さんじ
台東区 (稲荷町)
【注文】 数量限定☆昆布水つけそば
【価格】 850円
[訪問時期] 2016年5月中旬(平日) 夜
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鶏+煮干/清湯
[味] 醤油
[麺] 平打ち中太麺(180g)
[具] チャーシュー、鶏チャーシュー、海苔、味玉、揚げ煮干、豆苗
会社帰りに独り夜さんじ。
この日は春の嵐だったせいか昼から客入りが散々らしく、偶々いらした近くの店主さんも同様だったとか。
きんちゃん曰く「ここ数年で一番暇だった日」とのことで、進境著しい当店も風雨には勝てなかったようですね。
最近では考えられない落ち着いた店内で、朝引き鶏の刺身でおつビーからのおつボール。
もう今日は無理!とお店を早閉めしたきんちゃんが、「今週リリースの昆布水つけそば、食べてみる?」
がごめ昆布のトロミを見せびらかすきんちゃんに、「もっちろん」と即答します。
■ 麺と麺上の具
麺と具の基本スペックは従来のつけそばと変わりません。
全粒粉70%配合の「黒全粒粉麺」は、しっかりと水〆された日本蕎麦のような食感と、噛むほどにこぼれ出る小麦の風味が圧巻。
麺量は180gとやや少なめですが、飲み〆にはベストサイズです。
この麺の腰の辺りまでを浸す昆布水。
がごめ昆布のみを使ったナチュラルな旨味も、強過ぎず弱過ぎずジャストなトロミ加減。
昆布の千切りが良い仕事してんだよな~
これに岩塩でも落として、麺の風味を楽しみたいぐらいです。
麺上にはチャーシュー、鶏チャーシュー、海苔、味玉、揚げ煮干、豆苗。
雨の日サービス?の味玉は、見栄えが良いのでいつも割って載せてもらってます。
もう詳しくは書きませんが、豚鶏2種のチャーシューの旨さは何度食べても色褪せることがないですね。
■ つけ汁、実食
つけ汁は羅臼昆布や乾物が支える鶏に煮干を合わせた清湯スープ。
煮干油に秘策を仕込んだ香ばしさが、このつけ汁をオンリーワンに仕立て上げてます。
つい先日から使用水をπウォーターに変えたことで、更に出汁感がストレートに迫る感じ。
昆布水でコーティングされた黒全粒粉麺を、つけ汁に潜らせてみます。
つけ汁が昆布水のトロミにほど良く吸着し、昆布の旨味に仲介された出汁感や麺の風味がしっかりと伝わって来ますね。
全浸け、半浸け、チョン浸けと変化をつけることで、風味や旨味の伝わり方に微妙なグラデーションが生じて。
うん、これは期待通りの美味しさ。
■ スープ割り
普段は淡麗鶏出汁で割ってもらいますが、このメニューでは定石どおりに昆布水を投下。
トロントロンのスープには鶏と昆布イーブン位の旨味。
想像通り美味しい。。。だけど、個人的にはフレッシュな鶏が溢れる通常つけそばのスープ割りがベターな印象でした。
これは今後、気分で使い分けていこうっと。
■ 感想など
今回はきんちゃんも惚れた「らぁ麺屋 飯田商店」スタイルのアレンジ。
麺とつけ汁、超個性的な2枚看板を持ってると、どんなアレンジもインスパも、オンリーワンになってしまうのが最大の強みですね。
このメニューは既にリリースされましたが、ほぼ毎日昼夜各20食ほどの数量限定になってるようです。
お早めにどうぞ~!
ご馳走さまでした~