真のアーティストになり時代のカリスマになる方法 -5ページ目

ライブの集客に関する質問にお答えします。

【live配信】フィッシュマンズのユーストリームマーケティングを解説。

5月3日、野外音楽堂で行われたフィッシュマンズのユーストリームでのライブ中継。

70000人が視聴したこのライブ配信について、
前回の日記でお話ししました。

「バイラルマーケティング」の可能性などに言及しましたね。

で、今回はその続き、、、というか別の視点(切り口)をお話しします。

久しぶりに動画をとって、YOUTUBEにアップしましたので、ご覧あれ。




この事例をどのように僕たちはモデリングしていったらいいかっていうことを
お話ししています。

グッズ販売やイベントの打ち出し方などの参考になると思いますので、
バンドメンバーや音楽仲間、イベンターといっしょに見て下さい。

またレーベル、ライブハウス、レコーディング/リハーサルスタジオなどを
運営している人にも役立つと思います。


島田

PS:

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【live配信】7万人が視聴した野外音楽堂でのライブ



5月3日、野外音楽堂で行われたフィッシュマンズのライブが
Ustreamで生中継された。

現地のライブ観戦していたリスナーは3000人に対し、
Ustreamは70000人以上の人が視聴したというから驚きです、、、

ウソです。

全然、驚いていません。

具体的な数字まで予測はしてませんでしたが、
マーケティングがうまかったので、
ある程度の規模になるだろうなーと思っていました。

で、実際予想通りうまくいったみたい。

ということで。

おもしろい事例ですので、今回はこの

「フィッシュマンズ野音マーケティング」

をひも解いてみようと思います。

まずどうやって広めたか、という点。

ちゃんと調べたわけではないので、はっきりわかりませんが、
今回のライブプロモーションは、おそらくテレビCMやラジオ、
雑誌などの広告は使われなかったと思う。

Ustreamの生中継ということもあって、
オンラインのマーケティングのみで
集客したのでしょうけど、その仕組みを解説。

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バイラルマーケティングに向いているユーストリーム

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バイラルマーケティングって知ってます?

まあ、言葉はどうでもいいのですが
要するに口コミを使ったマーケティング手法です。

「今日の夕方、フィッシュマンズのライブが生放送されるらしいよ!」

とリスナーが他の人に口コミしていき、
アメーバ状に広がっていくという仕組み。

で、この口コミってやつは別に新しいものではなくて、
昔からありました。

主婦の井戸端会議なんてものを想像してもらうと
わかりやすいかと思います。

「あそこのランチ、たったの500円でドリンク、ケーキまでついてお得ですよ!」

っていうあれですね。

その口コミを活用してお客さんを集めるのがバイラルマーケティングです。

「口コミ」だけを深く追求していくこともできるのですが、
今回はどうやって広がっていったかという点を考えていきましょう。

従来の口コミですと、人から人に直接伝えていくしかなかったため、
どうしても時間がかかります。

エリアの制限もありました。

それに比べて、オンライン上のバイラルマーケティングはどうでしょうか。

時間も場所も超えて、一瞬でおとなりさんに話しかけられますね。

だからこそ、短時間で爆発的に広まることができるのです。

ですので、70000人という視聴者をほとんど広告費もかけずに
集めることができたのでしょう(どこまでを広告費として考えるかによりますが)。

つまり、今回のポイントは、ネットを使って口コミをおこして
広めたというところですよね。

それに、ユーストリームってのは生中継できる個人のテレビ番組
みたいなもので、ツイッターと連動してるのため簡単に口コミがおこりやすい。

これが今回のバイラルマーケティングの特徴のひとつです。

『ネットの中でも口コミしやすいツールを使った』

ということですね。

誰でもその場で、つぶやいて世界中の人たちにお知らせできるので、
影響力は強力です(お客さん全員が営業マンみたいな感じですね)。

主婦の井戸端会議と違って、時間も空間も超えて広がりやすいのが、
イメージできるかと思います。

しかも、リスナー側にもツイッターやユーストリームなども
浸透してきていて受け入れ態勢もできている、、、
(これはもっと加速していくでしょう)

