日仏ガビガビ家の愉快な生活 -5ページ目

バカンスの時の話

わたしを癒した週末

再燃

係長のおしゃべり

がつぼです。 いくつか例を・・
 
① 未だにドゥドゥ(お気に入りのぬいぐるみをフランスではこう呼ぶ。)
が離せない係長ですが,先日外出の際,うっかり家に忘れて,
車の中で,
 
「ドゥドゥ,わすれた! こまったなぁーー」
 
とか
 
「これやばいことよ~!」
 
と言ったので,本気で困っている係長をよそに
課長と大爆笑しました。
 
え?面白くない? ごめんなさい,,,
 
普段のまだ幼げにしゃべる係長をご存知の方は
クスリとしていただけるはず。
 
② 1年前に,外で私の横を猛スピードで
走り抜け,すれ違いざまに,
 
「チュキだよ。」
 
といい,私がえ??とかなってると,
 
数メートル先で振り返り,クールな顔で,
 
「ちれいだから。」
 
と言いました。 そこ,肝心なところかまないで!!
 
③ または,これもまたずいぶん前の話ですが,
お休みのチューの時に,私の首に手を回し,
いきなり直接口にブチュウーーーー!とそれは
かなり激しいキスをくれました。
 
口を離した瞬間,
 
「つおいのがちゅきでしょ?」
 
と,これまたクールに言いました。
 
 
課長もひょうきんだけど,係長は輪をかけてひょうきんで
日々笑かしてくれます。
 
毎晩UNOをやるのですが,負けるとカードを派手にぶちまけるという
荒いところも,,,誰に似たの・・・・?
 

祝!課長8歳!!

受験ブームの功罪

ここ10数年,日本中といっても都会のみですが,
小学生も中学生も,はたまた幼稚園も受験受験受験。
(鳥取ではどこ吹く風・・子どもたちは楽しく
外で遊んでます)
 
ニッポン(しつこいですが都会の)子どもたちは
洗脳されているかのように受験勉強させられています。
 
そしてその功罪が少しずつ現れてきています。
 
ずっと受験勉強させられてそのまま
大学に入った学生たち及び就職した新入社員。
 
足りないもの: 熱意,目的意識,解決能力,クリエイティビティ
 
不十分なもの:コミュニケーション能力,他者への共感能力,危機管理能力
 
全員が全員ではなく,もちろん受験を繰り返してきた人たちの中にも
こうした財産を兼ね備えたひとたちもいます。
 
しかしそうした人たちが目減りしているのです。
 
これやりたいんだ!! やらせてよ!!と親を困らせる子どもたちが
 
近年少なくなっています。 
 
親の言うことを聞くおりこうさんな子どもたちばかり。
 
もっと言うと,もう2歳からその問題の萌芽は現れており,
 
2016年度第27巻発達心理学研究という学会誌に
2歳児の反抗期の推移を10年単位で追った
研究が報告されていたのですが,
 
10年前に比較し,自己主張する,反抗する子どもが
激減していました。
 
一昨年の発達心理学会のシンポジウムでも,
近年幼児の体力・運動能力が低下していることが
報告されています。
 
じゃ,体育教室に通わせればいいじゃん?
 
スイミング,リトミックをやらせればいいじゃんと
 
そんな安直な話でもなく。
 
子どもが自分の意志の赴くがままに
 
思い切って駆け回り,のぼってみて,転がってみて,
 
自分の体の限界を知る。 心の動きを知る。
 
こうした経験が乏しいんです。
 
うちは受験させるつもりはないと思っても,
 
周りがしていれば,私も・僕も塾行きたい・・・と思うのが自然。
 
あぁだから思うのです。 日本から受験ブームなくなってしまえーー。
 
本格的な勉強なんて中学からでいい。
 
幼稚園は,ただ思いっきり遊んで体いっぱい動かして
自分の体を感じてほしい。
 
小学校時代は,必要最低限の宿題のみを出して,
学校から帰ったらまずランドセルを置いて公園に
行き,親に怒られるまで遊んでほしい。 
 
時々親に小突かれながら
宿題をやってほしい。 そして,家族といっぱい笑って疲れて,
明日はどんなに楽しい日だろうなと思いを馳せながら
ぐっすりたっぷりと寝てほしい。 親が心配するまで
深夜1時まで塾の宿題なんかしないで・・・
 
 
幼児期・児童期が失われつつあります。
 
この時期にしか得られないかけがえのない財産。
 
もっと大事にしたい。
 
子どもが子ども時代を全うできる社会になってほしい。
 
社会を支えているのは世のお母さん方が子どもに入ってほしいと
目指している一流企業,学者,医者などではない。
 
何十万種類とあるありとあらゆる仕事。
 
中には給与が安い仕事もあるでしょう。
 
給与が安い=不幸せ
 
ではない。
 
アメリカの研究では,高収入・資産ほど,精神疾患(うつなど)の
罹患率が高いという結果も出ているくらい。
 
子どもが寿司職人になると言ったら,とことん
やれ!と背中を押したい
 
学校の用務員さん! 素晴らしいではないか!!
 
子どもの将来の選択肢の幅を広げてあげたい・・・
 
それは賛成。 でも,私の中ではイコール受験勉強ではないですけどね!
 
