最近、彼にときめきが無いんです
そんなご相談をいただいたことがあります。
恋愛に、
パートナーシップに、
とても大切な感情のひとつ「ときめき」。
でも、
そんなトキメキが、実は「長くても2年しか続かない」という説があります。
まさに、恋はやがて冷めるもの。
ということなのかもしれませんが、恋に落ちたときに脳の中で分泌される"ときめきホルモン" は、同一人物を相手にした場合、最大2年程度しか分泌されないということがある研究で明らかになったとか。
つまり、脳科学的に見ても確かに恋は冷めるといえるようです。
「あー、やっぱり」と思うか、
「そんなことないな」と感じるかは、
人それぞれですが、少なくともロマンスを長続きさせるには、ただ恋愛初期のトキメキやドキドキにばかり頼っていてはどうもうまくないと言えそうです。
長期的なパートナーシップでは、ロマンスのあとにやってくる倦怠期こそもっとも重要な時期といえます。
それはパートナーシップの「転換期」とも言える時期です。
ここでは、それまでうまくいってきたパートナーとの関わり方の多くが、どうもうまくいかなくなったり、それまでは気にもならなかった相手の態度に違和感を感じることが増えてきます。
そして、そんなすれ違いの寂しさやイライラに耐えかねる多くのカップルが、この時期には「お別れ」を選択します。
では、そんな「転換期」を乗り越えてパートナーシップを長期的に育んでいくにはどうすればいいでしょう?
転換期に入ったカップルは、それまでのロマンスな関わり方から一転、リアルでシビアなコミュニケーションが多くなります。
相手の嫌なところが目立ち始め、 こんなはずじゃ無かったと思うようになり、つい文句をいいたくなったり、ガミガミ批判的な言葉が増えても来ます。
理想の相手だと思っていたはずが、もっとこうして欲しいという気持ちが強くなってきて、自然とケンカが増えてくる時期でもあります。
出会った頃は良かったなぁ、と楽しかった記憶を辿ってもう一度あの気持を取り戻そう、と頑張ったりもするのですが、この時期になるとロマンスの頃に通用した手立てというのはあまり効果はありません。
むしろ、
喜んでもらおうと買ったプレゼントなのに、
無駄遣いしないで、、
と機嫌が悪くなったり
会いたい、って甘えてみたら、俺だって忙しいんだよ!
って怒られたりと、
いよいよ、ムリかな。。と思うような出来事が増えてきます。
そんな転換期のパートナーシップでは、
何より「相手を理解する」というチャレンジが求められます。
思ったのと違う、理想と違う、価値観が違う、
と、感じる違和感を越えて相手を理解しようとすることで、
パートナーとの関係はよりよく深く進んでいきます。
大切なのは、
話を聞き、励まし、褒めること。
反面、
なるべく避けたいのが
文句を言い、批判し、責めること。
ポジティブな関わり方を心がけていると、
パートナーの反応も自然とポジティブなものに変わってくるはず。
うまくやるコツは、できるところからでいいので無理せず実践すること。完璧にやろうとする必要はまったくありません。
気づいたことから、すこしづつ取り組むことが大切ですね。
簡単なことではなけれど、
チャレンジしてみよう!って意欲だけでも、
おおきな一歩になっています