それに、ユーストリームはYOUTUBEとは違って生中継。


要するに、、、

いろんな意味で、

口コミしやすい環境が整っている

ということが今回オンライン上で広まった大きな要因で、
アーティスト側は最大限にうまくツールを活用したので
ここまで大きな結果が出たのでしょう。

リスナー心理としても、今、テレビをつけても同じような音楽や
番組ばかりで、退屈でしょうからよりおもしろい情報を求めていますからね。

メディアの在り方を問われている今、アーティスト側としてはチャンスです

マニアックになればなるほど、気持ち悪くなればなるほど
コアなファンが集まって、それこそ自然発生的に口コミも広がっていくでしょう。

ただ、こういった事例を表面的にとらえて、

「そうか、今はやっぱりツイッターやユーストだな!」

と単純に思った人は今回のマネをして同じようにやっても、
うまくいきませんよ(無意味なフライヤーをランダムにばらまくよりはましでしょうけど)。

なぜなら、本質は別なところにあるからです。

ツイッターやユーストはツールに過ぎないので、
これ自体では集客できません。

ただてきとーにつぶやいていて、
お客さんが集まったら苦労しないですよね。

ですので、必ず本質を忘れないようにして下さい。

そして、その本質に関しては今までブログやコンテンツなどで
お伝えしてきたので勉強熱心な人なら、その真理に近づけるかと思います。

ヒントとしては、、、

・今はどんな時代か
・100年前、今、100年後も変わらないことは何か


というところでしょうか。

表面的な派手な部分にとらわれずに、
深い部分を注意深く観察してみてください。

まあ、なにより一昔と違って口コミしやすいインフラが整った
ということは発信者としてはありがたいことです。

自分で番組つくって、PV流して、ライブ中継もできて、
世界中のお客さんと一瞬つながることができるなんて、
すごいことですよね。

しかもほとんどお金も時間も労力もかけずにできるなんて。

要するに、アイディア次第でどうにでもなる環境が整っているいうことです。
(YOUTUBEで人気出てデビューするアーティストも多いですからね)

本当の意味で、力のあるクリエイターやアーティストだけ
生き残っていくでしょう。

淘汰の時代ですね。

というわけで、あなたの活躍を楽しみにしています。

今回は、7万人が視聴したフィッシュマンズのライブ中継の
バイラルマーケティングを少しお話ししました。

次回もこのライブについてまた別な視点から
あなたの活動に活かせる方法を提示したいと思います。

それでは、また次回。


島田

PS:

今回のフィッシュマンズのメンバーは下記の通り。

<出演>
茂木欣一(Dr) / 柏原譲(B)/ HAKASE-SUN(Key) / 木暮晋也(G) / zAk(Engineer)
飴屋法水(Sound Effect) / UA(Vo) / 小山田圭吾 (G) / 勝井祐二(Violin) /
カントゥス(Cho) / 沢田穣治 with Strings(Strings Arrangement) / 永井聖一(G)/
七尾旅人(Vo) / ハナレグミ(Vo) / 原田郁子(Vo) / Bose(MC) / やくしまるえつこ(Vo)

メンバーだけでも豪華で、口コミがおこりやすい要素のひとつになってますね。

サイトはこちらです。

プロモーションなど参考になりますよ。

PPS:

5月2日はきよしろーさんの命日でした。

そして、きよしろーさんからの影響を公言していた
フィッシュマンズのボーカル佐藤さんももういない。

ボーカルの佐藤さんがなくなって10年以上経つのに、
ここまで多くのファンを熱狂させるライブが行われているって素敵なことですよね。

時代や国境も超えて、愛されるアーティストになるためのヒントが
フィッシュマンズにはあると思います。



PPPS:

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(なんだか今まで設定できていませんでした 笑)

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【ライブ集客】ワンマンイベントを成功させる秘訣

インタビューシリーズの第4号を公開します。

今回のインタビューは、大阪で行われているジャムセッションのイベント
「FUNK JAM」の元リーダーやぶのしんいちさんです。

ジャムセッションというマニアックなイベントですが、
安定的にお客さんを集めることに成功し、
自身が離れた後も、安定的に集客できるイベントにまで
成長させています。

イベントやライブの集客の秘密から、
やぶのさんならではの交渉術、コミュニケーションのコツ
なども教えてくれました。

興味がある場合は下記のサイトをチェックしてみて下さい。

▼ こちらか画像をクリックするとインタビューシリーズのページへいけます


真のアーティストになり時代のカリスマになる方法


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The Music Rebel Runt
インタビューシリーズ

