ちょっぴり嬉しい欠席 | ココロのコトバ

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起立性調節障害という病気で、中学は2年半完全不登校だった息子。
単位制の通信制高校に進み、見違えるように生き生きと高校生活を楽しんでいます。

前向きに一歩ずつ…息子と娘とシングルマザーの私で歩んでいます。

昨日、息子は学校を欠席しました


2年生になって2回目の欠席だそうです


だそうです、というのは本人が言っていたから


私は今では欠席とか遅刻とか全然気にしなくなり


日数は把握していませんでしたあせる


前日からなんとなく体調悪い・・・汗


と言っていたのですが


朝の感じでは頑張れば行けそうでしたし


今までの息子なら間違いなく


午後からの授業だけでも行くビックリマークと言っていたでしょう


それが、どうしたことか『今日は休むビックリマーク


とキッパリ!!


なにか学校で嫌なことでもあったのか??


と心配したが息子をおいて出勤


そして学校に欠席の電話をしました



夜、家に帰ると息子は元気にしていました


息子は


『今日休んでおいてよかった


本当は先週からあまり体調がよくなかったんだ


明日から生徒会や役員会が立て続けにあって忙しい


ここで無理したらまた行けなくなる・・・と思った


今日休んでおけば明日からまた頑張れるビックリマーク


そうスッキリした顔で言いました


おぉ~息子はちゃんと自分の身体をわかっている目


ここまでは頑張れる


これ以上は無理できない


ということを自分でわかるようになり


そして、ドーンダウンと落ちる前に対処できるようになったんです


この息子の行動には本当に驚きました


頑張りすぎることをしなくなったんです


入学以来、頑張って頑張ってドドーンダウンと落ちてしまい


数日動けなくなることが何度かありました


そのたびに『恐るべし、起立性調節障害叫び』と思っていましたが


今回のことで


起立性に打ち勝った気がしましたにひひチョキ


先回りしてやったゼグッド!


みたいな感じかな?(笑)




起立性とのお付き合いもかれこれ5年となりました


日々少しずつの前進でしたが


振り返ってみるとずいぶんと前進しています


4年前、診断がついたとき


いろいろ病気のことを調べまくって


『成長とともに改善していきます』


という言葉に気が遠くなったのを覚えています


その頃は中学校に復帰することばかり考えていたので


起きられない息子の布団をはぎ取り


無理やりパジャマを脱がせ・・・


それでも行けない息子に


わざと聞こえるように大きなため息をつく・・・


そんなひどい母親をやっていました



それでもこうやって今


毎日元気に


『行ってきます』と制服姿の息子を玄関で見送ることが


日常になりました




私のブログの検索ワードで


一番多いのが『起立性』とか『起立性調節障害』です


このキーワードで私のブログにたどり着いてくださった方の想いが


数年前の私の姿と重なります


そんな方たちが私のつたないブログですが


少しでも元気や勇気や希望を見つけてくれたらな~


というのが今の想いです




今日息子はギターを担いで学校に行きました


『今日はスタジオで練習だから遅くなる~』


不登校時代にすることがなく


誕生日に買ってあげたギターです


当時はコードもわからず、独学でやっていたようです


それが今では学校のイベントでステージに立ち


スタジオで練習するなんていっちょまえになっている



息子にとって空白の中学時代


でもそれがあったからこそ


今、生き生きと何にでもチャレンジする息子に出逢えたんだと


そう思っています