採点歌唱のテクニック「区切り歌唱」とは? | 精密採点DX&DAMとも録音♪を楽しむ

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 今回は、超高得点の音源視聴をしていると結構遭遇する「区切り歌唱」についてです。どういうものなのかをネット上で検索してみると、長い音程バーの後ろの方を少し早めに切るという事のようです。


 更にわかりやすく説明すると、通常は滑らかにつなげて歌う部分を、少しだけ早く声を出すのをやめて、一音一音区切りながら、それぞれの出だしの音を確実に発音して歌うという事でいいのではないかと思います。私自身は、少し長めの音や、長い音の連続する部分を区切りながら歌うと採点的にメリットが多いように感じます。メリットになるのは、安定性の向上と音程正確率の向上に感じます。区切りで歌う事により、出だしの音がはっきり発音され、真っ直ぐ確実に伸ばせるわけですから、ブレない確実なロングトーンが得られ、安定性と音程正確率の向上につながっているという事だと思われます。全部区切ればいいというわけではありませんが、うまく使えば確実に結果は良くなります。


 区切り歌唱のデメリットは、やたら息継ぎが多くなり、歌を歌い始めた幼児の歌唱のようになる事です。あまりイメージできない人は、園児の歌う童謡の「チューリップ」を想像して頂ければと思います。幼児の歌唱というのは、ある意味一番シンプルな姿なのかもしれませんね。いいのか悪いのかわかりませんが、精密採点DXは、とてもシンプルな歌い方を好んでいるようです。曖昧な表現の判定は、苦手ですし、聞き心地のいいブレは、不安定と判定されます。


 滑らかにレガートで歌うというのは、見方を変えれば、音程が滑らかに上下にブレるという事です。普通に歌うという事は、採点の音程正確率の判定では、わずかづつ不利になるという事です。本当に正確に音程が合っているとすれば、真っ直ぐ棒歌いになるという事です。一般的に歌を上手く歌うという事は、棒歌いではありません。少しでも音がブレるという事は、安定性の微妙な低下にもつながります。つまり採点的には、あまり良い結果にはなりません。100点に拘らなければあまり関係ありませんが、パーフェクトを目指すと大きく関係してきます。


 一般的な人間的の感覚では、ブレてるから歌が下手という事になりませんし、ブレないからいい歌になるという事でもありません。感動する歌い方というのは、むしろ色々ブレてるような気がします。超高得点の歌と一般的な歌で、聞き心地や評価が大きくずれてしまうのは、こういう部分が原因と考えられます。この事実は、どうにもならないので、「採点と歌は別物」と、考えた方がいいのかもしれませんね。


 様々な検証や結果から、高得点狙いでの「区切り歌唱」は、かなり有効です。通常の歌にメリットはないのかもしれませんが、タイミングやリズムの取り方の練習と思えば、身につけて損はしないような気がします。採点で使用する時は、普通に歌って癖が出るとかがないように、意識して使うのが重要ではないかと思います。





DAMともに採点軌跡付き音源を公開してあります。

100点の採点歌唱とは別に、採点歌唱を目立たなくした音源も多数公開してあります。


今回の記事「区切り歌唱」は、要所要所で結構使っています。

興味のある方は、適当に探してみてください。

※「愛がほしい」の100点はわかりやすいと思います。



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