベルのものです。


意表を突かれたのが牛タンの柔らか煮。
繊細な和出汁スープに動物性の脂を入れたくないという思いで、チャーシュー代わりに持ってきたもの。
店主のことだから勿論和牛使用・・・てか、和牛の牛タンなんて滅多にお目にかかれません。
これ、大ぶりで肉厚、歯要らずのトロトロでジューシーな旨み満載
呆気に取られるような逸品です。


その他にも春の一杯に花を添えるような風物詩たち。
茗荷はよく見る花茗荷ではなく、「茗荷だけ」と言われる地下茎をスライスしたものだと思います。
風味はほんのり上品で、主役の筍を侵すことはありません。
ジュンサイは秋田産とか。
ラーメンに入ってるのは初めての経験で、つるんと喉に落ちる食感を楽しみます。
そして菜の花
そろそろシーズン終了ですね、食べれて良かった。



無理して食べに来て良かった~!
若筍丸ごと一本に始まる具の数々、素材の風味を活かし切った八正醤油のスープ始め、今回も期待のハードルは無残にも・・・。
これを食べるのと食べないのでは、季節の感じ方がかなり変わってきますね。
まさに春爛漫な一杯でした。

今年は雨が多くて筍の生育が早くてこの仕様の入荷が滞ることもあり、この限定もそろそろ終わりに近づいているようです。
明日から数日間もつかどうかでしょう。
連休には今回と同じ牛タンを使った限定も登場するとの話。
今から楽しみだなあ。

ご馳走さまでした~
大満(≧∇≦)