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東大国語で高得点を目指すブログ

東大現代文の過去問20年分の私の解答をこのブログに保存していく予定。
「解答例」は著作権フリーのため、どなたでもご自由にお使いください。
ただし、本ブログの模範解答例以外の文章や写真画像の著作権は私に帰属します。くれぐれもご注意を。(現在休止中)

明日成績返ってくるみたいなので、復習がてら自己採点し直してみました。


自己採点

英語:65/120(18-17-16-6-8)

数学:35/80(0-15-0-20)

国語:41/120(16-10-11-4)

世界史:5/60(3-1-1)

地理:11/60(3-3-5)



以下、簡単に科目別の反省をします。




《英語》

1A:易、1B:易

2A:やや易、2B:易

3A:やや難、3B:標準、3C:標準

4A:標準、4B:やや易

5:標準


全体的に大問1と大問2が本試験よりかなり易しかったので、平均点は多分60点を大幅に超えると予想してます。

それにもかかわらず不出来だった、というか下手したら平均点すら切る可能性まであるので反省するしかありません。


大問1はAもBも本番より遥かに易しかったから、多分満点近くの争いだと思います。(さすがに自分もここは落とさなかった。)


大問2のBも進研模試で出てくるようなレベルで、自分の解答も模範解答通りではないものの、ほぼ同内容のことを書きました。

自分が書いた表現で、解答には載ってない英語表現がいくつかあって、どう採点されるかわからないですが、念のためそれらは全部減点扱いにしておきました。


大問3のリスニングは純粋に難しかったです。かなり久々に20点を切りました。

大問1と2があまりにも易しすぎて差がつかないと思うので、多分差がつく大問はここだと予想してます。


大問4のAは全部間違えてしまいました。本番と比べて、文法面だけでなく内容面まで考えて解かないといけない問題ばかりでした。(2021年本試を除けば、そういう問題って実はあまり出題されてないんですけどね。)

大問4のBは基本的には易しめだったものの、一つ構文の取り違えが発生しました。


大問5は読みやすい部類だけど、記述問題があまり部分点取れないような答案になってしまいました。

eyeballsをどう訳出するか迷う問題があって、自分は「目玉の似せ物」と文脈を踏まえて訳したものの、果たしてこれが減点されるのかどうか…(自己採点では一応減点しておきました。)







