「牛丼ラプソディ」 | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

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出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

rkb今日感テレビ「Oの焦点」2011.6.24

「牛丼ラプソディ」

 牛丼業界、競争再熱(西日本新聞2011.6.24付朝刊)、「すき家」を展開するゼンショウは23日、全店で「牛丼」並み盛りを30円安い250円で6月24日から30日まで販売すると発表しました。

 ライバルの吉野家と松屋は静観しているが、お客の動き次第では、再度、4月、5月に行なった値引き合戦に進む可能性ありだと思います。

1970年代後半、貧乏学生だった僕の主食は牛丼だったと言っても過言ではない。当時、牛肉が高級品で手が出せず、普段は鳥肉か、たまの贅沢で豚肉の生姜焼き定食500円が、精一杯の御馳走だった頃に、300円で牛丼が食べる事が出来る事は幸せでした。

さて、現在、吉野家の牛丼並盛りは380円、松屋は牛めし並盛り320円です。

デフレの影響を最も受け、ライバル間の競争が激しい牛丼業界の各社の戦略を分析してみました。

「牛丼御三家戦略はこれだ!」

       店舗数(各社HP調べ) 

1. すき家→1602店舗 圧倒的な店舗数と業界最安値を誇る。ゼンショウグループのスケールメリット(規模の大きさのメリット)を利用し、シェアの拡大により、現在、牛丼業界ナンバーワンを誇っています。

2. 松屋→787店舗 豊富なメニューとバリュエーションの多さ、更に丼には、他社で50円の味噌汁が無料で付いています。

3. 吉野家→1174店舗 吉野家=牛丼を言わしめ、世に広めた功績は大きい。価格は一番高いが、並盛で肉の量を5グラム増やし、米を10グラム減らし、工程を見直し、品質で勝負する。更に価格競争には280円の牛鍋丼で勝負を挑んでいます。

 最後に、良い意味で競争を行ない、食の安心・安全を第一に考えて、美味しくなったり、安くなったりするのは大歓迎です。