53's Noodle @藤沢市 ~「煮干水のつけそば」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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53's Noodle

藤沢市(湘南台)
 
【メニュー】煮干水のつけそば
【価格】900円

[訪問時期] 2018年7月中旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 鶏+魚介/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細麺(200g位)
[トッピング] (麺)チャーシュー、メンマ、三つ葉、(汁)葱



Ramen Free Birdsからの連食です。

湘南台に移動し、超純水採麺 天国屋ご出身の新店へ。
車をコイパに入れて線路際方向に向かうと、行列が出来ているのでそれと分かる。
12時過ぎで中外合わせて7名待ちに接続し、着席までは20分弱。


中待ちの時点で事前注文を取りに来られる。
涼やかそうなメニューは、レギュラーの表題と限定の「冷ニボ」で、余り見かけない「煮干水」に惹かれてそれを選択した。



程なくご対麺。



麺の丼
扁平な中細ストレートで、啜ろうとリフトするとかなりの長さだと分かる。
しなやかな中に良く締められたハリがあり、風味も悪くない。



この麺を腰あたりまで浸す煮干水
自分的には煮干水とは数年前に「虎徹」で初めて出会ったが、依然昆布水が大流行りの中で、この風味は新鮮に映る。



加えて当店では白醤油で味付けがされており、そのまま冷やし煮干清湯として成立してしまうのは、今までになかったアイディア
ニボ感も塩気も穏やかで、じんわり染みるタイプの冷やニボが身体の火照りを心地好く鎮めてくれる。


トッピングはクシャッと丸めた肩ロースのレアチャーシュー、サクコリ食感の太メンマ三つ葉



つけ汁
ふくよかな鶏を、魚介が支えながら引き立てる温製の清湯醤油
鶏油と相俟った鶏感がブワッと寄せ、キレ系の濃口醤油と拮抗していくオーソドックスなタイプ。


煮干清湯の絡んだ麺を全身浸けると、鶏醤油に染まってしまうし、中細麺には味も濃いめ。
半身浴程度に調整すると、煮干風味との掛け合いを楽しめる。
白醤油味の冷やニボ、鶏煮干、鶏君臨のグラデーションを思い思いにかけられるので、飽きも来ないままに麺はすぐに無くなっていく。


ラストは煮干水でスープ割り


■ 感想など
昆布水に浸った麺+鶏醤油のつけ汁の組み合わせは珍しくないが、煮干水を味付けした冷やニボ清湯も楽しませてしまうアイディアは斬新
勿論単に奇をてらった訳ではなく、確り作り込まれたパーツの組み合わせだからこその、良くできたメニューだ。
魚貝風味の出汁水を使う店もチラホラ見かけるので、今後ヒントにする所が出て来るかも知れない。
美味しく、楽しく、涼しくで、大正解のメニュー選択だった。

ご馳走様でした。