煮干そば 流。@北区 ~「油そば(並)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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煮干そば 流。
北区(十条


【注文】 油そば(並)
【価格】 700円

[訪問時期] 2016年7月中旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[味] 煮干醤油+油
[麺] 平打ち中太麺(170g)
[具] チャーシュー、メンマ、ナルト、カイワレ、刻み玉ねぎ、刻み葱



生粋 花のれんからの連食です。

お友だちと茗荷谷から電車を乗り継いで十条へ。
当店には2度伺うも臨休と早閉めで振られた相性の。。。な感じでしたが、3度目の正直でようやく初訪が叶いました。
12時半の到着時にはやはり満席で、店内券売機で食券購入を済ませてから5名ほどの先待ち人に接続。




10分程で着席すると、ふと壁のTRY受賞ポスターが目に留まり、そこで自分が頼んだメニューが「新人賞汁なし部門2位」受賞したことを知ります。



俄然テンションがヒートアップしたところに、麺丼と割りスープがほぼ同時に登場。




チャーシュー、メンマ、ナルト、カイワレ、刻み玉ねぎ、刻み葱。



チャーシューは小ぶりなロース系が3枚で、赤身脂身の食感のコントラストと炙りの香ばしさが印象的。
コリッとしたメンマも好みで、かなり多めに入ってますよ。
極めてオーソドックスな具で特筆するのは難しいですが、丁寧に仕上げられてるのが良く分かります。



麺、醤油ダレ
麺は自家製の平打ち太めで、ナチュラルにウェーブ。
道路に面した製麺室では、この時間帯も麺打ちが続いていました。



茹で上げ熱々で、プリッとした口当たり、歯応えは軽めでモッチリ感を演出。
平打ちなのでゴワゴワ感なく食べやすく、さりとてインパクトある醤油ダレにも負けない存在感。
汁なしにはベストに近い麺だと思いますわ。
麺量は並で170gでこのタイプとしては軽めですが、連食にはちょうど良いサイズ。
因みに大盛250g、特盛300gとのこと。



麺の下にはそこそこ多めの醤油ダレ、麺には絡めずに提供されます。
キリッと立った醤油の旨さと結構強めに寄せる煮干のバランスが良く、油そばにしては少なめの油。
煮干粉の補強なしにこれだけのニボ感、これはタレや油に相当突っ込んでる感じですよ。
余韻に混ざる仄かな甘味も心地好くて、これは美味しいですよ。



実食
オリャ~!と天地返しから麺を啜り上げると、先行する醤油に被せるように煮干が絡んできます。
麺の表面を薄っすらとコーティングするような少量の油ですが、これが醤油の尖りを見事に抑え、円やかでナイスバランスなニボ醤油の旨さを十分に引き出してます。
モッチモチの麺も美味しいし、時折絡む玉ねぎやカイワレのビターなアクセントがニボ醤油と良くあうこと。




気付けば一気に半分以上食べ進み、そこで我に帰ります。
カウンター上に張られた油そばの食べ方指南通りに、お酢を回しかけたり、次にラー油をかけてピリ辛アクセントを加えたりしてみます。
ドバッとやってしまうと激変してしまいそうで、自分はどちらも少量ずつニボ感を大きく損壊せずに味変を楽しみました。



ラストに割りスープを投下してラーメン風に
割りスープはおそらく鶏出汁の清湯醤油で、勿論それまでのニボ感は薄まりますが、あっさり鶏出汁で爽やかに〆るのも一興ですね。




■ 感想など
醤油、煮干、油のバランスの良さ、更に言えば麺との相性も抜群なメニューですね。
一見特に変哲のないオーソドックスな油そばですが、タレと麺の美味しさに引きずり込まれてしまいます。
これだけ煮干を確り凝縮させた汁なしのタレは、今までの記憶にありません。
同行者の汁そばや冷やしもかなり美味しかったようで、極力早めに再訪せねばと思ってます。

ご馳走さまでした~