さんじ @台東区 ~「限定☆かけ髄麺 黒」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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さんじ
台東区 (稲荷町)


【注文】 期間数量限定かけ髄麺 黒
【価格】 700円

[訪問時期] 2016年3月下旬(平日) 夜
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鶏+魚介/清湯
[味] 醤油
[麺] 平打ち中太麺(150g位)
[具] シブレット



メニューのリニューアル後初めての夜さんじ、麺友さんとご一緒させていただきました。
今日のツマミは朝引き鶏チャーシュー、砂肝炒め、揚げ煮干、メンマ
いや~どれも酒が進む君ですね。
特に気に入ったのはカエシを薄く染ませた鶏チャーと、煮干で煮込んだメンマ。



そして〆ラーは期間数量限定のコチラをキープしておきました。
「ラーマガ」による「麺とスープだけで勝負する」限定ラーメン企画『NAKED』の第30弾で、3月18日(金)~4月15日(金)基本夜10食限定。




写真では何度も見てましたが、実際にソイツと対麺するとそのインパクトに圧倒されます。



スープ
ベースは鶏ガラ主体に節や昆布が支える当店の清湯醤油スープ。
昆布の旨味をMAXに活用するスープ作りは、昨年来ガラリと生まれ変わった当店の象徴でもありますね。
そこに豚の骨髄を香味油や背脂の如く浮かべてしまうという、前代未聞な発想。
真っ二つに割った豚骨の中から取り出す骨髄を、実際に見るのは初めてです。



その微かな苦味を伴う甘味たるや想像を絶しますよ。
清湯スープに極めて個性的で上品な旨味を提供し、円やか極上のスープへと誘います
正に「骨の髄までしゃぶる」との言葉の意味を噛み締められる、今ここでしか味わえないもの。





浅草開化楼に特注の平打ち中太で、名付けて「黒全粒粉麺」
全粒粉率70%との驚異の麺で、加水高め、茹で加減は普通程度。
スープに合わせて茹で時間を変えてるようですね。
一瞬ゴワッとした口当たりですが、しなやかに適度のコシをたたえ、溢れる小麦感。
これは今まで経験したこともない、正に唯一無二の麺ですね。
この麺に対抗するために、スープの出汁感もほぼ倍増させてるとのこと。
麺量は150g程度でしょう。





「麺とスープだけで勝負する」企画ですから、当然かけスタイル。
彩りに添えられたシブレット(エゾネギ)が、侘び寂を体現しているかのようです。



■ 感想など
過去29回のラーマガ企画にはそうそうたる名店が並びます。
ラーメンですから食べ手の好みは分かれるところですが、少なくとも発想とインパクトにおいて、この一杯を凌駕する作品は見当たりません。
きんちゃんが目指す「オンリーワン」が生半可なレベルではないことを、自ら世に問うた気がしてなりませんね。
なんて考えながらスープを飲み干すと、人を食ったようなこの男が現れる・・・。



自らを「スポンジ」と言い切るきんちゃん。
どんどん吸収を重ねて、今は醤油カエシの改良に余念がない模様です。
今後がますます楽しみですね。

ご馳走さまでした~