らぅめん とくや @千代田区 ~「らぅめん 玉子入り」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

としくんの「ぶらぶラーメン日記」

ラーメンブログのみ公開中です。

らぅめん  とくや
千代田区(新御茶ノ水)


【注文】 らぅめん 玉子入り
【価格】 700円(玉子100円含む)

[訪問時期] 2016年6月下旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[出汁] 鶏豚+魚介/清湯
[味] 醤油
[麺] 細微縮れ麺(140g位)
[具] チャーシュー2種、味玉、メンマ、小松菜、刻み葱



懐かしいお店でランチ。
かつてこの辺りに勤務していた時代にオープンしたお店で、何度か訪れましたが、最近Mさんの片っ端シリーズがきっかけで、訪問レビュワーさんが増えてますね。




ダイニングバーっぽい外装、ジャズが似合いそうな薄暗くオサレな店内。
あの頃より10歳ちょっとお歳を召した店主ご夫妻とのコントラストが、眩しいような寂しいような…。
自分も同じだけ年を重ねたってことか。



でも寡黙にラーメンを作り続けるご主人の所作も、奥様のご丁寧な接客も全く変わってない^^
昼時ほぼ満席のカウンターで、何だかホッと落ち着いて出来上がりを待ちます。



スープ
鶏ガラ・豚骨丁寧に炊き込んだ動物系スープに、翌日昆布・かつお節、煮干し他を加えて再度炊き、花かつおで仕上げると2日掛かりの和出汁スープ
ひと口目は鰹の主張がブワッと先行し、薄味の醤油を寄せ付けずにそのまま独走。
ふた口目には醤油の僅かな甘味や輪郭を明確に感じ、同時に鰹を支える出汁の厚みまで感知できるようになります。
あっさり鰹出汁の代表格のようなスープながら、実は複雑な旨味とコクに満ちた濃密さがバックボーンに。
この出汁感が終盤まで色褪せないのは、無化調ならではですね。
奥深く美味しいスープです。




軽く縮れた細麺。
口当たりは正に細麺でしたが、後から写真で見るとそれほど細くも無かったのかな ?
序盤はシコシコの歯応えが心地好く、中盤以降はちょっとダレてチュルモチ麺になる感じなので、気になる方は速めに啜った方が良さそう。
和出汁にはお似合いの麺ですね。
麺量は150gをやや下回るくらいでしょうか。




チャーシュー2種、味玉、メンマ、小松菜、刻み葱。

同じような外見のチャーシューが2枚ですが、ロース系を2種使ってるようですね。
ホロトロ系ととやや歯応えを残したタイプで、嫌味ない甘さに妙にホッとします。



完熟寸前の味玉、やや甘メンマ、ややクタ煮の小松菜
個々に見れば特筆するような具ではないのですが、この値段で良くぞこれだけ惜しげなく載せてくれてるものと感心します。




■ 感想など
節系魚介を前面に出したスープが特徴的で、食べ進むほどに美味しさがじんわりと込み上げてくるような和風ラーメン。
美味しく懐かしくいただきました。
新御茶ノ水駅至近のオフィス街で立派な店構え、内容的にも手抜きがない一杯を、デフォ600円で提供してるとは驚くべきコスパ
お客に喜んで食べてもらいながら、好きなラーメン作りを長く続けたい。
そんな老ご夫婦の想いをヒシヒシと感じ、ますますファンが増えれば良いなと思った再訪でした。

ご馳走さまでした~