《数学》

・大問1(微積):標準

まず台形の高さを設定するという発想が思いつかず、微積の式を立てられないまま終わりました。

多分、時間をかけて考えても永遠にやり方が思い浮かばなかっただろうから、今回は早々に諦めて逆に良かったと思います。


・大問2(場合の数):標準

何の才能もいらず、ただただ数え上げるだけで答えが出る問題でした。

ただし数え上げが非常に面倒くさくて自分はこの大問だけで60分ぐらいかけてしまいました。

本番で他に解ける大問がもしあれば、そっちを優先すると思います。

模範解答とは違うやり方だけど、一応答えは合ってました。やり方も合ってるはずだけど、日本語の説明が曖昧な箇所があるかもしれないので、自己採点では5点減点してます。


・大問3(三角比と三角関数):標準

正弦定理と余弦定理の式を組み合わせるという巧妙なやり方が思いつかず、完敗でした。

多分東大本試ではこういうタイプは出ないと思うけど、一応復習しておきます。


・大問4(数列):易

サービス問題だったので、真っ先に完答しました。数学的帰納法を使うだけで終わり。こういう安易なタイプも東大入試では出ない気がする。

ただし文字係数の因数分解なので時間はかかった。


文系数学の平均点は6+6+6+12=30と予想。あまりに大問4が易しすぎるから平均点は多分上がる。





《国語》

・大問1(評論):標準

ここだけの話、模範解答には何の異論もなく、良問だったと思います。模試を受けてて評論が良問だと感じたのはかなり久しぶりな気がする。

(1)とかは模範解答と使ってる言葉自体は少し違うけど言ってることは大体同じなので、合ってる気がするけど、採点者次第なので自己採点では2点減点。

(2)はそもそも「気候変動」について触れてないと、その他の要素があっても0点な気がする。


・大問2(古文):標準

いつもなら問1の単語問題で確実に稼ぐものの、今回安直に稼げる問題が無かったです。。

(2)や(3)のように、易問はちょくちょくあったので、そこで点数を稼ぎました。


・大問3(漢文):標準

別に難しい文章ではないものの、ただただ残念すぎる出来でした。


・大問4(随筆):標準〜やや難

解く時間が足りなくてごめんなさい、としか言いようがないです。

ただ、後で見てみたところ、問題としても純粋にそこそこ難しかったです。




《世界史》

今年度から世界史を始めました。理由は書くべきかどうか迷いますが今は書かないことにします。そのうち気が弱くなった頃に話すかもしれません。


大論述は中世ヨーロッパの経済・社会・文化の流れを書かせる、典型的すぎるぐらい典型的な問題が出ました。

自分は大学でヨーロッパ中世〜近世史の研究をしたことがあるので本来なら得点源にしなきゃいけないはずが、採点基準が意外と細かく、自分が該当してそうなポイントが3つぐらいしか無かった。


大問3は正解数だけでみると3つ合ってるものの、うち1つは『プリンキピア』のカギ括弧をつけずに、プリンキピアとだけ書いてしまったので多分×。

あと活版印刷術と「九十五か条の論題」と書くべき箇所を、活版印刷術とルターと書いてしまい、多分この問題は完全解答だろうから×。

非常に勿体無いことをしました。

ちなみにカギ括弧って両方とも1文字扱いなんですね。日本史だとカギ括弧を使う機会があまり無かったから普通に知らなかった。



《地理》

実は結構勉強したんですよ。

だからこそ身に染みてわかったんですが、今回の地理はかなり難しかったです。

20点台を本気で狙いにいったのに、典型問題がほとんど無く、まさかの無勉時代とほとんど同じような自己採点の点数になるとは思いませんでした。

一方、河合の東大オープンの方の地理は多分着実に20点台は取れてるはず。

普段なら日本地誌で稼ぐものの、今回の日本地誌は参考書にも出てこないような細かい知識や未知の概念のオンパレードで稼ぐことができませんでした。農業も結構やったのに勉強したことがあまり出なかった。

もしかしたら11点でも平均点ぐらいには載ってるかもしれませんが、いずれにしても残念です。





とりあえず、夏休み前に勉強した英語と数学は(他の科目と比べて)最低ラインレベルの点数ではあったので、その点だけは良かったと思います。

欲を言えば地理でもっと稼ぎたかった。


日本史については、今年選ばずに本当に申し訳ないです。

世界史と日本史のどちらかで迷ったのではなく、実は日本史と地理で迷い、最終的には地理に興味が持てるようになってきたこともあって、絶対に地理を得意科目にまで育てようと決断したので地理を選びました。


一般的には東大入試の地歴で一番得点しやすい科目は日本史と言われており、自分もそう思います。

ただし、最終的には地理を選ぶことにしました。後ろ向きな理由で日本史を辞めたわけではないことだけはお伝えしなければなりません。


だからこそ、今回地理で失敗したくなかったです。本当にごめんなさいとしか言いようがないです。






東大オープンは期日前に受けたから当日に反省記事が書けなかったものの、

東大実戦は全国同一日程で行われるので今日早速反省記事を書きます。




《国語》

・評論:標準

・古文:標準

・漢文:標準

・随筆:標準(〜やや難?)

だと感じました。


漢文35分、評論75分、古文17分、随筆23分といういびつな時間配分になりましたが、何とか全部解き終わりました。

古文が運良く短時間でそこそこの部分点が確保できるタイプの問題だったから良かったものの、やはり随筆が23分だと答案の完成度が不十分になってしまいます。


随筆にあまり時間をかけられないのは、前半の方にやる漢文と評論の答案をあまりにも何度も推敲しすぎてしまうからだと思います。

評論と漢文は得点源であるべきという意識が強く働いてるものの、それが現状では裏目に出ています。

随筆にちゃんと40分の時間をかけることが可能になるような時間配分が、年間を通じての目標になりそうです。



評論は割と抽象的な文章でした。漢字は一応全部合ってた模様。

自分が書いたおおよその答えを書きます。

↓↓


(1)

