カナダで私立カレッジに通うことを考えている私。

それは、こちらで仕事をするため。

政府指定のカレッジに8ヶ月以上通うと、通学期間と同じだけのワークビザがもらえる、という制度を利用しようと考えたのです。


先日、通訳・翻訳コースのトライアルレッスンを受けてみて、生徒さんたちのレベルの高さにびっくり。

過去に、英語を使った仕事をしてきたり、何度か留学経験を持っていたり。

カレッジともなると、普通の語学学校とはまったくレベルが違います。

しかも、通訳・翻訳ともなると、「英語マニア」になるぐらい、英語にどっぷり向き合うことになるんだろうな・・・。そして、日本語とも。

勉強はかなりしんどそうだけど、英語力がつくことは間違いなさそう。


ただ、

カナダで、オフィスワーク(=私のキャリアにつながるような仕事)をするには、


ネイティブレベルの英語を求められることがほとんど。


ということが分かりました。


日本食レストランの仕事だったら、いくらでも見つかるのですが、

今さらサーバーの仕事をしても、私のキャリアにはつながらないので、意味がありません。


私の目的は、今後に繋がる仕事をしながら、彼と一緒にいること。

もし彼の存在がなかったら、私はカナダで働くことは考えなかったはずです。

でも、ネイティブレベルの英語を身に付けるのは、はっきり言って無理だと思います。


8ヶ月~1年、カレッジの通訳・翻訳コースで勉強しても、そのカレッジでの勉強は、「通訳・翻訳とはなんぞや」を学ぶ、ほんの入り口にすぎず、もっと専門的に学ぶためには、さらに別のカレッジに行くことになります。

英語のレベルアップにはなりますが、その道でやっていけるのかどうかは疑問だし、

なにより私自身、「通訳・翻訳がやりたい!!」という強い気持ちを持っていないことが問題です。


永住権があれば、仕事の選択肢はぐんと広がるのですが、私が移民ビザを取るのは、彼と結婚でもすることになったとき。

ただ、彼との結婚は、ないと思います。

ただでさえ結婚したがらないカナディアン男性ですが、彼はまだ25歳。26歳でマスターコースを卒業したあとは、仕事をして、自分の会社を設立し、さらにドクターコースにも進みたいと言っています。結婚とか子供とか、そんなことはまだまだ考えられないはず。

もし彼の存在がなければ、カナダに移民する理由もないので、移民を目指して時間とお金と労力をかけて何年もカレッジに通ったりする必要はまったくありません。


日本で仕事を探したほうがずっと、自分のやりたい仕事に就けることは、間違いのないことです。

でも、私にとって、彼と離れること=彼とのお別れを覚悟すること。


彼が以前の予定どおり、マスターコース卒業後、日本に仕事をしに来てくれたらいいのですが、

放射能問題に敏感になっているので、旅行には来ても、仕事で長期滞在することはないかもしれません。


かといって、彼と一緒にいるためにカナダに残ることは、私にとってリスキーなこと。


●カレッジの学費。

●生活費。

●カレッジ卒業後の仕事探し。

●彼との関係も、今後どうなるか分からない。


そこまでして、必死にカナダに残る必要があるのか?と、考えてしまいます。

仕事はレストランのサーバーでもいいから、とにかくカナダに残りたい!!とは思いません。

もう36歳なので、自分のキャリアにつながる仕事ができなければ、カナダに残る意味がないと思うのです。


実は今、空港で仕事をしたいと考えているんです。

空港で、英語と中国語を使って、空港利用者をサポートすることができたらと思っています。

しかし、カナダの空港では、永住権のある人しか採用されないようです。

やっぱり日本かなー。


カレッジで通訳・翻訳とか、IELTSの学校とか、

帰国する前に、最後に英語をブラッシュアップする意味で、通ってもいいかと思っていますが、

やっぱり、最終的には帰国して就職かな・・・。


悩みます・・・。

被災地の復興に関しては、見通しが立てられるものの、先の見えないのが原発問題です。


日々、日本のニュースをチェックしていると、「○○シーベルトであれば問題ない」といったフレーズがやたら出てくるのですが・・・。


私は日本のニュースは文字だけで、TVはチェックしていないので、現在の日本の人たちのムードみたいなものはよく分からないのですが、私は依然として不安に感じています。

それは、日本の報道に対して、下記のようなことを感じるからです。


●情報があいまいすぎる

●日本政府が情報規制をしているようだ

●基準値も変えている

●学者(IAEAも学者の集まり)の言ったことは信頼できるのか


などなど・・・。

こうなってくると、信頼できる情報を求め、自分で判断し、自衛することが必要になってくると思います。


放射能に関して、日常生活に役立つ情報を得られる、いいブログを見つけました。
武田邦彦さんという、大学教授らしき方(プロフィールが見られませんでした)が書いているのですが、誰にでも分かるよう、易しく私見を述べています。


