柳麺 呉田 ーgodenー @さいたま市浦和区 ~「醤油らーめん」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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柳麺 呉田 -goden-


【注文】醤油らーめん
【価格】820円

[訪問日時] 2015年11月中旬(平日) 19:00
[店内状況] 先客2名、後客多数
[注文方法] 口頭注文、後会計
[味] 鶏+魚介/清湯/醤油
[麺] 中細麺(150g位)
[具] チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、白髪葱、刻み青葱、焦がし葱



10月に2週間の改装を経て再開後、ようやく初訪問。
この間にTRY新人賞受賞というニュースが飛び込んできました。
まあ予想してたとは言え、3部門同時入賞とは恐れ入りました。



中野店主にお祝いを述べた後、例によって美味しいおつまみで夜呉田を楽しんでると、地元の御大がぶらりと登場。
結構良い加減でまたついつい長居してしまいました。





気がついたら閉店時間近くってことで、〆のらーめんをお願いします。
2週間の充電期間中に研究を重ね、醤油も塩も根本からスペックを変更されたようです。
原価も跳ね上がったみたいですよ。
考えてみたらTRYで評価されたらーめんは、その発表時点では既に進化を遂げた後という現象。
今日はまず醤油から味わってみます。



スープ
着丼と同時に香り立つ醤油。
醤油カエシは、日本の醤油の祖地とも言われる和歌山県湯浅の老舗「角長」の「濁り醤」に変えたようです。
出汁は丸鶏主体に節系魚介で厚みとバランスを取ったもの。

鶏油と相俟ってジュワ~ッと寄せる鶏の旨味の後に、芳醇で円やかな醤油が覆いかぶさるように口中を支配していきます。
焦がし葱のほろ苦さが強過ぎず、弱過ぎず、良いアクセント。
スープの分厚さそのままに抜けていく余韻が素晴らしいですね。
どちらかと言えば濃口醤油は得意ではないのですが、この醤油は別格ですね。
しっかりと主張をしながら尖りは無く、柔らかく優しく鶏を抱擁してるイメージなんですよ。
だから余韻にも鶏がハッキリ感じられる。
美味しいですね~





自家製の中細ストレートで、やや扁平なタイプ。
ツルッと口に滑り込んだ後は、しなやかさと強靭さを同時に感じさせてくれます。
小麦の凝縮、強めのコシ、そしてモッチリ変貌しながらの喉越しがまた良し。
スープの絡みも上々でしょう。
さすがブラッシュアップを重ねてきただけありますね。
麺量は標準的な150g程度。




ラインナップは上記の通り。

丼の2/3ほどを覆うバラ巻きチャーシュー
ホロトロ系を薄くスライスしてあるので、箸では持ち上げられないですね。
必然的にホロッと崩れたものをスープと合わせ食べることが多くなりますが、スープとの親和性が高くて美味しいですよ。



鶏チャーシューはムネ肉の低温調理で、しっとり軟らか。



メンマが気に入りました。
やや細切りでしっかりした食感、薄甘い味付けも何だかホッとする味わいです。
量的にも十分。
麺に絡んで来る白髪葱、スープに混ざって来る刻み葱も、存在感バッチリ。



■ 感想など
醤油も鶏も麺も全て見直した「以前とは別モノ」とのらーめんは、隙が見当たらない美味しい一杯でした
鶏まじりの芳醇な醤油の余韻が、結構長く続いてました。

中野店主、受賞ポスターを大切に額に入れて飾ってありますね。
同時に、既に新たな飛躍への闘志を抱いてるようです。
雑誌掲載も続いて昼営業を中心に客数も増え、仕込みのために家に帰れない日が続いてるとか。
ますますのご活躍をお祈りしてます。

TRY受賞、重ねておめでとうございました。

ご馳走さまでした~