志奈そば 田なか Second @千代田区 ~「得のせアジ煮干し塩中華そば」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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志奈そば  田なか Second
千代田区(末広町


【注文】 得のせアジ煮干し塩中華そば
【価格】 980円(チャーシュー200円含む)

[訪問時期] 2016年3月上旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鶏+煮干/清湯
[味] 塩
[麺] 中細麺(150g位)
[具] チャーシュー、メンマ、味玉、海苔、スイスチャード、刻み葱、柚子皮



平日のランチに初訪問。
開店直後、ちょうどシャッターズ4名が店内に吸い込まれるところに到着。
因みにその後は待ちが出来ない程度にほぼ満席が続いてました。
以前「福の神食堂」だった時とはガラリ変わった寄木調のファサード、軽快なJAZZが流れるお洒落な店内。




今月から「醤油中華そば」がリリースされたとのことですが、初志貫徹で標題のボタンをポチ。
2杯ずつきっちり作るオペレーションで、着席から10分後にご対麺となります。




スープ
透明感溢れる黄金色のスープに、若干多めの鶏油。
微かに鶏の風味を感じた直後にやや強めな煮干がジュワッと寄せ、じんわり染み入るような余韻へと。
大山鶏丸鶏をベースにネーミング通り鯵主体の煮干が際立つもので、キレ系塩ダレとのバランスも良いですね。
ひと言で鯵と言っても、うん蓄に拠れば4種の鯵に2種の鰯、昆布等を配してるようで、複雑な旨味と苦味が絡み合う深み有る味わい
飲み口もスッキリ、かなり完成度の高いスープですね。




やや扁平な中細ストレート
店舗情報にはフジキン光来製とありますが、後から調べたら本店の田中店主の親戚筋の製麺所だとか。
滑らかな口当たり、しなやかさと歯切れの良さを併せ持つ中加水タイプですね。
茹で加減はやや硬めのジャスト。
スープとの相性も上々のようですよ。
麺量は標準的な150g程度でしょう。





チャーシュー、メンマ、味玉、海苔、スイスチャード、刻み葱、柚子皮。
特製仕様だけに、麺が見えぬほどの具量ですね。

チャーシューはバラロールの煮豚が3枚。
ホロトロ系の軟らかさで、スープと一体化する薄味も良いですね。
炙りによって香ばしさを加え脂身の処理もされてるようですが、繊細な清湯にやや雑味と油を落としてる印象です。



材木タイプのメンマはコリッとした食感が好み。
味玉も個人的ジャストな熟れ頃タイプ。
変り種として茎が真っ赤な青菜が目を引きますが、訊けばスイスチャードという洋野菜とのこと。
刺激的な香味をイメージしましたが、クセのない極薄甘な味が記憶に残ります。
一片の柚子皮の影響は限定的ですが、一瞬の清涼剤として貢献してます。




「得のせ」はチャーシュー2枚、味玉、海苔2枚で200円プラスですかね。
コスパ的に悪くはありません。
但し前述の通り、このスープにバラロール3枚はちょっと・・・。



■ 感想など
美味しかったですね~
各パーツの完成度は高く、いずれも丁寧な作り込みが窺えるもの。
それだけにチャーシューがスープに及ぼす負の影響がもったいなく、得のせにせずチャーシュー1枚なら異なった印象になったかも知れません。
ともあれ、当店の再訪は勿論のこと、未訪の本店にも行ってみたいと思わせる一杯だったことは間違いありません。

ご馳走さまでした~