事実が、あいまいにされず正直に書かれていて、こういう情報をメディアで報道してほしいと思えるような内容でした。

もしかしたら、みなさんの生活の手助けになるかもしれません。時間があったら読んでみてください。

takedanet.com

●放射能は、足し算で考えなければいけない。水や魚、野菜だけじゃない。放射能はいろんなところから身体の中に入ってきます。
●学者たちは、現時点までのデータに基づいて言っているのであって、今までに起こらなかったことは予測できない。学問とはそういうもの。

私は、上記2点に、はっと気づかされる思いがしました。

みなさん、くれぐれもできる範囲で気をつけて生活してください。
特に妊婦さんや小さな子供のいる方は、注意してください。


事実を正しく認識したうえで、なるべく健康被害を抑えるために生活の仕方を考えていくことが大事なのではないかと思うのです。

カナダに来ていた母も日本の状況を心配していたのですが、今朝、帰国した母から連絡があり、「もうみんな普通に生活してるみたいよ」と、拍子抜けした様子でした。


カナダの報道ではやはり、カナダに影響する部分が焦点になるので、ここのところはやはり原発の状況ばかりを報道していますが、実際、首都圏ではだいぶ落ち着きを取り戻し、人々も普段どおりに生活しはじめているとのこと。ほんとうに、ほっとしました~(*^o^*)


カナダにいる人々のほうが、日本人よりもずっと、日本の現状や今後を憂慮している感じがします。私も、もし帰国して日本が元気であることを目にしたら安心できるのかもしれませんが、正直、日本の報道のニュアンスと、アメリカサイドの報道のニュアンスと、半々ずつ信じているという感じです。


でも、再建に向け前に進んでいこうという気持ちを改めて感じ、ああ日本人はすごいなぁと思いました。海外メディアで報道されていた、日本の人たちの落ち着きや秩序を、とても誇りに思います。私たちにとっては、当たり前の感覚ですが、それがよその国からは驚きをもって見られるなんて、こちらも驚きです。

そして、私は日本人は根無し草のように感じていたのですが、やっぱり日本人は、国を愛する気持ちや連帯感というものをちゃんと持っているんだ、と思い、嬉しくもありました。


そして、21日発表の、世界銀行の、日本の復興への見通しは、私の予想よりも明るいものでした^^


世銀の報告書は、過去の例に基づく予測として日本の実質国内総生産(GDP)成長率は今年半ばまで低下し、その後は復興事業の本格化に伴って回復に転じるとの見通しを示した。

東アジア全体でも自動車や電子部品をはじめとする貿易や金融業界が短期的な打撃を受けることが予想される。ただ、阪神大震災後は1年以内に輸入が完全に回復し、輸出も震災前の85%のレベルまで戻ったことなどから、影響の範囲は一時的なものにとどまる見通しだという。(CNNより)


そう、日本は大丈夫。私も、日本がふたたび、力強く立ち上がることを信じています☆


日本にも、春が来ているそうですね。桜の花を愛でるように、みんなが上を向いて、前に進んでいくことを願っています。

私も、自分の行く道を、仕事のこと、彼とのことに軸を移して、考えます。


ところで、母がカナダに来ている間、日本の実家に、北京から小包が届いていたそう。

差出人の名前を確認してもらうと・・・中国茶のお店のお姉さんでした!ヽ(*'0'*)ツ

北京留学中に、何度かお店に茶葉や茶器を買いに行って仲良くなった、ヤンジエお姉さん。

茶葉とお茶菓子とともに、入っていた手紙の最後に「Good luck,Liyuan!!」と書かれている、と、電話の向こうで母が言いました。

ヤンジエ、ありがとう!!!!