受験ブームはビジネスです。丸。 
 
~余談~
私は課長に言います。
 
「おりこうさんすぎるよ~,もっと悪い子ちゃんになれぇ~♪」
 
「算数,半分しか点取れなかったんだ。 ま,いいよ。
ママも大っ嫌いだったし,0点とかしょっちゅうだったし,
大の苦手だったから。 だから,そこそこ頑張れ。」
 
 
 
 
 
 

心理学シリーズ:子どもが失敗を恐れないワケ

たまには学術的なことも書かないとね,,,汗
 
 
幼い子どもって果敢ですよね。
 
課長,係長にしても
 
・高いところに昇り,
・そして降りようとする
・火を触ろうとする
・大きな犬に突進していく
 
といったことはしょっちゅうでした。
 
「単にその後何が起きるか
わからないから?」
 
そんな単純な話ではなさそうです。
 
 
本日は,ゴホン,そんな話をします。
 
人間の脳は内側→外側の順に
発達していきます。
 
内側ほど原始的(呼吸,感情)で,
外側ほど高知能(意思決定,計画,記憶)と言われていますが,
 
最も複雑な前頭葉が一番遅く完成し,その時期は
児童期といわれています。
 
前頭葉はざっくり言って意思決定や判断,
実行機能を司っています。
 
つまり,ここがまだ発達していない子どもが
果敢である理由がソコにあります。
 
もし,仮に前頭葉が真っ先に発達していたとしたら,
 
・これをしたらあれが起きて・・・結果自分は何を得られないだろう
はたまた
・こんなことをして何になる?  (笑)
 
”こどもらしさ”がまったく失われることになると言われています。
そして現在の私たちほど高度な知能を持つことはなかったと言われています。
 
 
前頭葉が未熟なのが功を奏して子どもは
”果敢”にも様々なことにチャレンジし,
失敗し,ケガをし,自ら様々なことを
学習します。そしてそういった経験が
脳に直接フィードバックされ,脳の発達を促す。
 
よく出来ていますな~。
 
言葉の発達にしても同じことがいえます。
 
様々な感情の中,恥というのは
社会的な感情で,幼少期後期(3,4歳~)から
発達すると言われています。
 
1-2歳の言葉の爆発期が恥の発達より
遅れているのがわかりますね。
 
失敗から来る恥や他人への意識が薄いので,
失敗を恐れずガンガン言葉を発します。
 
子どもの言い間違いってかわいいですよね。
 
うちも
 
・ヨーグルト→ヨールグト
・テレビ→テビリ
・クリスマス→クリマース
 
課長との会話
 
私 「いやいや,これは課長にはつまらない」
課 「つまるぅー!」
 
つまらないの逆はつまる,か。なるほどな頭いいなと思ったもんです。
 
子どもなりに仮説を立てて,いろいろしゃべってみるわけです。
 
いろんな例外があって,大人でさえ第2言語学習の際発狂しそうになりますが,
そういう言語の理不尽さへの怒りもわきません。
 
こういう複雑な感情が未発達だからこそ,子どもが失敗を恐れず
とにかく数多くしゃべりまくる,そして修正される,を繰り返し
正確な言語体系を身につけます。
 
人間は未熟で生まれる(生理的早産)からこそ,周囲の助けが必要であり,
そうした周囲の手厚い援助や,環境との相互作用により
脳が複雑化していったのだと言われています。 
 
なので,小さい子どもにはそのあふれんばかりの意思を
尊重していろいろチャレンジさせてあげたいですな~。
 
ところで,係長がまだ言葉が遅かった時(今でも遅いですが)
 
・痛くない を 痛いない
・怖くない を 怖いない
 
という風に言い間違えていました。
 
ある日,人形遊びをしていて,人形を
ぎゅーーーーーとしていたので,
 
「あら,人形さん,苦しいんじゃない?」と言ったら,
 
「くるしゅうないよ~」 と言ったんです。
 
 
もう大爆笑!!!
 
オッケー係長!!!そのままでいてくれ!!!と。
 
「くるしゅうない~,ちこうよれ~」
 
 
 
 
 

元気になりました

最近のダイジェストと研究経過

面白心理学:匂い

視覚,聴覚,嗅覚,味覚,触覚のなかで,嗅覚って最も原始的な

感覚なんです。

 

町中を歩いていて,誰かとすれ違ったときに,

昔つきあっていた彼氏や彼女の香水と

同じ匂いを嗅いだ瞬間に,その当時の

甘酸っぱい思い出やどうやって別れることになったのか・・まで

記憶がフラッシュバックしますよね。(プルースト効果)

 

ある人や場所や名前を忘れても匂いは絶対忘れないそう。

 

今日はそんな匂いの話~

 

母親の嗅覚って特に優れていて,

 

新生児を何十人揃えても,自分の赤ちゃんを

必ず識別できるそうです。

(一方の父親の成績は散々ーー;)

 

あと,こんな面白い実験が一昔行われたそうです。

 

男子大学生を集めて,わきの下に

 

コットンをつめてもらってー(笑)

 

怒りを喚起する動画を見る群

 

喜びを喚起する動画を見る群

 

・・・のように様々な感情を喚起する動画を

見る群に分けられ,動画を見せました。

 

その後,コットンを密閉した容器に入れてー・・

 

別室の女子学生にそのコットンの臭いをかがせるという・・・・

(絶対いやー(笑))

 

 

具体的には,女子学生には何の感情もわかないような

 

ニュートラルな刺激動画を見せたそうで,その際に

 

沸き起こった感情を報告してもらうというもの。。

 

そうすると驚くべき結果が!

 

男子学生と女子学生の感情が一致したんです。

 

例えば,ムカつく動画を見ていた男子学生が

 

脇に挟んでたコットンを,女子学生が嗅ぐと,

 

「なんかよくわからないけどムカつく動画」と報告。

 

楽しい動画を見ていた男子学生が脇に挟んでたコットンを嗅いだ

 

女子学生は,「楽しい動画」と報告。

 

すごいですな~。体内から感情に関する何かが分泌されて

 

汗に紛れてるんですかねぇ~