アメリカ・シカゴの展示会に行ったときにデジタルの測定器ばかりに驚きました。
ある人に聞いてみると数値で見えるものでないと合否の判断ができないからと
言われました。話半分としても、思わず うーん と納得。
われわれがお客様にヒントを頂き 製作販売しているものは、まったく正反対に
先端にボールをつけたシャフトを隙間に入れて当たる、当たらない ガタがある
から隙間の量を判断する道具です。
こんな道具は、世界中 日本だけです。
高額な測定器へ日本でも進んでいます。 数千万円もする測定器を持っているか
によって正確な仕事ができるではないと思うのですが?
30年前に作られたものは、ダメですか?
日本には、職人さん ドイツにはマイスターというプロがいます。測定をしないと
いうことではなく、五感を大切にしながらの物作りを忘れて、お金に頼った測定器
へ進んで行くことは、逆に日本人でなくてもできるということですね。