形式化された普遍性を目指す自分が認識する観念的世界と物質的・具体的な身体が感知する豊かな日常世界という根本的に異質な世界をそれぞれ意識し、二面的な世界の捉え方が持続できるようにすること。



(2)

西洋的普遍主義だけでは自己完結した人間世界という限定的な枠組みでしか世界を捉えられず、人間が存在しない生命の世界まで全体的に捉えようとすると世界のあらゆる思想原理が必要となるから。



(3)

自己完結した西洋的思考に基づく人間世界が崩壊していくと共に、その世界の外側に形なきものの形として成り立つ生命の世界が自覚できるようになること。



(4)

筆者は西洋的普遍主義から離れて物質的身体から具体的日常を感知しつつ、雑草的世界を人為的秩序の構成要素の廃棄物にまみれつつも自己完結した人間の歴史的世界の外側に形なきものの形として成り立つ生命の世界や私達の存在条件が満たされる場と捉えたこと。



随筆は急いで書いたからあまり記憶は残ってないものの、

(1)と(4)で共に「表現というものの無力さの認識」というフレーズを解答要素の中心に据えながら書いた気がします。




《数学》

うまくいけば大問2(確率)と大問4(数列)が2完できているはずですが、どうでしょう。

大問2に60分ぐらい、大問4に30分ぐらい費やしてしまったが…


・大問1(図形)

平行な直線なので錯覚の性質を使って「この角度とこの角度が等しい」的なことを書きましたが、それだけで終わってしまいました。

色々いじくれば、いずれ微積分計算か何かが出てくるのだろうと思いますが、そもそも立式をする段階まで至らなかったです。

時間があれば余弦定理か何かを立式したかもしれませんが、時間は余りませんでした。


・大問2(確率)

「お手つき」の回数を0回と1回に場合分けして、それぞれの確率が1/15と8/15になったので3/5が答えになりました。

お手つきの回数が1回の時の場合分けがかなり煩雑で、数え漏れがない事を祈るばかりです。

この大問が合ってるかどうかで今回40点いくかどうかが決まりそう。


・大問3(整数と図形)

とりあえず余弦定理と2倍角の公式を使ってみたものの、全く解き方がわからなかったので早々に諦めました。


・大問4(数列)

断トツで一番易しかったです。

どう見ても数学的帰納法を使いそうな雰囲気がする問題だったので、真っ先に解きました。

必要な知識も「階差数列の公式」を使うだけでよくて、あとは多少面倒くさい文字式の因数分解がちゃんとできるかだけが問われてました。

しかし、こういう易問でさえなぜか30分ぐらいかかってしまったのは反省です。


余談ですが、数学的帰納法は数弱でもワンパターンで解ける解法なので、自分は冗談半分で「数弱的帰納法」というあだ名をつけています。(笑)



当面の目標としては、数学で40点取るノルマはさっさと達成して、文系3教科の方に軸足を置きたいところです。

明日も受けてきます。

 

ま た お 前 か (という心の声が聞こえる)


とはいえ、多分受かったとしても模試は何年かぐらいは受け続けると思います。

まあいつも通り成績をアップします。







英語:164/200(偏差値73.1)
数学:69/200(偏差値52.7)
国語:138/200(偏差値73.4)
日本史:16/100(偏差値37.3)
世界史:22/100(偏差値42.9)
合計:409/800(偏差値58.6) 東大文三C判定


英語と国語は上位1%以内に入っていて、点数的にも自己ベストです。国語は偏差値でも自己ベストでした。

夏の模試までは国語をやりたい気持ちをぐっとこらえつつも英語と数学を中心にやり、後半は国語と地歴2科目に時間を注ぐプランでやってます。
数ヶ月ぐらいほぼ無勉の国語が古文以外よくできてる一方で、数学が去年のままの成績に終わっています。

以下それぞれの科目で反省します。


《英語》
点数的には8割を超えてまあまあでしたが、
今回の駿台全国の英語はかなり簡単だったので英作文以外では実質差がついていないと思われます。
実際、Twitterなどを見る限り、東大受験生の場合は英語は160〜180点ぐらいで団子になってそうです。