久しぶりの更新になってしまいました。

私はまだ、バンクーバーにいます。

日本はこれからどうなってしまうのだろうと、毎日、心配しています。


実は、帰国予定日は今日だったのですが、

昨日、飛行機をキャンセルし、もう少しこちらに滞在することにしました。


ビザはあと1ヶ月くらいあるので、

カナダで、もう少し、自分の今後について、考えたいと思っています。


カナダに住むか、日本に住むか。


ここ数日で、カナダで生きていくという選択を、考え始めたんです。


もし、帰国したら、もうカナダに来ることはないでしょう。

カナダ人の彼も、日本がこうなった以上、もう日本に来ることはないでしょう。


彼のことは、いいんです。

今回の災害がなければ、帰国したかったです。

帰国して、日本で仕事をしようと思っていました。


いえ、災害が起きたあとも、帰るつもりでいたんです。


でも、日本の数年後、数十年後を考えました。

日本が、どうなっていくのか。

そして、そのとき、自分はどうなっていたいのか。


被災地の状況を、ネットのニュースで読むと、ほんとうに胸が痛みます。

そして、66年前、原爆で被爆した日本が、今度は原発によってふたたび被爆してしまったことが、悲しくてなりません。


今日、母をバンクーバーの空港まで見送ってきました。

一緒に帰る予定だった母を一人で日本に帰してしまい、せつない気持ちです。

バンクーバーの曇り空の下の、ピンクの桜を見て、涙が出てしまいました。


バンクーバーは、すっかり春です。

桜も、こぶしも咲いています。


私は、このままカナダに残るのか、

もしくは近日中に帰国するのか、

2週間ほどで決めようと思っています。


たとえどこにいても、

日本に、立ち上がってほしいと願う気持ちに変わりはありません。


私も、弱音を吐いてはいられません。

自分で人生の選択をし、切り開いていかなければ。

先週、バンクーバーで36歳になりました。


留学生も、地元のカナディアンも、誕生日にはレストランでパーティーをやる人も多いのですが、私は自分がホストになるのはどうも苦手なので、いつもどおりに過ごしました。


とはいっても、昼間は親友のあやさんと、Thomas Haas(チョコレートショップ。カナダブランドではないと思います。新宿の伊勢丹にもショップがあったような???)でお茶をして、夜は彼にイタリアンレストランに連れて行ってもらって、おいしいものを堪能しました(-^□^-)♪


Thomas Haasのスイーツは、大味なカナダのスイーツとはまったく別格、繊細でミラクルなおいしさ。彼へのバレンタインチョコレートも、ここで買いました。


カナダにはピザ屋は星の数ほどあるけれど、日本とちがって、パスタにフォーカスしたレストランというのはめったに見かけません。カナダ人に言わせると、「パスタは外でお金を払って食べるものではない」そうです。中国人がラーメンを外で食べないのと同じですね。


バレンタインは、こちらでは男性が女性にチョコレートやキャンディーなどを渡して、愛を伝える日です。

事前に彼から、「バレンタインって気にする?」と聞かれ、「いや、あんまり。日本では、バレンタインはおいしいチョコレートを食べるだけの日だからね」と答えた私。彼、特別なことはやらないんだろうな、と思っていたら、当日、突然私のアパートメントに、花束を抱えてやってきました。これには、かなり感激しました。


りーゆえんの家常飯@カナダ留学中★☆北京留学→日韓遠距離恋愛→バンクーバー留学☆★
彼が自分でアレンジしたそうです。


カナダ生活も、もうすぐ8ヶ月になります。

カナダで過ごしてみて思うのは、外国での生活というのは、それまで培ってきた自分のすべてが生かされる(試される)ものだ、と。外国人とコミュニケーションをとるときも、カナダ人の彼との話す内容も。それまで自分が見て触れて経験してきたものすべてを使って、コミュニケーションしています。

そして、さまざまなことに対して、自分の考えを話したり、日本での状況を説明できることが大切だと思います。

35歳で、カナダに来てよかったです。


そして、自分の中に取り込まれ蓄積されている、日本そして中国・韓国の文化に加え、今、新たにカナダ文化が浸透しているのを感じます。そんな36歳の自分が、楽しいです。


帰国まで1ヶ月ちょっとになり、バンクーバー留学生活を振り返ってみました。

3つのシーズンに分かれます。


シーズン1(3ヶ月):TOEICのための勉強に必死だった時期。やっていたのは勉強のみ。TOEICの点数は500点未満→720点に。目標の800点には届かず終了。

シーズン2(3ヶ月):語学学校で勉強しつつ、外国人クラスメートたちをはじめ、たくさんの人に出会った時期。

シーズン3(3ヶ月):カナダでの生活を満喫している時期。


最初のシーズンはほんとうにしんどかったのですが、最初に苦しんでおいてよかったです。おかげで今、カナダでの毎日を楽しむことができているのだと思います。

英語で自分の意思を伝えられるようになって、会話クラブでは韓国や南米、フランスなどのクラスメートたちと机を並べて、カナダ&メキシカンのカップルとシェアルーム生活をして、カナダ人のボーイフレンドと一緒に時間を過ごして。(最初は苦しくて、やがて中国語で中国人や外国人クラスメートと意思の疎通ができる喜びを日々感じられるようになり、韓国人の彼と楽しく時間を過ごした、北京での留学生活と、似た流れです。違うのは、中国では主に中国や韓国文化でしたが、カナダではミックスカルチャーに触れているところでしょうか)