~音と言葉の暴動~

音楽界を変える時代の反逆者たち


BASS  やぶのしんいち 大阪府出身

エレキ&ウッドベース奏者、元ジャムセッションリーダー。

【共演者】

藤野美由紀(sax)、宮崎隆睦(T-SQUARE sax)、ぼんちおさむ(vo)、
梅津和時(RCサクセションsax)、板橋文夫(pf)、塩次伸二(gt)、
浅野祥之(杏里、角松敏生gt)、田井中福司(ルードナルドソンds)

弘田三枝子(vo)、フラッシュ金子(米米クラブsax)、

ジミ橋詰(ヒューマンソウル ds)等と共演。

【ここ数年は海外へジャムセッション通い】

ブラジル:リオデジャネイロ
アメリカ:NY・ボストン・ニュー・オリンズヘ。

海外のミュージシャンと交友を深め、共演も。

【大阪ジャムセッションFUNKJAM 開催】

海外で体験のジャムセッションをホームタウンで。

その為に立ち上げたSNSサイトには1400名が参加
最大時70名参加・開催店は180%売り上げアップ↑。
数々の伝説を作りリーダーを譲る。(今も継続中)

【只今ミュージシャンの為のあらゆるサポートを展開】

集客・ウエブ媒体作成・音楽運営・ライブ術・練習法、
ジャム術・音楽家の為の思考法・音楽家の為の生活習慣
音楽家の為のコミュニケーション術など総合的にアドバイス。

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他に、インタビューして欲しいミュージシャンや
アーティストたちがいればお気軽に連絡して下さい。

なるべく実現させてお届けしていこうと思います。


島田

PS:

先日、埼玉のあるバーで行われたジャズイベントに行ってきました。


そこで興味深いジャズボーカルの人に出会いまして、
「歌」に関しておもしろい話をいろいろきけたので、
何らかのカタチでまたシェアしようと思います。

「歌」に関して聞きたいこと、知りたいことなど
ありましたらメールかメッセージか、コメントか、
連絡をもらえたらと思います。

PPS:

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音楽と仕事を両立するライフスタイル

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人の言うことなんて気にしちゃだめだよ。

「こうすれば、ああ言われるだろう・・・」

こんなくだらない感情のせいで、
どれだけの人がやりたいこともできずに死んでいくのだろう。

ジョン・レノン

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日本で音楽をはじめ好きなことを
やろうとすると「趣味」という位置づけが
強いと思います。

好きなことをやることと現実を生きることは別で、
生きるために嫌な仕事をやらなくてはいけない
という考えが一般的ですよね。

そして、生きるための仕事にありつくためには
電車に乗り、苦いコーヒーを飲み、毎日歩いて、
いろんな人に会わなくてはいけない、、、

と高田渡さんも歌っています。

一方で、冒頭のジョン・レノンの言葉にあるように
まわりの目を気にして、堂々と好きなことができない
というケースもあるでしょう。

では、もし好きなことをやりながら生活もでき、
まわりからも応援されているとしたら、ある意味
理想のライフスタイルを送っているということになりますよね。

でも、そんなの不可能なのではないか。。

そんな感じがするかもしれませんが、実は
世界に目を向けると、好きなことをやりながら
生活をしている人たちがたくさんいます。

有名なのがハワイの音楽シーン。

ハワイのミュージシャンは音楽だけをしている方が珍しく
何かしらの職を持っているといいます。

だからといって、生活のための仕事ではなく、
音楽も仕事も同じくらいに好きなことだということなんです。

趣味の音楽をやるために、嫌な仕事をしているわけではなく、
どちらも好きなことをやっているというスタイル。


スラッキーギターの歴史に大きな影響を与えた
ギャビー・パヒヌイも水道工事の仕事をしていたといいますし、
ハワイの音楽史上過去最高のセールス記録を樹立している
ケアリイ・レイシェルなんかも職をもっているとききます。

