レディ“L”の肖像⑥ 『出禁』のコメント | A300yamadaのブログ

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このテーマの最初の記事はこちらです。

これはこの記事の続きです。

写真を見てほしい。

あえて不鮮明な状態に加工しての掲載で、読みにくいと思うが、「他のお客様に不快な思いをさせないため、通常の対応をさせて頂きましたが、今後私のステージの観劇はご遠慮頂けますよう~」とある。

前回に言われた「しばらくは」という言葉の意味する期間は不明だったが、たった3ヶ月で甘い期待は裏切られたのだった。

前から決めていたのではないかもしれない。もし前から申し渡しを考えていたのなら今回はそのためにあえて私に1枚撮らせたことになる。

それともやっかいなポラ(前回参照)さえ撮らなければ申し渡しはなかったのだろうか。ポーズの依頼が彼女の心の許容量を超えていたのだろうか。それは“L”に対する私の特別の思いがこもっているからでもあったのだが、“L”の胸の内を読めず悪く言えば引かれるアプローチだったのかもしれない。いやずっと読めていなかった。その時はそこまでも思い至らなかった。

3月、劇場Aで係員X氏から確認された、彼女がすでに「出禁」を伝えてあるというのは、このことだ。

私は先に2回出禁を伝えられた(第3回参照)と書いたが、これが二度目の、直接的な通告である。

返却写真のサインというのはサービスを期待してお願いするのに、そこに「あなたには来ないでほしい」というメッセージを書くことは、横暴だと思う。その言い訳が「他のお客様に不快な思いをさせないため」だという。適切な説明ができれば、迷惑な客をシャットアウトすることがほかの客に不快なわけがない。

だがそれよりずっと私が混迷に押し込まれた事態の本質は、いくら丁寧な申し入れだっだとしても、ポラの裏だとしても、私自身に理由を一切言ってくれないことなのだ。この時もポラのやり取りが無理だったからかというのは、行きがかりの経緯をつなぎ合わせてよくよく考えての結果的な推測なのであり、ファンと踊り子という立場を逆手にとっての対処ではないだろうか。ファンならそのくらい読めて当然であるべきなのか。それとて、それまでの経緯抜きにしてはあり得ないことだ。

まったくの余談だが、私はストリップを見る行為は「観覧」だと思っていて、「観劇」だとは思っていなかったが、彼女からこの「観劇」という言葉を使われたのも、なんだか遠ざかったようでちょっとこたえた。