こちらは東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)にある、関東大震災記念碑です。

 石碑の裏側には大正13年9月1日と刻まれています。同植物園は、大正12年9月1日の関東大震災の際に避難者が避難生活を送った場所であります。立て看板によれば最後の避難者が退去したのは大正14年1月とのこと。翻って東日本大震災の避難者は、今日の讀賣新聞によれば3万884人いらっしゃるそうです・・・。皆様のご健康をお祈り申し上げます。

 野球殿堂博物館(住所=東京都文京区後楽)が、元プロ野球選手のランディ・バース氏、同じくアレックス・ラミレス氏、作曲家の古関裕而氏(1989年死去)が今年、野球殿堂入りすることを発表しました。御三方並びにご家族にお祝い申し上げます。おめでとうございます。

 特に私が喜んでおりますのは、古関裕而氏の野球殿堂入りです。古関氏は数年前から野球殿堂入りの候補になっていたものの、なかなか野球殿堂入り出来なかった為、私は残念に思っておりました。

 

 野球における古関氏のご活躍としてまず挙げられる代表的な業績が、

・全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」の作曲

・阪神タイガースの球団歌「六甲おろし」の作曲

・読売ジャイアンツの球団歌「闘魂こめて」の作曲

という3つの業績です。他にも古関氏の野球関連の業績として、NHKのスポーツ中継の冒頭に流れる「スポーツショー行進曲」の作曲という業績もありました。

 

 ここで私が声を大にして申し上げたいのは、古関氏の野球に対する功績は、単に応援歌を作曲しただけではなく、プロ野球の試合の7回の攻撃時に観客・マスコットキャラクター・チアリーダーが一体となって応援するという野球文化の盛り上がりに貢献したことだと私は考えています。

 

 ここ数年は、感染症対策の為、野球場で応援歌を合唱したりジェット風船を飛ばしたりすることはなくなりましたが、かつて、プロ野球の試合の7回の攻撃時、観客が応援歌を合唱することはプロ野球の名物でした。

 

 東京ドームにおける巨人戦では、オーロラビジョンに「闘魂こめて」の歌詞が映し出されて(註)観客が合唱し、グラウンドではマスコットキャラクターであるジャビットとチアリーディングチームのVENUS(ヴィーナス)が応援を盛り上げ、歌の最後に合わせてヴィーナスのメンバーが10回位連続でバック転を披露すると拍手喝采となります。

(註=2022年に東京ドームで巨人戦を観戦したところ、7回の攻撃時にオーロラビジョンに「闘魂こめて」の歌詞は表示されませんでした。)

 ↓写真① 2019年9月13日に筆者が撮影した、巨人戦7回の攻撃時のオーロラビジョン

 

 ↓写真② 2018年8月9日に筆者が撮影した、巨人戦7回の攻撃時に10回位連続でバック転するヴィーナスのメンバー

 

 阪神タイガースが屋根の無いビジター球場で試合をする際の7回の攻撃時には、かつては観客が「六甲おろし」を合唱した後、ジェット風船を飛ばしていたのですが、大量のジェット風船が一斉に空を覆い尽くす様子は壮観でした。

 ↓写真③ こちらは参考画像となりますが、2019年9月5日に横浜スタジアムで筆者が撮影した、阪神タイガース勝利時にジェット風船を飛ばす観客

 

 このような、プロ野球の試合の7回の攻撃時に観客が応援歌を合唱する野球文化が感染症対策の為に中止される世相の中で、応援歌の作曲者である古関裕而氏が野球殿堂入りすることは、野球文化の継承という点で大変意義のあることだと思います。

 明けましておめでとうございます。旧年中はお世話になり有難うございました。近年、皆様の誕生日をお祝いせず申し訳ありません。

 さて、私は1年前(=2022年)の元日のブログで以下の通り宣言しておりました。

 

・2020年の良かったアニメ映画ベスト10をまだブログに掲載していないので掲載する

・「妖怪特撮映画祭」で鑑賞した昭和43年の映画『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』のバージョン違いのレポートを執筆する

