チーム・オーサー その躍進の秘密に迫る記事 ハビエル・フェルナンデス選手との“3人4脚” | 見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~

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励まされ、受けとめられて、初めて人は、生きていけるのかな?

コメント、嬉しいです。
励まされないと、何もできない性質なので・・・・。
って、いきなり弱気?

フィギュアスケートの羽生結弦選手を応援しています。

苦しい程に結弦くんが好きな方、ようこそ!

ブライアンとハビについて、感動に咽びつつ熱く語っていたら、
ちょうど、内容の重なる記事が来たので、シェアします。
前記事をお読みでない方は、是非、ひとつ前の記事からお読みください>(^O^)/


◆フィギュア羽生、「3人4脚」で歩むソチへの道

フリーライター・野口美恵
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO48919870Y2A121C1000000/

東日本大震災からわずか1年半後、震災の爪あとがまだ残る宮城県で、今年のフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、NHK杯が行われた。男子は地元出身の羽生結弦(宮城・東北高)が261.03点で優勝、高橋大輔(関大大学院)は251.51点で2位となった。まだ17歳の羽生がエースの高橋を抜いた形となった。急成長をみせる羽生、それを指導するコーチのブライアン・オーサー氏。2人の目指すゴールは、そして抱える課題は何だろうか。


■今季3試合でみせた成長ともろさ

 2012年のオフ、羽生は新天地を目指した。子供のころから練習してきた仙台を離れ、カナダのブライアン・オーサー氏のもとへ。英語には自信がない。金妍児(キム・ヨナ、韓国)を教えていたことでも知られるオーサー氏の門下生に日本人選手がなるのは初めて。すべての面での変化を受け入れることを決意し、海を渡った。

 5月から取り組んだのは、基礎スケーティングの見直し、4回転サルコウの習得、そして大人の表現の3点だった。普通なら数年がかりで取り組む課題ばかりだ。

 だが、羽生は10月のフィンランディア杯で2種類の4回転ジャンプを成功。GPシリーズ初戦のスケートアメリカではショートプログラム(SP)で世界歴代最高点となる95.07点をマークした。その一方で、フリーではジャンプミスを連発し、優勝を小塚崇彦(トヨタ自動車)に譲るというもろさも見せた。


■「仙台のみんなの前で、成長した姿を見せたい」

 NHK杯を前に羽生は、こう話した。

 「地元宮城での開催。カナダに行くときは気持ちが揺れたけれど、確実に結果が出ている。決意して離れた仙台のみんなの前で、成長した姿を見せたい」

 プレッシャーとモチベーションの入り交じるなか、大会は始まった。

 SPの滑走順は、同門のハビエル・フェルナンデス(スペイン)の直後だった。オーサーコーチは、試合直前の6分間練習で2人を同時に指導する。2人がリンクの両端で同時に4回転ジャンプを決め、それぞれコーチを振り返るというシーンもあった。

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そして本番、フェルナンデスは雄大な4回転トウループを決める。演技を終え満足そうに戻ってくるフェルナンデスと、これから本番を迎える羽生。そのときオーサーコーチは、フェルナンデスを抱きしめることをせずに軽く片手を振ると、羽生を振り返った。

 「ブライアン(オーサー)がキス&クライに行っちゃうのかなって不安になってたんですけれど、ちゃんと自分のところに居てくれたので、不安もなく、冷静になれました」と羽生。

 オーサーコーチは羽生の両手を握り、
「これまでに無いくらいたくさん練習してきた。そのトレーニングを信じろ」
と繰り返した。


■再び塗り替えたSP世界歴代最高点

 SPの演技は圧巻だった。飛距離と流れのある4回転トウループを決めると、難しいステップから跳ぶトリプルアクセルなどをクリーンにこなした。
 
オーサーコーチは、ジャンプが決まるたびに跳ね上がって喜ぶ。
演技面も、昨季までの情熱に任せた演技ではなく、ブルースの世界観を見事に表現。じっと片足に乗ることで「間」を表現したり、体の緊張と弛緩(しかん)で演技にメリハリを出したりと、大人の滑りへと成長していた。

 得点は、自身の世界歴代記録を塗り替える、95.32点。
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 「スケートアメリカでの歴代最高得点より、満足感が全然違います。フリーはスケートアメリカの後にたくさん練習してきて、ブライアンに大丈夫って言われているので、自信もっていきたいです」