異文化や外国人との交流が好きな私には、この毎日はほんとうに刺激的です。英語がある程度口から出てくるようになると、勉強もさらに楽しく感じます。


帰国後は、もういちどTOEICを受験して、カナダでの9ヶ月の成果を形にしたいと思います。英語と中国語のブラッシュアップに励みつつ、仕事をして、地に足のついた生活をしたいです。

そして、今回の日本での生活は、日本について振り返る時間にしたいです。いつかカナダに戻ってきたときに、日本の歴史も文化も、今の日本のことも、カナダの人たちに伝えられる、いち日本人になれるように。

最近では、パートタイムで会話クラブに通うだけの、のんびりした留学生活を過ごしています。

3月末に帰国しますが、ほんとうは、カナダで仕事を見つけて、もっとカナダに滞在していたいという気持ちです。

ワーホリビザの年齢制限をとっくに超えてしまっている私に残された道は二つ。


①すぐに就労ビザを出してくれる仕事に就く → ほとんど可能性なし

②カレッジに通って専門知識を身につけ、期間限定ではあるがワークビザを得る → お金がかかる


いずれも、難しいな~。

やっぱり、帰国して、日本で、仕事をしてお金を貯めて、勉強して知識を身に付けて、日本をじゅうぶんに満喫して、またカナダに来るのが、まっとうな方法かな、と思います。


りーゆえんの家常飯@カナダ留学中★☆北京留学→日韓遠距離恋愛→バンクーバー留学☆★

今、通っている会話クラブの教室で。

りーゆえんの家常飯@カナダ留学中★☆北京留学→日韓遠距離恋愛→バンクーバー留学☆★

彼からのバースデープレゼント。彼らしくて嬉しかったです。

右はコンパクトになるショッピングバッグ。

わざわざたたむ必要がなく、ただくしゃくしゃに丸めるだけのスグレモノです。


りーゆえんの家常飯@カナダ留学中★☆北京留学→日韓遠距離恋愛→バンクーバー留学☆★

カナダのバスは、スロープ完備。

車椅子もベビーカーも、がんがんバスに乗るし、周囲も協力的です。

そして、すべてのバスは電気で走っています。

日本でも早く導入できたらいいのに。

引っ越した家では、ネットにつなげないため(私のPCが古すぎるみたいです)、記事の投稿の間があいてしまいました。

とりあえず、先週投稿予定だった写真です。


りーゆえんの家常飯@カナダ留学中★☆北京留学→日韓遠距離恋愛→バンクーバー留学☆★

私の新しい部屋。

家具のクオリティがホームステイのときよりもぐっとよくなり、とても快適です。

りーゆえんの家常飯@カナダ留学中★☆北京留学→日韓遠距離恋愛→バンクーバー留学☆★

ルームメイトのアドリアナ。

インテリアデザインのカレッジに通う学生です。

3週間前に赤ちゃんを産んだばかり!

りーゆえんの家常飯@カナダ留学中★☆北京留学→日韓遠距離恋愛→バンクーバー留学☆★
こんなにちっちゃいんですよ~。かわいすぎ!!

ちなみにパートナーはメキシカンの男性。

二人はまだ結婚していませんが、

カナダでは、事実婚のまま生活することは、一般的みたいです。


りーゆえんの家常飯@カナダ留学中★☆北京留学→日韓遠距離恋愛→バンクーバー留学☆★

現在通っている、会話クラブにて、最も若いクラスメートたちと。

女の子二人は姉妹で、男の子はそれぞれ、姉妹のいとこ。

とってもかわいくて、大好きでした。彼らは明日、韓国に帰ります。


りーゆえんの家常飯@カナダ留学中★☆北京留学→日韓遠距離恋愛→バンクーバー留学☆★

こちらでiPod touchを買ってしまいました!!