・「午前十時の映画祭」で鑑賞した昭和36年の映画『モスラ』4Kデジタルリマスター版のレポートを執筆する

 

 何と3つのうち1つも実現できませんでした!よって2023年にそのまま持ち越しになってしまいました。

 「午前十時の映画祭」について申し上げますと、昨年末に昭和31年の映画『空の大怪獸 ラドン』4Kデジタルリマスター版も観てしまいました。一方で、2022年は他の映画の試写会に何回も当選させて戴きましたので、礼儀として無料で映画を鑑賞させて戴いた以上そちらのレポートを書く方が優先順位が高いというのが私の見解でございます。

 他にも、ツイッターでツイートしようとしているネタが溜まっておりますので、こちらもツイートしなければなりません。

 

 それでは、今年も宜しくお付き合い戴ければこれに勝る喜びはございません。末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

 

↓神社

 

↓卯年の絵馬2種類

 

 

↓神社のおみくじ

 

↓コカ・コーラのアプリのおみくじ

 

↓テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー 新春特大スペシャル』に登場したおみくじコーナー

 

↓アメブロのおみくじ

自分の思い通りに物事が進む

キャンペーン詳細をみる

みんなの投稿をみる

 

※5ちゃんねるのおみくじは書き込み規制により、出来ませんでした。

※以前、毎年参拝していたモナー神社は閉鎖されてしまいました。

 

↓艦隊これくしょんの大井

 

↓艦隊これくしょんの瑞鳳

 

↓艦隊これくしょんの対馬

 

↓御城プロジェクトの柳川城

 

↓御城プロジェクトの立花山城

 

 

 

 

 令和4年10月18日、東邦大学 習志野キャンパスが、騎兵第一旅団・騎兵第十三聯隊の兵舎を取り壊すと発表しました。遂にこの日が来てしまいました。解体工事は令和4年11月下旬の着工を予定しているそうです。
 同大学は騎兵第一旅団・騎兵第十三聯隊の跡地に建てられ、兵舎は柔道部・空手道部の武道場として使われていました。
 令和4年10月30日(日曜日)11月5日(土曜日)の10時~15時に一般公開されるそうです。

 新宿マルイアネックス2Fイベントスペースで「⁡おしりたんていププッとストア」が2022年10月13日(木)~10月23日(日)11:00~20:00(最終日のみ17:00まで)に開催されておりますので行って参りました。

 

 ↓会場の全体像

 

 ↓看板

 

 ↓キャラクターが全員集合!

 

 

 ↓店内の至るところにキャラクターがいます。

 

 

 

 ↓購入した財布と下敷き

 

 

 

 ↓客にプレゼントされた折り紙

 

 ↓おしりたんてい仕様の包装をしてくださいました!

 ↓台紙

 

 ↓こちらは袋(何回アップロードしても上下が逆になってしまいます)

 

 ↓てんちょーが顔が映らなければツーショット写真を自撮りしてインターネット上に掲載してよいとおっしゃり、ツーショット写真を自撮りしてくださいました!!左がてんちょーです。てんちょー、ありがとうございました!!

 

 次回は2023年1月下旬に神戸マルイで開催予定だそうです!!

 2022年09月30日(金)、ドキュメンタリー映画『その声のあなたへ』が公開されました。この度、この映画を鑑賞して参りましたので、レポートしたいと思います。

 

 この映画は、声優・内海賢二さんをよく知る人々にインタビューすることで、内海さんの個人史を取材するという趣旨であると同時に、声優という役職(職業ではなく敢えて役職と表現致します)がどのような経過を経て現在のようなポジションになったのか、声優という役職が昔はどのように仕事していたのかを取材する記録となっております。内海賢二さんは声優であり、且つ声優事務所・賢プロダクションの創設者で会長も歴任した人物でいらっしゃいます。2013年にお亡くなりになりました。