 高得点に戸惑い、複雑な顔をみせたスケートアメリカのときとは一転して、自信にあふれた笑顔だった。


■フリーは途中から失速

 翌日のフリー。冒頭の4回転トウループで、無駄な力の抜けた芸術的なほど美しいジャンプを決めた。続く4回転サルコウはステップアウトしながらも転倒せずに着氷。中盤のトリプルアクセル2本が決まると、手の届かない高みへと駆け上っていくかのようだった。

 しかし3分10秒を経過した瞬間、足元に鉛でも付けられたかのように重たくなる。勢いなくジャンプの助走に入ると転倒、続くシットスピンではしゃがんだまま座り込んでしまった。

 「何がダメって、疲れて体が動かなかったんです。前半で4回転を2発入れられたのは成長したところだし、集中力もモチベーションも高かった。だけれど、後半は体力が持たない。しっかり練習して体力強化しないと。自分が情けなくて、途中で笑っちゃいました」


■「スタミナ」「本番の精神力」の2つの課題

 結果としては、SPもフリーも首位での優勝。しかしオーサーコーチは、苦笑いしながら2つの課題をあげた。

 
「ユズルは最高の才能を持っている。しかし彼の課題は、まずスタミナ。そして何より大事なのは、(本番の)氷に乗った瞬間の気持ちだ。自分が良い滑りをできると信じるだけの精神コントロールができていない」

 「昨季もスケートアメリカのフリーでも、運に任せていた。運の入る余地の無い、自分のスケートを身につける必要がある。とにかく、コンスタントな練習しかない」


 試合での精神コントロールがまだできていない。
だからこそオーサーコーチは、2年目となるまな弟子のフェルナンデスを放ってでも、羽生を気にかけたのだ。
もちろん、今後も羽生だけを甘やかすつもりはない。オーサーは言う。


 「どの選手だって、自分だけを見てほいと思うものだ。しかし、そんな精神力じゃ、最後の最後の戦いで気持ちが弱くなる。ライバルが目の前にいて、自分のことを見てくれとアピールして競うくらいの強いハートを育てたいんだ」



■「チームになって助け合い」

 その気持ちはフェルナンデスも一緒だった。

 「ユズルのプログラムを、リンクサイドで一緒に滑っている気持ちで見ました。彼は練習どおりベストを出して素晴らしかった。練習ではいい日も悪い日もあるが、チームになって、本番をいい日に変えていくという助け合いをしているんだと感じています」


 羽生はGPシリーズ2位と1位で、フェルナンデスは1位と4位で、それぞれファイナル進出を決めた。羽生は言う。

■「カナダに移って良かった」

 「カナダに移って良かったなって、心の中から思えています。英語ができなくてコミュニケーションがうまく取れない中、結果を残せた。でも、言葉の壁があだとなって、出せなかった部分もあった。僕たちの努力の結果という成績でした」


 そして、といって続けた。

 「トロントの皆が『ユズルは英語をもっとしゃべれるようにならなきゃダメだよ』っていってやたらと英語で話しかけてくれるんです。そういうのは『チーム』って感じです」


 チーム・オーサー。五輪メダルも狙える男子2人が競い合う、世界でも類を見ないレベルのチーム。面白い“3人4脚”が始まった。


以上です。




ハビの一人キスクラ、翌日の乱れたフリー、

ちょっと胸が痛んでいたので、この記事と、前記事で紹介したハビの談話には救われました。


ブライアンは、他のインタビュー記事で、故郷のリンクに立つプレッシャーについて語っていたので、ハビもブライアンと一緒に、その重圧を取り除いてあげようと頑張っていたんだろうね。

そして、スケアメでの失敗の原因も、オーサーチームで共有されていたようなので、
ゆづにとって、この大会で満足のいく演技ができることの意味を、
ハビは誰よりも理解していたんだろう。


そうだろうなって思ったんだけど、ほんとうにそうだったんだ・・・。
涙が出るほど嬉しくなりました。



ゆづは、ほんとに、幸せ者です。

こんな素敵な魂を引き寄せられるのも、

ゆづ自身が、ピュアで熱い魂の持ち主だからだね。


だから、

私たちも、こんなにも、ゆづに惹かれてしまうのよね。


$見上げれば、青空 ~羽生結弦選手に夢を託して~


最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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