中華蕎麦 みうら @水戸市 ~「特製煮干しそば(塩)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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中華蕎麦  みうら
水戸市


【注文】 特製煮干しそば(塩)
【価格】 1080円(特製300円含む)

[訪問時期] 2017年5月上旬(平日) 夜
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鮮魚+煮干/清湯
[味] 塩
[麺] 細麺(150g位)
[具] チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、味玉、バラ海苔、オニオンスライス、刻み青葱



GWのお出かけ途中に水戸で夕食タイムになり、数ある課題店の中から当店を選択する。



19時半の到着で店内満席。
食券購入の後10分ほど中待ちして着席となるが、その間に7~8席ある中待ち席が全て埋まる人気ぶりだった。
「こちらすっかり煮干しのお店として定着した感」との麺友さんのレポを参考に、煮干しそば(塩)を特製トッピでいただくことにした。



着席後は5分もかからずにご対麺となる。




スープ
券売機前の立看板には、本日の煮干しそばは「鮮魚(タイ・カンパチ)+背黒2種・白口・上乾」と説明がある。
因みに「上乾(ジョウボシ)」とは乾燥度を上げた干物で、例えばメザシのように旨味をより凝縮すると共に脂質を適度に落としたもの。
煮干しそばというネーミングで鮮魚や上乾などが使われるとは、余り聞いたことがない。



飲んでみると塩気ジャストなスープはニボ感に溢れ、その奥に上品な鮮魚の旨味もじんわりと。
実に雑味なくクリアに響いてくるスープである。
動物系は不使用と思われるが、にもかかわらず複雑で厚い出汁感は、多様な素材の絡み合いを実感させる。





全粒粉入りの細ストレート。
麺友さんのレポによれば、少し前にご出身の麺屋 むじゃき製の麺に切り替えたとのこと。
加水低めなザクパツ系のようでいて、繊細さも持ち合わせるような多様性。
小麦風味豊かで、クリアな煮干スープとの相性も良いようだ。
麺量は150g程度かと。





チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、味玉、バラ海苔、オニオンスライス、刻み青葱。
特製仕様でチャーシュー2枚と味玉が追加になっているようだ。



肩ロースのチャーシューはレア感満載で、旨味の凝縮も見事。
熱が入るとやや硬く感じられるので、早めに食べたほうが良いかも知れない。
サクッと歯が入る鶏ムネ肉の低温チャーシュー、旨味の濃い味玉も上々。




バラ海苔の風味は好きなのだが、このクリアな一杯に果たして必要なのかと思ってしまう。
今日の玉ねぎは何故かスライスで、これはちょっとシャリシャリ感の醍醐味に欠けるものだった。



■ 感想など
身体に染み入るような上質のニボ感と、それを支える魚介の厚み。
インパクトのあるタイプではないが、丁寧な仕込みが窺える大人の一杯という感じか。
この類いがかなり増殖しているの中で、今日のレシピのような独自性はますます大切なポイントになって来るだろう。
美味しかった。


ご馳走さまでした