 本作は内海賢二さんをよく知る人々にインタビューするドキュメンタリー映画ではありますが、インタビュアーはインターネット上のニュースサイト・アニメイトタイムズの記者という設定であり、インタビューの場面以外の場面、即ちアニメイトタイムズの編集部の場面等は劇映画となっています。つまり2015年の映画『帰ってきたヒトラー』に似た構成と言えます。

 更に映画の構成をご説明致しますと、映画の序盤では1917年から始まる日本アニメの歴史が紹介されます。私も物事を語る時はまず歴史から入りますので、この構成を高く評価致します。そして日本アニメの歴史が1960年代のテレビアニメ隆盛期に至ると、1963年に声優としてデビューした内海さんの個人史とアニメの歴史が融合し、以降、本作で取り上げる歴史は内海さんの個人史であると同時にアニメの歴史・声優の歴史にもなるのです。例えば、1988年に「磯野波平ただいま年収164万円」という雑誌記事が発表され、1991年に声優が待遇改善を求めるデモ行進を行ったという事件は、内海さんの個人史であると同時に声優の歴史でもあった訳です。それに加えて、インタビューでは、例えば声優の野沢雅子さんが、海外ドラマに登場する少年の台詞を女性声優が吹き替えた経緯を語る等、内海さんの個人史に留まらず声優全体の歴史の記録となっています。

 以上、本作のインタビューでどのよう話が語られたかをご紹介しましたが、私が特に感銘を受けましたのは、本作のテーマと、2013年の映画『永遠の0』のテーマが共通していると感じられたことです。『永遠の0』のテーマは、太平洋戦争を経験した世代が健在な内に太平洋戦争の体験談を聞くべきであるというのがテーマでしたが、『その声のあなたへ』のテーマは、昔の声優業界を経験した世代が健在な内に昔の声優業界の話を聞くべきであるというのがテーマであったという印象を受けました。それを象徴するのが、映画の序盤で紹介された声優の中村正さんです。中村さんは、声優養成所で自身の代表作である『奥さまは魔女』のナレーションを実演したが生徒はどうやら『奥さまは魔女』を知らなかったようであるというエピソードをおっしゃり、2019年にお亡くなりになったことが紹介されました。本作の劇映画としてのストーリーは、中村さんの死が、内海さん関連の取材のきっかけとなったように描かれています。

 という訳で本作の結論を申し上げますと、昔の声優業界を経験した世代のインタビューが、貴重な歴史的記録となっていると言うことが出来ます。

 2022年7月10日、参議院議員通常選挙が実施されます。

 渋谷駅前では忠犬ハチ公が参院選の襷を掛けていました。


 我が千葉県選挙区は改選定数3議席。過去の当選結果は以下の通りです。
2010年…民主党、自民党、みんなの党 各1人
2013年…自民党2人、民主党1人
2016年…自民党2人、民進党1人
2019年…自民党2人、立憲民主党1人

 そして今回の選挙でも自民党2人、立憲民主党・国民民主党・日本維新の会・共産党 各1人、その他の皆さんが立候補し、大激戦となっております。
 千葉県選挙区の立候補者のポスターがこちら。

 

 続いて個別の立候補者をご紹介致します。
 

 ↓自民党の猪口邦子候補(左は筆者)

 

 

 ↓自民党の臼井正一候補(左は筆者。臼井候補は写真撮影時のみマスクを外しています)

 

 

 

 ↓立憲民主党の小西洋之候補(右は筆者)

 

 

 ↓日本維新の会の佐野正人候補(右は筆者)

 

 

 ↓自由共和党の宇田桜子候補(右は筆者)

 

 

 ↓幸福実現党の七海ひろこ候補(右は筆者)

 

 

 ↓参政党の椎名亮太候補(左は筆者)

 

 

 ↓新党くにもりの梓まり候補(左は安藤裕・共同代表)


 更に千葉県選挙区以外の立候補者もご紹介致します。


 ↓社民党の福島瑞穂党首(左は筆者)。他の候補者はみんなガッツポーズをしているのに、流石、平和を愛する福島党首はピースサインをしていらっしゃいます。

 

