ぜんや@新座市 ~「ぜんやラーメン」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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2015年 10月 17日(土)


ぜんや


【注文】ぜんやラーメン
【価格】 750円

訪問日時] 2015.10.17(土) 11:30
[店内状況] 満待ち15番目、後客約30名
[注文方法] 券売機にて
[味] 鶏+魚介/清湯/塩
[麺] 中細縮れ麺(160g位)
[具] チャーシュー2種、メンマ、ホウレン草、刻み葱



結構並びがきついお店とのことで十分余裕をもって出たつもりが、酷い渋滞様に捕まり、店前の駐車スペースはとっくに満。
渋滞の中コイパを探し回って戻ってみると、既に開店済み。
外待ち15番目に接続…かろうじてベンチに座れたのがせめてもの救いです。
待つこと45分で店内に招かれますが、その時点では行列が約30名ですから、恐るべきお店です。



券売機でデフォの標題をポチり、清潔感溢れるカウンターに着席。



4名分の製作に取り掛かった店主さん、麺茹での最中もずっと極太箸で麺を泳がし続けます。
寡黙に、ラーメンを美味しく作ることに集中してる様で、愛想の良さそうな奥さまと名コンビに映りますね。
5分もかからずにご対麺。



スープ
豚骨主体のライトな動物系に魚介を乗せた淡麗清湯で、油はやや多め。
寸胴にはかなりの香味野菜が浮いているのも確認できます。
じんわり寄せる魚介は何かが際立つものではなく、昆布、煮干、節、貝などがバランス良く入ってるようですね。
海に集まったミネラルの凝縮を感じるような、滋味深いスープ。
その旨味は複雑感満載で、ラードの効果もあってコクも申し分ないですね。
美味しいですよ~
塩気はやや高めで輪郭くっきり、個人的にもう少し抑えても良いのではと思うぐらい。
でも後述する麺がしっかりしてるので、麺とのバランスを考えるとこうなりますかね。




黄色くボソッとした中細縮れで、およそ関東風の淡麗塩には似合わない麺に意表を突かれます。
札幌系の卵麺に良く似た外見、そして食感もそれほど違わない印象。
硬めの茹で加減、強めのコシからモッチリ。
そう意識して味わうと、油こそ違えど函館と札幌(塩)の折衷のようなラーメンを食べてるような錯覚に陥ります。
油多めで塩気強めのスープも、この麺とのバランスを考えてのことでしょう。
麺量は160g程度に感じます。






ラインナップは上述の通り。

小さいチャーシューが2枚。
バラバラに置かれてるのが何とも寂しく映ります。
良くみるとロース系とバラ肉の2種類ですが、味的にはほぼ同じ。
ロース系はややパサ硬いかな。





薄味シナコリタイプのメンマ茹でホウレン草も、スープに良く調和してます。
全体として具の盛り付けは如何にも無造作で、やや雑な印象をもってしまうのが残念。



■ 感想など
分厚い魚介出汁と黄色い縮れ麺。
北海道ラーメンとも思えるような一杯は自分の先行イメージとはやや異なりましたが、それでも美味しいことには変わりなし。
さすが、ワンスープでこれだけの支持を集めるお店ですね。

やや気になるのが盛り付け。
あれだけ丁寧に麺を泳がせていた店主さんと、このビジュアルがどうしても結びつかないんですよね。
捌き優先とは見受けられないので、少し気を遣われると印象がだいぶ変わると思うんですが。

ご馳走さまでした~