自分たちのライフスタイルを大事にしたい

という考えから自然とこのようなライフスタイルが確立され、
独特な音楽を育てたとみる音楽評論家もいるくらいです。

流行を気にせず自分たちのやりたい音楽ができるので、
結果的に音楽が「音楽の役割」をちゃんとわきまえたまま
存在しているとみている人もいます。

趣味は趣味、仕事は仕事でわけずに自然に好きなことが
できる文化だということですね。

でも、それは外国だから、、、

と思う人もいるでしょうが、日本にもこのハワイのような
音楽シーンが存在する地域があります。

なので、実際にそこに行ってライブを観てきました。

知っている人は知っていると思いますが、
沖縄の那覇市にある栄町市場というところです。

八百屋や肉屋、飲み屋などが集まる下町の雰囲気が
漂う素敵なところなのですが、ここでお店をやりながら
音楽をやっている(音楽をやりながらお店もやっている)
というアーティストがたくさんいます。

で。

実際に、僕が行ったライブがこれ。

「栄町市場 東北関東大震災支援チャリティーライブ」








飲食店やリサイクルショップなどを営む
4、50代のおばさんが結成した
おばぁラッパーズ(平均年齢53歳!)の演奏です。

3月27日に行われたイベントですが、
不謹慎・自粛ムードの中、こんな素晴らしいMCをしていました。

「お金や物資を送るだけが支援でない、踊ることも支援だ!」

続けて「元気な人が健康に楽しく過ごすことも支援のひとつ」と
おばあさんは言ってました。

気分的にどんよりしてしまうのは、人間だからしょうがない。

しかし、感傷的になっているだけでは、何も変わらない。。

元気に、踊れ!

というわけで、イベントはお祭り騒ぎで大盛況。

手をゆらゆら揺らしたり、足を踏みならすのは沖縄では
厄払いの意味もあるそうで、地元の人はみんな踊りまくり。

聞いたところによるとこのように盛り上がるイベントは珍しくないらしく、
ヘチマをもって踊り出す人もいるということです(笑)

このように、栄町市場の人たちもハワイのミュージシャンと同じく、
音楽も仕事も同じように好きなこととしてやっている。

そんなライフスタイルが日本でもあるということを
改めて知ってほしいというのが今回のメッセージでした。

置かれた立場や環境によっては、すぐに実現できるとは限りませんが
考え方や行動によっては実現可能なライフスタイルだと思います。

当たり前ですが、可能性は無数にあるので、何を選択し、
行動していくのかが、これからのあなたの人生を決定していくでしょう。

震災から1か月以上がたちますが、今、自分ができること、
やりたいこと、やるべきことをおばぁラッパーズに教えられた気がします。


島田

PS:

沖縄には実際に足を運び、音楽事情などの話をきけたのですが、
ハワイには行ったことがありませんので、細かい実情は知りません。

詳しい人いたら教えて下さい。

近いうちに行ってみたいなあ、と思っています。

PPS:

前回の記事で募集したレディオヘッドのマーケティング解説ですが、
思ったよりけっこうリクエストが多かったです。

なので、実際に解説動画でも撮ろうかと思っています。

そうそう、YouTubeでこの動画はチェックしました?

先日、販売されたニューアルバムが全部聞けますね。

しかも曲選択もできて、かなり便利です。

全部アップされたらCD買う人いないのでは、、、

そんな心配をしている人もいると思いますが、
あなたはどう思いますか?

PPPS:

4月5日で31歳になりました。

たくさんのメッセージありがとうございました。

個別に返事は出せませんでしたが、
きちんと目は通しています。

ありがとうございます。

31になりましたが、いまだに24,5に見られます(笑)

もう少し経験を積まないといけないですね。

今年も精進します。

PPPPS:

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応援お願いします!(選挙風に 笑)。




アーティストマーケティング最前線!

