全晴人語

全晴人語

(株)全晴社長 晴山勝 のつぶやき

Amebaでブログを始めよう!
 
今日、小型ハイトゲージが完成しました。
まだ、一部変更はありますが 形になったものを見るとうれしくなります。

不良品を完全に0にするために、検査の道具(ゲージ)の設計・製作にも
もっと取り組まなくては。誰でも使えるゲージ作りを頑張ります。
今日、鯖江のメガネ製作の関連会社に仕事をお願いに行ってきました。
その社長との話です。
ベトナムのホーチミンに出張してきたそうです。サイゴンリバーのそばの大きなマーケットで
暑いので扇子を買った。同行の人たちは、値引くように進めるが500円が高いからという理由で

また、靴磨きが靴を磨かせてくれと言ってきた。やはり同行の人はやめるように言ってきたが
わずかな金額だったので磨いてもらったそうです。

まずしい国の話が続いた。 チェンマイの駅前で10~15人の人が壁に寄りかかっていたそうです。
よく見ると手足がない人たちが壁に立かけられていたそうです。
一緒の言った人に聞いたところ、貧しいために手足を切り落とされ乞食をすることで生きている
ということ。

また、タイの北部の農家に田へ水を送るためのポンプが故障するので修理指導に行った群馬の方が、農家の軒先で母親に手を焼かれている男の子を見かけ、やめろと叫んだそうです。
食べていくことができない子供の手を焼いて、乞食をさせることで生きていけるようにして上げている。
そこで、社長の目に大きな涙。 今の日本に生まれ餓えということを忘れ、お金大事になってはいないか? 自分を見つめなおす一日になりました。


アメリカ・シカゴの展示会に行ったときにデジタルの測定器ばかりに驚きました。
ある人に聞いてみると数値で見えるものでないと合否の判断ができないからと
言われました。話半分としても、思わず うーん と納得。

われわれがお客様にヒントを頂き 製作販売しているものは、まったく正反対に
先端にボールをつけたシャフトを隙間に入れて当たる、当たらない ガタがある
から隙間の量を判断する道具です。

こんな道具は、世界中 日本だけです。

高額な測定器へ日本でも進んでいます。 数千万円もする測定器を持っているか
によって正確な仕事ができるではないと思うのですが?

30年前に作られたものは、ダメですか? 
日本には、職人さん ドイツにはマイスターというプロがいます。測定をしないと
いうことではなく、五感を大切にしながらの物作りを忘れて、お金に頼った測定器
へ進んで行くことは、逆に日本人でなくてもできるということですね。