新潟の降雪と、令和3年度宮城県民経済計算公表と兵庫県の長期時系列データの掲載 | 希望のブログ 上越新幹線の新潟空港乗り入れ

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東京一極集中の緩和、地方の活性化、新潟の人口減少抑制、経済活性化、国土強靭化のため、上越新幹線の新潟空港乗り入れを考える。人口、経済、GDP、保健福祉、政務活動費、議会活動などにも関心を持っています。専門統計調査士。

昨日、新潟で雪が再び降りました。


雪で白くなった屋根瓦


敷地内の南天の赤い実と雪


敷地内の椿の蕾と雪


ちなみに、「新潟県の木」は「雪椿」です。



さて、宮城県は令和3年度の県民経済計算の推計結果(平成27年基準)を、1月9日に公表しました。
令和3年度の推計結果の公表は、都道府県・政令指定都市の中で、1月13日現在で宮城県のみとなっており、こらから続々と令和3年度の結果が公表されていきます。


図表は令和3年度宮城県民経済計算より。


令和3年度の宮城県の県内総生産(名目値)は9兆6,496億円で、対前年度比1.8%増となり、実質値は9兆4,641億円で同2.2%増となりました。


生産側で対前年度増加額が多かったものを挙げると、製造業は名目で対前年度比6.9%、1,065億円増の1兆6,597億円。
卸売・小売業は7.7%、1,061億円増の1兆4,748億円などとなりました。


支出側では、家計最終消費支出が3.3%、1,669億円増加し、5兆1,689億円となり、支出全体の53.6%を占めました。
家計消費は経済に大きな影響を与えます。


令和3年度の宮城県の推計結果は、コロナ禍からの回復傾向が経済統計として見られる内容となりました。
ただし、コロナ禍前の県内総生産の水準には戻っていません。


なお、平成23年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、宮城県の平成23年度の県内総生産(平成23年基準)は、対前年度比2.6%減、2,079億円減の7兆6,721億円となり、マイナス成長となったものの、24年度には復興需要などによりプラスに転じています。

製造業では、平成23年度は対前年度比17.6%減、2,134億円減となった一方、24年度は増加。
電気・ガス・水道・廃棄物処理業では、同36.7%減、918億円減となりましたが、24年度は増加に転じました。
建設業では、復興需要により同19.6%増、837億円増となり、24年度も引き続き増加となりました。


ただし、最新の平成27年度基準では、平成23年度が推計スタートの年度となっており、23年度の成長率が掲載されていません。
平成23年基準は18年度からの推計となっているため、東日本大震災の影響による変化を見ることができます。推計方法などが27年基準と異なるため接続しませんが、大震災前後の変化を見るには役立つと思います。


また、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災により、兵庫県の県内総生産は平成6年度にマイナス成長となり、翌年度の7年度にはプラス成長となりました。
兵庫県では、大震災による県内経済の変化を、県民経済計算の経済活動別データや各種統計データを長期時系列で公表と分析を行っており、先進的な取り組みが行われていると思います。


兵庫県のホームページより。