彼と話すとき、私はいつも、少ないボキャブラリーから必死に単語を探しています。

会話はキャッチボールなので、彼から投げかけられた言葉に対して、合っているのかどうかは別として、とにかくすぐに反応するようにしています。


でも、言いたい言葉がすぐに頭に浮かばなくて、会話がストップし、「ああ、単語忘れた・・・」と宙を仰ぐこともしょっちゅうです。また、私が言いかけていることを、彼に先に言われてしまうことも汗

彼の話を聞くときも、分からない単語が出てくると、「それ、どういう意味?」と聞き返し、簡単な言葉で説明してもらっています。

全体の文脈や、その場の雰囲気から判断できるときは、分かったふりをしてうなずいています(笑)。ひとつひとつぜ~んぶ聞き返していたら、会話が成り立たないので・・・にひひ


こんなに英語のおぼつかない私と一緒に時間を過ごすのも、大変だろうし面倒くさいと思うのですが、彼は寛大だなぁと思います。

『ザ・シンプソンズ』の過去22年間すべての放送を何時間もかけてダウンロードして、USBに入れてくれたり。

映画『True Grit』(日本では3月18日公開予定)を一緒に見に行ったときは、ときどき横から説明してくれました。

一緒に部屋にいるときは、PCでネットサーフィンをしていることが多いのですが、彼はプロダクトデザインが専門で、サイエンスやテクノロジーの分野に精通しているらしく、建築、飛行機、銃、PC、インテリア、映画、音楽、エクササイズ・・・とにかく知識が豊富で、頭の中は常に何かを忙しく考えているみたいです。

なので、彼がどんどんいろんな話をしてくれて、私はふんふんと話を聞いて、ときどき聞き返したり、日本の状況を説明したり。そんな感じで過ごしています。


彼と話していると、日本は世界から熱い視線を注がれているのだなぁと、いつも思います。

サイエンス&テクノロジーの分野で、私の知らなかった、日本人による、歴史を塗り替えるような発明の数々を、彼から聞きました。

「日本人は礼儀正しくて、ハードワーカーだけど、その一方で、カラフルでクレイジーだ」というのが、彼の日本に対する印象です。

また、彼の中国人ルームメイトも、日本に熱い視線を注ぐ一人で、日本のアンダーグラウンドな音楽シーンや、ファッションにも詳しく、いつもいろいろ質問されます。

トーマスもそう。彼も、日本人ミュージシャンや、アニメ、日本の歴史もよく知っています。

彼らはおそらく、一般的なカナディアン&中国人ではなく、むしろレアな存在だと思うので、一般的なカナディアンや中国人の認識と彼らのそれは違うかもしれませんが、私は毎日彼らによって、日本という国が、外国の目にどんなふうに映っているのかを知ることができ、とても楽しいですニコニコ


彼とは、日々の出来事や会話を通じて、物事の考え方や食文化など、バックグラウンドの違いを感じます。やっぱり、文化の違いって無視できないものですね。むしろ、その存在は大きいかもしれません(汗)


食文化に関しては、親子丼や肉じゃがを作って、喜んでもらえなかったのは、彼が初めてです。中国でもカナダでも、外国人に何度も作ってきましたが、いつも好評だったのに、がっくりガーン

逆に、彼はピザが大好きで、何度か一緒にピザ屋にも行きましたが、私はもともとピザはあまり好きではないんです。どうも食事とは思えなくて。しかも、こっちのチェーンのピザ屋では、作って時間のたった、冷めたピザを普通に出されますし・・・(-"-;A

ちなみに彼が好きなのは、お肉(ビーフかチキン)、チーズ、オートミール。

彼の食生活は、かなりウエスタン寄りです。トロント(東側、ヨーロッパ人が多い)のほうの人だからかな。バンクーバー(西側、アジア人が多い)っ子のトーマスは、韓国料理を初めとするアジア料理が大好きで、むしろウエスタン料理を敬遠しているぐらい。そういう人だとラクなのですが、トーマスは珍しいタイプのカナダ人なのかもしれません。

とにかく、私は今後、彼に食事を作るときは、お互いの中間点となるメニューを考えなくては。次回こそは、喜んで食べてもらいたいです。


ところで、明日、カナダに来て初めての引越しをします。

半年間ずっと、フィリピーノの家庭にホームステイしていましたが、次の家では、メキシカン&カナディアンのカップルと、彼らの赤ちゃん(まだ生まれて2週間ヒヨコ)の3人と、同居です。

カナダ生活も、残り2ヵ月。まだまだ、何が起こるか、楽しみです。