レディオヘッドの新作が販売されましたね。

・・・

2007年にリリースしたアルバムは、

・リスナーが価格を自由に設定できる
・レコード会社を通さず、ネットでの直通販


ということで、大きな話題をよびました。

賛否両論はありましたが、個人的には
タイミング的にもおもしろいものだったな、
と思っています。

プロモーション的にもうまくいったみたいで、
アーティストが行う

DRM+フリー戦略

の成功例のひとつとも言えるでしょう。

その前作から4年たって販売されたのが今回の作品。

好き嫌いはおいておいて、彼らの売り方から学ぶことは
多いので、サイトをチェックしてみて下さい。

▼ 画像をクリックするとレディオヘッドの販売ページへいけます


shinrishのブログ


過去の歴史から学ぶことも多いですが、
最前線のアーティスト事情をチェックすることも
大切ですよ。

特に、

・CDやグッズをつくって販売している
・オンライン通販をしている
・レコーディングをしていて、どうやって売っていこうか検討している


という人には参考になると思います。

できれば、英語でのオフィシャルサイトにいって、
そこからネットサーフィンしていくと、
またいろいろな売り方が見えてきますよ。


島田

PS:

最前線のマーケティングから学ぶことは
たくさんあるので、今回のレディオヘッドのプロモーションも
動画や音声で解説しようと思いましたけども、
興味はありますか?

もし興味ある人が多いなら、検討してみようと思います。

連絡先は、、、

info★shinrish.net(★を@に変えて下さい)

まで。

キモイやつが時代を創る秘密


Youtubeでradioheadの98年のライブを見ながら
記事を書いています...



・・・

今日は、前回の続きをお伝えしようと思うのですが、
前回の記事を読み返してみたら、わかりにくい上に
読みにくい文章でしたね(苦笑)

拙い文章で申し訳ないですが、なるべく丁寧に
伝えることを心がけますので、がんばってついてきて下さい。

さて。

前回のおさらいをざっとすると、

自己表現ということにおいて、
カオス状態の中で、僕らはがんばっている

という感じでした。

要するに、

世界は混沌として、そのごった煮の中で活動している

という意識を持ってもらいたいって
ことですね。

意識というか、認識というか。

世界からは、

ごった煮のドロドロの中の一部に
みられているよ


ってことですね。

で。

今日は2つ目の視点、、、

「あなたから見た世界」

を考えていきましょう。

世界から見たあなたは、ゴタゴタのドロドロの
一部だと言いました。

では、あなたから世界を見たらどうでしょう?

まあ、同様にドロドロでベトベトですよね(苦笑)。

楽しいモノもくだらないモノも
いろんなものが溢れている。

だけど、自分とまわりを比べたとき、どうでしょう?

ヤバい!浮いてる、、、あわせなきゃ。。

と、思うことないですかね。

ベトベトでゲロゲロの中ですから、
ルールに従おうとしがちです。

ですが、ここで客観的に自分を見てもらいたいのです。
(正確に言うと、自分の主観が入るので本当の客観は存在しないのですが)

そんなカオスの中に自分がいて、まわりはゴタゴタして
似たようなことをやろうとしている状況で、

「自分もその一部になっていいのか?」

と、問いただしてもらいたいのです。

もう少しわかりやすく言うと、

同じことやっても埋もれて見えなくなってしまうよ

ってことを冷静に判断してもらいたいんですね。

これは、奇をてらって変なことを
やれって言う意味ではないですよ。

スタイルの確立を思い出してほしいのですが、
椎名林檎さんは「後付け」と言ってましたね。

スタイルは後からできてくるから、
まずは一生懸命やれっという解釈をしてもらえたらな、と。

で、前回、例に出したハードロック・ソフトロックの中に
あった例えば、ミクスチャーとかドリーミーポップとかは、
勝手に誰か賢そうな人が、後から名づけただけですよね。

本人たちは好き勝手やっていたというのが実情でしょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


結果、新しいものがうまれたっていうのが、
音楽に限らずいろんな分野で起こっていることです。

こんなカオス状態だからこそ、

「新しい価値を創造する」

という意識を持つ必要があるということです。

アーティストとしての「進化」と言ってもいいかもしれません。

動物や生き物の歴史を見ても
おもしろい進化の例はたくさんあります。

例えば、ハチクイ(BEE-EATER)という鳥が
いるですがご存じでしょうか?

名前の通り、彼らはハチをとって食べるらしいのですが、
(正確には、ハチ以外の昆虫も食べるみたいです)
どうしてハチを食べるようになったかというと、

ハチは毒も持っていて、食べにくいやっかいな昆虫で、
競合しないから、選んだ

ということらしいです...

