前夜と一転・・・打線はわずか５安打
◎前夜と一転・・・打線はわずか５安打
「打線は水物」なんて言ったりしますが、それもここまで来ると・・・。昨日の１５安打の猛攻から、今日はわずか５安打。しかも相手はチリガミ王子と呼ばれているルーキー・七條投手でした。やはり初モノに弱いカープ打線は七條投手を打ち崩すことが出来ませんでした。
やはり初回に得点がほしかった・・・。２つの四球で２死１・２塁のチャンスをつかんだのですが、５番に入った松山選手がセカンドゴロに倒れ、結局この回は無得点に終わってしまいました。今のカープ打線、やはり５番打者が大きな落とし穴になっている傾向にあります。
カープ打線が七條投手から得点を奪ったのは３回のみでした。この回も簡単に２死を奪われた直後、木村選手がピッチャー強襲の内野安打で出塁すると、丸選手が追い込まれながらも甘く入った球を振りぬき、打球は最も深いバックスクリーン右に飛び込む豪快な２ランホームラン！これでカープは一気に逆転を決めました。
七條投手は左打者に対して３割５分以上打たれているとあって、今日のカギは左打者にあったように感じます。しかし、昨日の試合で猛打賞だった東出選手が抑えられ、５番の松山選手も音なし・・・。これがつながりを欠いた大きな要因となってしまいました。
打線に若い選手が多い、そして５番以降は相手投手によって打線が変わる・・・こういったことが、チームにつきかけた勢いに水を差してしまう要因でもあり、またなかなか打線が安定して力を発揮できない理由でもあるのでしょう。昨日１５安打しただけに、今日の５安打・・・あっという間に風邪をぶり返してしまったのようで心配は募るばかりですが、明日、何としても盛り返してほしいところです。
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７月２７日の試合結果（広２－３ヤ）
◎７月２７日の試合結果（広２－３ヤ）
Ｃ｜００２ ０００ ０００｜２
Ｓ｜０１０ ００２ ００Ｘ｜３
勝◇七條 ５試合３勝
負◆前田健 １７試合５勝７敗
Ｓ◇イム・チャンヨン ３７試合３勝２０Ｓ
ＨＲ：丸６号（２、七條）
安打数：広５、ヤ７
盗塁数：広０、ヤ０
失策数：広１（七條）、ヤ０
試合時間：２時間４３分
観衆：２１７３５人（明治神宮野球場）
★スタメン打者成績（打数－安打－打点の順）
１番：東出 輝裕（セカンド） ４－０－０
２番：木村 昇吾（ショート） ３－２－０
３番：丸 佳浩（センター） ４－１－２
４番：栗原 健太（ファースト) ３－１－０
５番：松山 竜平（ライト) ３－０－０
６番：小窪 哲也（サード） ３－０－０
７番：嶋 重宣（レフト） ４－０－０
８番：石原 慶幸（キャッチャー） ２－０－０
９番：前田 健太（ピッチャー） ２－０－０
※以下は途中出場でヒットor打点を挙げた選手
赤松 真人 １－１－０
★投手成績（投球回－投球数－被安打－奪三振－四死球－自責点の順）
前田 健太（６－８６－６－４－３－３）
今村 猛（１－１４－１－０－０－０）
豊田 清（１－１４－０－０－０－０）
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７月２７日、広島ｖｓ東京ヤクルトのスタメン
１８時試合開始の広島ｖｓ東京ヤクルトのスタメンです。
★広島★
１番：東出 輝裕（セカンド）
２番：木村 昇吾（ショート）
３番：丸 佳浩（センター）
４番：栗原 健太（ファースト)
５番：松山 竜平（ライト)
６番：小窪 哲也（サード）
７番：嶋 重宣（レフト）
８番：石原 慶幸（キャッチャー）
９番：前田 健太（ピッチャー）
★東京ヤクルト★
１番：青木 宣親（センター）
２番：田中 浩康（セカンド）
３番：ホワイトセル（ファースト）
４番：畠山 和洋（レフト)
５番：ウラディミール・バレンティン（ライト）
６番：宮本 慎也（サード）
７番：川端 慎吾（ショート）
８番：相川 亮二（キャッチャー）
９番：七條 祐樹（ピッチャー）
赤松選手、４安打でアピール！
◎赤松選手、４安打でアピール！
昨日の東京ヤクルト戦で「７番・センター」でスタメン出場を果たした赤松選手が、その起用に見事に応える４安打１打点の大活躍を見せました。
第１打席目の２回には、ラッキーなヒットで出塁した小窪選手を２塁において、ライト前へのタイムリーをヒットを放つと、４回の第２打席では追加点への足がかりとなるセンター前ヒットを放ちます。さらに、６回の第３打席ではその後の３点を生み出すきっかけとなったレフトオーバーの２塁打を放つと、７回にはレフト前へのヒット（畠山選手が飛び込むも後逸するラッキーなヒット）も放ち、実に４安打で打率も一気に．３５４に上昇しました。
昨日は相手が左腕の石川投手ということもあってのスタメン起用となったのでしょうが、赤松選手らしい低めの球を上手くすくい上げる鋭い当たりを見せてくれました。盗塁も１つ決めて、打撃でも走塁でもしっかり魅せてくれるプレーを連発しました。
なかなかレギュラーに定着できない赤松選手。抜群の足、抜群の守備力がありながら、なかなか定着できないのはやはり打撃なのでしょう。当たりまくりの日もあれば、サッパリの日もある・・・あまりに落差が激しいこともレギュラーをつかめない要因なのかもしれません。しかし、足に守備にとやはり魅力が詰まった選手。それだけに昨日の４安打を勢いにして、後半戦は一気に巻き返してほしいと思います。
ただ・・・野村監督の采配の特徴から考えると、今日の先発が右腕なら、いくら昨日４安打を放っていても、スタメンから外されるのかもしれません。でも、やっぱりこういった勢いは生かしてほしいと思うのですが・・・。
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７月２７日、今日のカープの試合は・・・
◎７月２７日、今日のカープの試合は・・・
広 島ｖs東京ヤクルト
（１８時、明治神宮野球場）
★中継情報★
フジテレビONE 17:50～22:20
★予想先発★
広島：前田健太投手（１６試合５勝６敗、防御率３．１７）
東京ヤクルト：館山昌平投手（１５試合８勝１敗、防御率１．５６）
★見どころ★
後半戦の開幕で、素晴らしい勝利を決めたカープ。まずは天敵の石川投手を打ち崩して、相手の出鼻を見事にくじきました。敵地で３連戦の初戦を取っただけに、この勢いで突き進みたいところです。
そんな今日の試合こそはマエケンの出番でしょう。相手となる東京ヤクルトは館山投手か、それともルーキーの七條投手か・・・。館山投手もカープにとっては天敵ですし、七条投手ならカープが苦手な初モノ。いずれにしても、カープとしてはここで踏ん張って、何とか連勝を手にしてほしいところです。
昨日もこのコーナーで触れましたが、マエケンは東京ヤクルトとの相性が良いだけに、あとは打線が昨日の勢いで突き進んでくれるかどうか。相手が右腕だけに、上位打線をになう東出選手、木村選手、丸選手の上位打線でどこまでチャンスメイクをしていくか・・・ここが大きな注目です。
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