crab 台風。@中央区 ~「蟹油そば+雑炊セット」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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crab 台風。

中央区(人形町)
 
【メニュー】蟹油そば+雑炊セット
【価格】980円(雑炊セット130円含む)

[訪問時期] 2018年7月中旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 豚骨+蟹/白湯
[味] 醤油
[麺] 中太麺(220g位)
[トッピング] チャーシュー、穂先メンマ、燻製うずら卵、海苔、水菜、玉ねぎ、コラーゲン、ホウレン草ペースト



蟹麺ランチ@蛎殻町。
かつて文京区茗荷谷で脚光を浴び、新たな可能性を求めて進出した香港でも旋風を巻き起こし、今般この地に凱旋出店したとのこと。
私は茗荷谷時代の店名ぐらいしか存じ上げない。
平日の11時半過ぎ、店内は意外と余裕だったが、直ぐに後客が続々と押し寄せる。



メニューは豚骨ベースに蟹をフィーチャーした汁そばと油そばで、既に熱波でクラクラ状態だったので、後者のチョイスしか考えられない。
総裁が鉄板と予測した雑炊セット付きにしてみた。


やがてご対麺。



麺と醤油ダレ
はカネジン製の中太ストレート
噛み始めの密度高そうな硬め食感が印象的で、噛むほどにモッチリ変わりながら、小麦の凝縮を感じるような風味がこぼれ出る。



麺には予めタレが絡められ、啜った瞬間にブワッと駆け巡る蟹の風味に圧倒される。
渡り蟹の旨味を濃厚豚骨がバランス良く支え、蟹のパンチを損なわないカエシの穏やかさも特筆モノ。
この濃厚なタレを、確り受け止める麺とのバランスも良い。
序盤は麺とタレだけで十分に楽しめる。



トッピング
序盤を過ぎて、トッピングを確認しながら全体を混ぜていく。
トッピングはチャーシュー、穂先メンマ、燻製うずら卵、海苔、水菜、玉ねぎ、コラーゲン、ホウレン草ペースト


薄切りされた肩ロースのレアチャーシュー、コリコリ食感が好みな穂先メンマ、燻香漂ううずら卵
何れも手抜かりない仕上がりで、全体を混ぜ合わせても存在感を失わない。


中央に鎮座する白茶のペーストは、初見の方ほぼ全てが蟹味を連想すると思うが、実はほぼ無味。
予めコラーゲンと知らなければ、どう使うのかも戸惑うだろう。
混ぜれば濃厚なコクは増すが、蟹感が穏やかにボヤける印象が無きにしも非ず。
味変具としては、もう少し明確な転換が必要かも知れない。
因みに、緑のホウレン草ペーストは、全く意識せずに終わってしまった。



スープ割り、雑炊
ペースト類に若干の引っ掛かりを感じながらも、この油そばの旨さは全く色褪せない
卓上のニンニクオイルの相性を確認したりしながら、麺を完食してしまってからアッ!!!と気付いた。
麺を残してスープ割りをしてもらい、ラーメン風に楽しもうと思っていたのを、すっかり失念
スープ割りを拝見すると、カエシ、油、スープで再度調味し直した上で提供してくれる。
目分量なのでどうかな?とも思ったが、これが蟹と豚骨の出汁感溢れる超美味しいスープで、ここで思わず溜め息を漏らしてしまった。


同時に届いた雑炊セットは、刻み海苔、葱、柚子付のミニライス。


〆の雑炊は総裁の予測通り鉄板だったが、実はその前のスープ割りのインパクトには適わなかった。



■ 感想など
蟹を存分に主張させながら、全体のバランスの良さでグイグイ引き込む油そば。
未体験ゾーンの蟹豚骨を、スープ割りでラーメン風にも楽しめるのは、かなりお値打ちだと思う。
ペースト類の見せ方、感じさせ方にもうひと工夫あると、スコアは更にアップするだろう。
美味しさに我を忘れて、ラーメン風に味わえなかったのは、次回に宿題を置いて来たということで。

ご馳走様でした。