ああ、素晴らしき進化のブルーオーシャン戦略

と、僕は感じてしまったのですが
僕らもハチクイのように、アーティストとして進化を
していく必要があるということです。

・・・

ここまで、いいでしょうか。

現代社会でアーティスト活動をしていくにあたって、

・世界から見たあなた
・あなたから見た世界


という2つの視点を持って、自分自身を高めて進化していく
必要があるということですね。

では、いったいどうやっていったらいいのか、
ということですが、これだ!という魔法のようなものはありません。

様々な方法で、自分を高めて行く必要がありますが、
今日は、アーティスト活動の振舞いという観点でお伝えします。

今まで、お話ししてきた通り、世界はカオス状態ですので、
そもそも認識すらされなくなってきています。

そんな中、どんな人やモノやアートが認識されるのか、
と言うと、、、

キモイやつ

です。

うわってなるキモイやつでないと認識すらされません。

例えば、ファッションとかメイクにおいても
みんなといっしょに似たような感じが多いですよね。

そこで、うわっていう格好の人がいたら、
目立ちますよね。

簡単に言うと、そーゆーことです。

音楽に限らず、いろんな分野に目を向けてみると
わかるのですが、最近のヒット商品やサービスは
全部ある意味、キモイやつばかりですよね。

ここで言う「キモイ」というのは、好きな人には熱狂的に
支持されるけど、一般の人には全然理解されないもの
っていう意味です。

音楽ではよくありますよね。

大好きなアーティストのCDを友達に薦めても、
全く理解されないって経験があるかと思います。
(僕はよくあります 笑)

多くの人は、みんなに好かれようとしますが、
そうすると価値の画一化がおこり、「その他大勢」に
カテゴライズされてしまいます。

賛否両論ってありますよね。

賛と否、実は同じことを言っています。

あのバンドはギターの音がうるさいから、好き・嫌い。

あのアーティストは、楽曲が暗いから、好き・嫌い。

などなど。

この賛否に対し、多くの人は「否」を拾ってしまいます。

ファンやまわりがこう言っているから、改善しなくては...

でも、実はまったく逆なんです。

「否」の意見は無視するか、もっともっと増幅させる

曲が暗くて売れないと言われたら、もっと深く暗い曲をかく
ギターの音がうるさいと、アンケートに書かれたら、
もっともっとうるさくする、、、

そう、それがあなたの「強み」であるからです。

今回の文脈で言えば、「キモイ」ポイントですね。

アーティスト活動において、まわりの意見を取り入れることは
無駄です(ユーザビリティは別ですよ。あくまで表現においてです)。

まわりの意見を聞いたときに終わります。

理由は簡単です。

良い悪いを言っているのはその人の「主観」にすぎないからです。

そして、主観において、誰にでも支持される楽曲やライブは、
誰にも支持されないからです。

要は、ゴタゴタの「その他大勢」になってしまうからなんですね。

行列のできる店やライブ会場には老若男女いろんな人が
来てますか?

いや、来てませんよね。

あるライブでは、真黒な服に包まれた人が集まっていたり、
あるラーメン屋では、コアなラーメン好きが集まっていたり、
まわりを見渡せばいくらでも事例があると思います。

要するに、、、

まわりの顔色をうかがって、あたりさわりのない表現しかできないような
アーティスト活動をやっているとまぐれあたりはあっても熱狂的に
支持されることはないですよ

ってことです。

まあ、こんな記事を読んでいる人はキモイアーティストだと思うので(笑)

自分を信じて、とことん突き抜けてほしいというのが
今回のメッセージです。

まあ、人生短いですからね。

いつかやろうと思っていて、準備していたけど、
準備だけで人生終わってしまった

とならないように、まわりを無視してとことんやってもらいたいです。

それでは、今日はこんな感じで。



島田


PS:

最近、自分の文章の雑さがよく目につくのですが、
記事を読み返してみると自分の演奏みたいと感じました(苦笑)。

即興的に言いたいこと言いいまくるみたいな。

きちんとした文章を書く人は、
きちんとした演奏するだろうなあ、
と思う今日この頃です。

PPS:

本崎さんといっしょにギターの練習をして、
24週間後にライブデビューを目指すという企画が
進行しています。

・演奏力をあげたい
・音楽仲間や友人をつくりたい
・本崎さんといっしょにライブをやりたい


と言う人は、チェックしてみて。

ブログはこちらです。

世界から見たあなた

どうも、島田です。

前回、「スタイルの確立」というテーマで
記事を書きましたが、多くの反響がありました。

というわけで、その続きとでも言えるような感じで
今回もあなたのアーティスト活動のためになる
お話をしていきたいと思います。

まず前提にあるのが、

自分で表現したいことを突き詰めていって、
自分を高めていけば、自然とスタイルが確立され、
選ばれる存在になる...


