<復刻版/TY125Fのハイカム付き140ccボアアップKit数量限定販売>
写真は民間人が撮りましたので怪しく不鮮明ですが、内容は以下の部品です。
1,140ccボアアップシリンダー+ピストン
2,140cc用上下ピストンリング+オイルリング3本
3,ピストンピン+左右クリップ
4,バルブシール2個
5,上下ガスケット+カムチェーン調整部パッキン
6,ハイレシオカム
ハイカムの写っていない鮮明な写真はこちら。実際はこれに+「ハイカム」が付きます。
以上、すべて旧Gas-Gas社の オプショナル(レース用)部品として販売されていた部品です。
対応車種:TY-S125F、TY125-4T、ランドネ、TY125Classic、BETA RR4T-125、TT-R125など
・シリンダーとピストンとピストンリングは、慣らし期間を短くするためにすべての摺動部はゴム砥石とオイルストーンで「角面」を落としています。
・ハイカムを交換してカムチェーンスプロケットをボルトで締め付ける時は、締め付けトルクはヤマハ指定の締め付けトルク1.8K〜2.0Kで必ず締めてくださいね。未熟な人ほど「締め付け過ぎ」になりますのでご注意ください。
・ハイカムと強化バルブスプリングは、普通はセットです。でも回転を常に1万回転以上あげて使うロードレーサーの場合はそうでも、ハイカムに交換して、エンデューロやトライアルに使う場合のバルブスプリングはスタンダードのままの方がいい成績を出しています。
強化バルブスプリングは、より強くカムの摺動部を押さえつけます。ようは「回転に無理」が発生します。でも「125ccである」「回転を常々そんなに上げずに一生慣らし運転である」のことを考えると、スタンダードのままの方が性能は変わらず耐久性も問題ない、という結論。だから交換する必要はありません。
以上、旧Gas-Gas社の オプショナル(レース用)部品として販売されていた新品部品ですが、数量限定(もうそんなには在庫が残っていない)で以下のお値段でお願いいたします。
部品点数1〜6すべてで「17,000円(税別)」でどうぞ。
もう一つのオススメは、ついでにクランクケース内の背圧を軽減する「ブリーザホース2ヶ所取り付け」です。140ccにボアアップした時は、この改良取り付けをした方が絶対にいい性能が出ます。「いい性能」とは、より高回転が回る、より軽く吹き上がる、エンブレが多少やわらぎ2stエンジンに近くなる、ですね。
140cc Kitをご希望で、なおかつブリーザホース改良もご希望の方は
1,あらかじめ先に、以下の2点の部品を外して当社に送る →郵便レターパック520円が日本一安いし翌日ここ着で到着。
a.シリンダーの左上に付いている6ミリのボルト2本を外して、カムチェーンカバーを外す。
b.ミッション室オイル入れ口蓋というか、オイルレベルを測る蓋というか、これを外す。
2,到着したこの2点の部品を加工してブリーザホースが取り付くようにし、140ccKitと一緒に梱包して送り返す。
このブリーザホース加工代金はすべて込みで「+6,000円(税別)」です。
ですので、140cc Kit+ブリーザホース加工=23,000円(税別)で、送料はサービスいたします。
スペインのGas-Gas社は倒産してオーストリアのKTM社に吸収されてしまったし、当時のGas-Gas社のワケあり販売新品部品はもう入手不可能なのを知ってくださいね。
・自分のしていることを良く言うプロパガンダ
蛇足ながらうちには2台のTYS125Fがありまして、この140ccに交換してもうかれこれ5年以上エンジンを酷使していますが、当たり前の経年による「パワーが少し落ちてきたかな??」以外には、なんだ機械的トラブルはありません、です。ただしこれは、定期的なオイル交換というかオイル管理が大前提での話ですよ。当たり前か〜。
株式会社黒山レーシング:開発部品製作室/黒山一郎