この時期は「基礎英文問題精講」「英文熟考(上)(下)」などを使って英文解釈の勉強を徹底的にしましたが、大問1でその成果がよく出ていると感じています。
一方で一番得点源にしたい英作文で結構な失点をしてるので、この部分にまだ伸び代があると考えています。
今後は英作文に軸足を置く方針でしたが、その方針自体は間違ってないと思います。

今回の英作文の答案はこちら。
↓↓


ところどころ「何が原因で失点してるんだろう?」と疑問に思う箇所が何箇所かありますが、
まあそもそも和文英訳は模範解答通りの答案さえ書ければよかっただけの話です。
ちなみにInternetは本来大文字で始めなければならないのですが、自分はうっかり小文字にしてしまいました。普通はこれも減点の対象になると思うので気をつけます。

受験英語チックな勉強は夏までにほぼ全て終わらせて、秋以降は気ままに実用英語の方面の学習をしてメンテナンスを図るつもりでいます。
具体的には英語の小説を読み、WritingとListeningの勉強をあまり時間をかけることなくやる予定です。

東大の英語で90点以上は取りたい一方、現実には地歴2つに大量に時間を割かなければならないのも事実です。
とはいえ、そもそも東大模試で英語90点数学40点のラインを超えない限りは東大受験をするつもりはないので、まずは英語で高得点取ることを今は優先したいと思います。


《数学》
典型問題の微分の問題の最初の段階で計算ミスしてしまったのが全てだと思います。
今年の2021年本試の文系第1問もそうでしたが、何か変なルート計算が出てきた場合は計算ミスか方針のミスを疑うことにします。
微積分は初手で計算か方針を間違えやすいし、そうなると全部崩れるので一番怖い分野だと認識しています。
逆に、確率のnで一般化された問題とか数列あたりは検算がしやすいので、そういう大問の方がむしろありがたいです。

整数は、互助法のやり方をまた忘れてしまったので今回も全て書き出しました。
その結果、こんな答案が出来上がってしまいました。

ガウス記号(=整数部分)の使い方も地味に間違えてるし、あまり汎用性のない答案の書き方です。
センターや共通テストでも、結局は毎回全て書き出してやってしまうことが多いのでそういうところで時間を使いすぎて良くないのだと思います。
互助法は、高校の時は範囲外だったのでなかなかうまく扱えていないですが、何とか使えるようにしたいです。


《国語》
評論が46/60、小説が33/40、古文が13/50、漢文が46/50でした。
漢文が自己採点よりも点数が取れていて大変驚きました。
今のところ、古文よりも漢文の方を先行してやってるので、漢文がちゃんと満点近く取れたのは好材料です。
古文が不出来ですが、夏の終わりあたりから一気に詰め込み&読み込みをするつもりです。

自戒をこめて言えば、現代文はどんなに模試がよくても本試以外はただの参考記録です。でもとりあえず大きな失敗が無かったことだけは良かったと思っています。
現代文と漢文の答案をアップします。
(※小説の解答が多少日本語おかしい所がありますが、急いで書いたのでご了承ください。)
↓↓





《日本史》
まず毎回のごとく私大系の短答問題がほぼ手付かずで、
論述問題で中途半端に点数を稼いでいる状況です。
しかしその書き方が毎回ふんわりとした書き方に終わっています。
↓↓


まあ…平安時代で一番典型的な論述問題が、この摂関政治ネタだと思いますが、
部分点が結構残ったとはいえきちんと書けなかったのは反省します。


《世界史》
久しぶりに受けたのでボロボロだろうと思いきや、意外と論述問題で部分点が残りました。
どう考えても世界史の方がだいぶ簡単な気がしましたが、平均点はなぜか日本史の方が高いらしい。

世界史と日本史がもし点数も偏差値も同じぐらいなら日本史のまま行く予定でしたが、
今回世界史の方が点数的にも偏差値的にも高いのを踏まえて色々考えさせられました。
大変悩みましたが、いよいよ苦渋の決断をせざるを得ないと思います。