SUMMER CAMP 11 | ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

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東方神起二人が大好きです。
主に妄想小説を書いております。

実際の二人とはなんの関係もありません。

以前のお話はこちらこそです。

http://s.ameblo.jp/chocochipu-0406/



ユノが行ったら、チャンミンが行かないわけもなく、そして、不安そうなチャンミンを見たら、私も重い腰をあげるしかなくて。

最終的に、三人はそれぞれスペースをあけて、森の中を入っていくことになる。

しかし、マイナスイオンもそろそろ飽きてきた。

気持ちはいいが、180度木に囲まれた森の中は不気味さも醸し出している。

二人の足の長さもあり、私は小走りで追いかけなくてはならない。

これだから、休みの日のジム通いは、かかせない。

だが、どんどん差は広がっていく。

このままじゃ、二人を心配するどころか、はぐれた私が森の中で遭難しかねない。

ふと、小さい頃読んだ童話を思い出した。

迷子にならないように来た道の手がかりにと、手に持っていたパンをちぎって置いていく。

ああ、二人のせいで、食事の途中だと気がつかされてイラっときた。

チャンミンとの距離はさらに広がり、いよいよ見失いそうになったとき、森の出口が見え、眩しい日差しがふりそそぐ。

そして、その眩しい光の先に二人が立っているのが見えた。

必死で歩いてきたから気がつかなかったが、ゆるやかな山道をのぼってきたようで、その先が小さな崖になっているようだ。

二人は立ち止まり、その下を覗いていた。

おいおい、無茶はやめてくれよ。

怪我でもされたら、ついていった私の立場が苦しくなるんだから。

幸「こら!そこまで!そこから先はだめだ!」

二人は同時に振り向いた。

ユ「幸田さん!ついて来たんですか?」

チ「よく追い付けましたね。その短い足で。」

幸「こらぁ!短いだけ余計じゃ!」

ユ「見てください。たぶん、あの花かと。」

ユノが指差す方向をみると、崖の途中で一輪の赤い花が、凛として咲いているではないか。

幸「お!本当だ。」

ユ「綺麗ですよね。」

幸「本当に。」

チ「幸田さんのとことじゃないですよ。」

幸「わかっとるがな!」

ユ「まるで、チャンミンみたいだ。」

チ「な、何をばかなことを。」

そういいつつも、顔は真っ赤だ。

チ「どちらかというと、あれはユノのようで。」と、小声でいい、ちらっとユノを見つめる。

なんだ?この甘い空気。

私は邪魔物か?

ユ「せっかくだから、写真におさめよう。」

ユノが身を乗り出して撮ろうとするが、バランスを崩しよろめくと、すかさず、チャンミンが支えた。

チ「もう、危ないですって。」

ユ「ごめん。」

チ「これだから、ほっとけないんです。」

見つめあってる二人に、再び甘い雰囲気が。

幸「ん、うっ、うん。」
私はここにいるよ、変なことおっぱじめるなと、アピール。

ユ「あ、幸田さん、いらっしゃったんですね。」

知ってるくせに。