 

 ↓立憲民主党の青木愛候補(右は筆者)。「今、立憲民主党にいます」とおっしゃっていたのですが、やっぱ旧民主党系の皆さんは現在、何党に所属していると思われているのか気にしてるんでしょうなあ。

 


 ↓ファーストの会の荒木千陽代表(右は筆者)

 

 

 ↓ れいわ新選組の山本太郎代表。盆踊りのやぐらで演説しています。

 


 ↓自民党の藤末健三候補。選挙カーにはアニメ風のキャラクターが描かれています。

 

 

 ↓立憲民主党の栗下善行候補


 皆様、どうもありがとうございました!!

 2022年4月27日(水)~5月1日(日)、劇場「CBGKシブゲキ!!」(東京都渋谷区道玄坂)で、エイベックス所属のアイドルである宮﨑理奈(宮崎理奈)さんプロデュースによる演劇『オフィスの国のアリス』が開催されました。脚本・演出は久保田唱さん。

 

 ↓CBGKシブゲキ!!の入り口

 

 ↓『オフィスの国のアリス』のポスター2枚

 

 

 ↓スケジュール

 

 宮﨑さんが演劇プロデューサーを務められるのは3作目だそうです。私は1作目は拝見しましたが、どうやら2作目は見逃していたようです。
 実は私はエイベックス所属のアイドルの皆様のご公演は何回か拝見しておりまして、それらの公演のレポートを書こうと思ってはいるものの、大変お恥ずかしいことに私が無能なせいでブログの更新が追いつかなくなってしまっている状況でございます。エイベックス所属のアイドルの皆様の中には、ご公演の際に写真を撮らせてくださり、ブログに掲載してよいと許可を賜った方が宮﨑理奈さんともう1人いらっしゃいますので本来であれば時系列順に執筆すべきところでございますが、今回、『オフィスの国のアリス』の舞台上で、「ハッシュタグオフィスの国のアリス」を付けて感想を投稿してくれたら見に行きます!」と呼び掛けられましたので、順序が前後するものの『オフィスの国のアリス』のレポートを執筆する次第でございます。

 

 まず、『オフィスの国のアリス』の粗筋は以下の通り。

 主人公・華村美里(演=宮﨑理奈)は25歳。15歳から10年間、アイドルグループのメンバーとして活動していたが、25歳にしてアイドルを辞め、化粧品メーカーに就職した。会社では上司や先輩に怒られてばかり。美里にとって楽しい時間と言えば、夢の中で歌って踊っている時であったが・・・。

 

 実は、本公演の比較対象となる演劇が過去に存在しました。

 劇団アフリカ座が、今は無き劇場Geki地下Libertyで2016年5月25日~30日に開催した演劇『MASTER IDOL ~マスターアイドル~』(主演は当時現役のアイドルだった稲森美優さん、脚本は杉山夕さん、演出は中山浩さん。『アイドルマスター』ではない)であります。『マスターアイドル』のレポートもブログに書こうと思ってまだ書いてないんですが、両作品の共通点と相違をご説明致しますと、

・『オフィスの国のアリス』は元アイドルが現実から逃げたいと願い、医療現場を舞台としている作品

・『マスターアイドル』は休業中のアイドルが現実から逃げたいと願い、医療現場を舞台としている作品

でありまして、元アイドルか休業中のアイドルかという違いはありますが、主人公が現実から逃げたいと願い、医療現場を舞台としている点が共通しております。両作品の比較は後でもう1回言及すると思います。

 

 『オフィスの国のアリス』についてもう少し見てみますと、冒頭、美里が会社で上司や先輩に説教される場面があります。ここだけ見ると、

「何で俺はゴールデンウイークに1万1千円の入場料を払って会社で上司や先輩に説教される場面を見に来ているのか。」

という気分になってきますが、これについても後でもう1回言及します。

 因みにこの場面で、先輩が美里に

「10代から芸能活動してて社会人の常識を知らない。」

と叱責する場面があり、出演者がアイドルの皆様だからこそ出来た台詞ではありますが、「こんなこと言っちゃっていいのか!?」とびっくりしてしまいますな。

 その後、ストーリーの中では、美里は本当はアイドルを辞めたくなかったのはないかという説が浮上します。

 

