2015年 7月 12日(日)
MENYA
食い味の道有楽
【注文】文月の一杯☆貝汁潮 冷し蕎麦+赤海老2尾
【価格】1200円+200円
[訪問日時] 2015.7.12(日) 開店前
[店内状況] 開店待ち6番目、後客約10名
[注文方法] 券売機にて
[味] 貝+昆布/清湯/塩
[麺] 中細麺(140g位)
[具] つぶ貝、蛤、アサリ、キュウリ、ハジカミ、青葱
[その他] プチライス(サービス)
限定期間中なので先上げ~
梅雨の合間の猛暑日、待ってましたとばかりに冷やしの限定を狙います。
開店時間の10分前に到着、さすがにこの炎天下でシャッターズは見当たりません。
そしてそのまま定刻開店とは珍しい・・・と思ったらファミリー5名がテーブル席で待機してました。
ルール通りに限定の有無を確認して食券購入、今月のトッピング「赤海老」は現金にて。
■ 赤海老
程なく赤海老が届きます。
自分で剥いて@100円、店主さんが剥くと@150円。
原価サービスと言ってますが、魚市場に行ってもこんな代物を100円じゃ買えないですよ。
レモンを絞ってそのままペロリ。
良く締まった大ぶりな身、ナチュラルな甘味と濃密な海老味噌が堪らないですね~
ちょうど届いた貝尽くしの一杯。
赤海老1尾は麺上にトッピングしてみようっと。
■ 具
具の確認から。
つぶ貝、蛤、北海アサリが各々3~4個ずつ、丼を埋め尽くしてます。
その他には飾り包丁の入ったキュウリ、たっぷりの刻み青葱、そして彩とお口直しのハジカミ。
貝は当初つぶ貝、ホンビノス貝、アサリで提供開始しましたが、先頃の大雨でホンビノスが入らなくなったとので蛤に変更になってます。
「原価高いけどしょうがないよね~」笑いながらJK店主。
出汁を取った後につぶ貝は再度醤油に漬け込み、塩味ワールドの中でアクセントをつけているとのこと。
このつぶ貝が大きくプリップリで、Nさん同様に気に入りました^^
■ スープ
この貝出汁はもの凄いですね。
昆布出汁に前述のつぶ貝、蛤、北海アサリを合わせたもので、他には水と酒と塩しか使ってないらしいですよ。
限りなくシンプルなので、逆に素材の美味しさがストレートに伝わります。
舌先にジンジン来るような貝の出汁感。
良く出会う動物系や他の魚介と合わせた出汁とは、全く次元が違いますね。
塩気は冷やしということもあってやや高め、隠し味に八正醤油が垂らされてるとのこと。
とにかく旨い。
■ 麺
麺は菅野製麺所製の中細ストレート。
通常仕様のものでしょう。
氷水でキンキンに〆られていて、コシの強さがハンパナイです。
本来なら淡麗さらさらなスープの中で浮いてしまうような歯応えですが、これが良く合ってるんですよね。
逆に言えば、それに拮抗するほど強い出汁感ということでしょう。
麺量は140g程度。
■ 〆ライス
固形物を完食してもなお美しく澄み切ったスープ。
あの~と切り出すまでもなく、サービスのプチライスが届きます。
暑い中待っててもらったからね~的な笑顔で。
極めてシンプルですが、貝がビンビンに突き上げる〆の冷や汁。
最高。
■ 感想など
アン肝を冷製スープに仕立てた発想力と、豪勢な具材に圧倒されたのが先月の冷し限定。
今回は真逆の手法でアプローチですね。
貝、昆布、水、酒、塩のみで至極の一杯を作り上げてくれました。
貝出汁が好きなこともありますが、淡麗系の冷やしとしてはマイベストでしょう。
あ~また食べたい。
ご馳走さまでした~