『自殺動画』を観て | トンデモ・シネマの開祖

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『例の動画』 つまり『自殺動画』を観て、トラウマ になった人もいるだろうが、

反対に、あんなにキレイにあっさり死ねるなら自殺を考えようと思った者もいるだろう。
しかし、それは映像マジック。

つまり嘘だ。

確かにあの映像はドンという音で終わっているが、実際はその後も生きている。



人は簡単には死なない。屋上から飛び降りても、大抵、足から落ちる。

先に骨折し、内部出血がはじまり、足、腕、腹部、顔、全てに血が流れ出し、パンパンに膨らみ別人のようになる。
岡田有希子さんが自殺した際、顔をよく見慣れていた梨元レポーターでさえ、

マネージャーと見間違えるほどだった。(ちょっとマネージャーに失礼)



しかも、その後も死ぬまで、まだ少しの間、悶え苦しむ。

地面を這いずりながら、行動を後悔する事になる。アドレナリンが出て、

時間は止まったようになるが、苦しみはその分長く続く。


それが終わった時、初めて死が待ち受けている。

その時、一緒に飛び降りたもう一人の姿を見てどう思っただろう?



あの動画は配信されたと聞いた。
おそらくそうなると動機は誰かを恨み、見せる為だろう。

しかし、本当にその動画を観て後悔しているだろうか?

一時的には後悔するだろう。
しかし、一生ではない。早い人なら2週間ぐらいで立ち直る。


相手を恨んではいけない。何の意味もない事だから。



死は何の解決法にもならない、自殺は悪魔の誘惑。
麻薬と同じで快楽と、それ以上の恐怖を提供するだけだ。


解決法はアナタの心の中にある。
苦しみは醜いが、解決しようとする精神は間違いなく美しい。


生きるべき人間は死にゆく人間より輝くものだ。