つけ麺 一燈 @葛飾区 ~「当日限定☆福原ブラック THE FINAL」他 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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つけ麺 一燈
葛飾区 (新小岩)


【注文】当日限定☆イベリコ豚の背脂煮干チャーシュー麺 福原ブラック THE FINAL
【価格】 1000円

[訪問時期] 2017年2月上旬(平日) 夜
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 煮干/清湯 +背脂
[味] 醬油
[麺] 平打ち太麺(150g)
[具] チャーシュー、刻み玉ねぎ、背脂
[別注文] 小ライス(50円)

★当日限定で提供されたメニューです。



2月9日、肉の日、本来なら定休日。
福原店長としての当店ラスト限定に選んだのは、「福原ブラック」のファイナルバージョン150食。



雪の舞う厳寒の夜19時、僅か(?)7名待ちの本店を尻目に、当店にはその倍ほどの待ち客。
もっともその内5~6名は背後霊含む店内待ちで、これも福ちゃんらしい配慮だ。
25分ほどで店内へ、更に20分で着席となる。




独りでラーメンを作る福ちゃんとホール担当スタッフの2名態勢。
息つく暇もないオペレーションだが、背後霊中から当方にちょっかいを出してくる福ちゃん。
思えば2014年の夏、当時「ラーメン燈郎」に居た彼が初めて手掛けた限定が「福原ブラック」だった。
あの当時は彼も。。。などと思い出してニヤついているところに、真っ黒なヤツが登場した。



スープ
八戸産の黒口、鳥取産の鯵、長崎産の平子、広島産の白口による純煮干スープと、ブラック醬油を合わせた無化調ブラック
無論醬油が前面に出ているが、色合いほどには君臨しない。
直前に追い煮干も施したニボ感がじんわりと寄せ、その存在感はイベリコ豚ベジョータの背脂と混ざり合っても最後まで消えない。
コク旨醬油、煮干の旨味・苦味、背脂の上品な円み・甘味がジャストバランスな、福ちゃんならではのブラック燕三条系」
途中からブラペを多めに入れて、ピリッと引き締めたスープは特に旨かった。




自家工場製の平打ち太ストレート。
コシは確りだがワシワシまで行かない食べやすさ、ブラックスープに負けない食感と風味。
このスープと麺のぶつかり合いは、もの凄いインパクトである。
麺量は150g。




イベリコ豚ベジョータのチャーシュー5枚と背脂、そして刻み玉ねぎ。

最高級肉の肩ロースを使ったチャーシューは、ローストされた程よい歯応えも溢れ出す旨味も堪らない美味しさ。



背脂は大きな塊をそのまま口に入れても何のくどさもなく、他の風味の邪魔をせずに円やかな豚感を添える。
因みにイベリコ豚ベジョータは背脂もお高いらしい。
刻み玉ねぎもこのスープには欠かせない存在だ。



〆ライス
極上チャーシュー3枚と背脂の塊を小ライスに載せ、スープを少量かけてブラペをパラパラ。
ニボブラックソースで食べるイベリコ豚ベジョータ丼のイメージだ。
正直なところ、この〆ライスが最も感動的だった。




■ 感想など
ブラックラーメンと見事に融和させた福原流の燕三条系。
この手の醬油は本来自分の不得意タイプだが、煮干・背脂との秀逸なバランスが、それを感じさせなかった。
しかも無化調。
3年前よりも確実にスケールアップした福ちゃんを、まざまざと見せ付けられた気がした。

なお、福原店長は今月20日をもって当店を離れ、暫くは本店勤務になるらしい。

ご馳走さまでした。