 ここで、本篇中で特に面白かった場面をご紹介致します。それは、登場人物が指名されて一発芸をやらされるという無茶振りをされた挙句、スベったので退去を命じられるという場面なのですが、無茶振りされるところがアドリブっぽかったのです。登場人物がスベった後、退去を命じられるまで微妙な“間”があったのですが、微妙な“間”は、演劇のストーリー展開の一部と言うより、いわばノンフィクションと言うべき滑稽な雰囲気で、思わず笑ってしまいました。台本ではこの場面にどのような指示されているのか気になりますね。私は昔からずっと言ってるんですが、演劇の面白いところはフィクションの中にノンフィクションがあるところです。

 

 さて、本作は出演者がアイドルの皆様であり、プロデューサーがアイドルの宮﨑理奈さんでいらっしゃいますので、本篇中にちょくちょく歌や踊りが挿入されるのですが、後半はいよいよ本格的にアイドルの皆様が歌って踊るパートとなります。私は宮﨑理奈さんプロデュースによる演劇は1作目と3作目しか拝見しておりませんが、3作全部この構成であるようです。

 このパートの最後の曲では観客による写真撮影が許可され、出演者からは

「カメラマンの皆様の腕の見せ所です。可愛く撮ってください。」

と呼び掛けられましたので、私も公演中に撮影した写真を披露しようと思います。でも「ハッシュタグオフィスの国のアリス」で検索して他のお客様が投稿されているお写真を拝見したら、みんな凄い前の方の座席からアイドルの皆様をアップで撮っていらっしゃるので、当日券を購入して後ろの方の座席から撮影した私の出る幕はなさそうです。

 ↓私の座席が右の方だったので、舞台上手の方に立っていらっしゃった出演者の方ばっかり撮っておりました。左から順に片山陽加さん、溝手るかさん、古賀成美さん、荒井レイラさん、増井みおさん、涼本奈緒さんです。

 

 

 

 ↓センターでお歌いになる主人公の妹・華村侑季役の上西恵さん

 

 ↓センターでお歌いになる宮﨑理奈さん

 

 

 ↓全員でポーズを取った場面

 

 歌って踊るパートの後、本篇の方はラストシーンとなります。ここで再び『オフィスの国のアリス』『マスターアイドル』を比較致しますと、『マスターアイドル』では主人公がアイドルとして復帰して大団円となりますが、『オフィスの国のアリス』では主人公が会社に出社して大団円となります。先程、「何で俺はゴールデンウイークに1万1千円の入場料を払って会社で上司や先輩に説教される場面を見に来ているのか」などと申し上げましたが、会社で嫌な思いをしている観客に対し、背中を押すラストとなりました。

 ここで私が思い出すのは、アイドルグループを描いたアニメ映画『Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-』であります。劇中、「あなた達は何の為にアイドルをやっているのか?」と問われるのですが、その答えが「お客様に元気を与える為だ」というのです。これはいい場面なので感動しました。なるほど、アイドルとはお客様に元気を与えるご職業でいらっしゃるのですね。『オフィスの国のアリス』は、会社で嫌な思いをしている観客に対して出勤する元気を与える作品であり、宮﨑理奈さんはアイドルの何たるかを体現していると言えるでしょう。

 ただ欲を言うと、美里が会社に出社して終わりでしたので、もうちょっと会社の上司や先輩が美里を心配していたなり温かく見守っていたなりの台詞を入れるとか、或いは美里が上司や先輩を見返してやろうと決意する台詞を入れた方が、より、観客に元気を与えたり、観客の心が温まったのではないかと愚考致す次第です。

 ↓最後に、こちらはパンフレットと出演者の皆様のブロマイドです。