という考えです。

なぜこのようなことが言えるのか、また可能なのか、
しかし、多くのアーティストはこのような道を選ばないのか、、、

についてお話ししましょう。

これには、複雑なメカニズムが絡んでいて、
簡単には言えないのですが、
ざっくりとお伝えしますと、

僕らが生きている日本の社会の仕組み、
世界でのポジションがそうさせてくれない
(そういう思考を奪っている)


というイメージをしてもらえばOKです。

歴史や経済や政治、文化、思想などもっと掘り下げて
丁寧にお話しするとより理解が深まるのですが
膨大な量になってしまいますので、そこは各自でお勉強して下さい。
(要望と機会があれば、またお話しします)

つまり、

やりたいことを自由にやれない(やってはいけない)

と、思い込むような社会に生きているので、
自分の好きなことを思いきりやれないアーティストが多い
ということです。

もう少しわかりやすく言えば、子供のころから
そのように教育というか、洗脳をされているという感じですね。

価値観の画一化とでも言えばわかりやすいでしょうか。

隣のあの子より早く走る、親や先生の言うことは聞いていい子にしている、
テストでいい点数とって、いい学校に進学し、いい会社に入る...

よく考えると不思議なことではあるのですが、
当り前のように一つの方向に向かうレールがひかれています。

なぜ画一的に同じような人間になるように、
向かっていくのか、仕向けられているのか、
その辺りを紐解いていくといろいろ見えてくるのですが、
今回はそれらの背景を割愛して、

アーティスト活動と現代社会がどう関係してくるのか

ということにフォーカスしたいと思います。

いいでしょうか?

・・・

元来、表現するとはどういうことか?

アーティストって何者なんだ?

っていう根本的なことを考えることはものすごく大事なのですが、
それよりも現実の今の活動において、どう振る舞っていったらいいのか

ってところに一番、興味があると思います。

ですので、今回は2つの視点を手掛かりに
これからのアーティストについて話を進めていきましょう。

一つ目は、、、

世界から見たあなた

です。

さてさて、先ほど価値の画一化のおこるような社会に
僕らは生きているというお話をしました。

これは、どんな社会かイメージできますか?

・・・

簡単に言えば、似たようなものが多くなるってことです。

オリコンに入っている音楽や、テレビや雑誌にでている
タレントや芸人など見てもらえばわかりやすいかと思います。
(別に彼らが悪いと言っているわけではありませんよ。)

消えたと思っても、また似たような人やモノがでてきたりしてますよね。

これが価値の画一化の側面です。

違った言葉に置き換えると

「人々の欲求や要望の拡大・均一化」

とでも言いましょうか。

ですから、今までメルマガやブログを通じてこんなことを言い続けてきたのです。

価値の多様化が進んでいるため、お客さんが望んでいるものを
合理的に把握はできない


ということですね。

もう少し具体的に言うと、近距離で見ると価値が細かくなりすぎて、
多すぎるということです。

点が散らばっているイメージをしてもらえば
いいかと思います。

これを遠くまで引いて見てみるととどうなるか、、、

多すぎる価値が二極に集まって偏っている

という風に見えるんです。

イメージできるでしょうか?

わかりやすいように音楽で例えると。

ハードロックとソフトロックというジャンルが
ありますよね。

これは、遠くからみた二極です。

よく雑誌の特集などで、バンド分布図みたいのが
あると思いますが、両方に偏っていますよね。

これを近くで見るとどうでしょう。

例えば、ハードロックを大きな枠組みで捉えると、

・ハードコア
・ラウドロック
・パワーポップ
・グラインドコア
・サザンロック
・インダストリアルロック
・スラッシュメタル
・ミクスチャー
・へヴィロック
・デトロイトロック


などなど。

たくさんのジャンルに細分化されますよね。

同様にソフトロックも、、、

・AOR
・ネオアコ
・シティポップス
・喫茶ロック
・リトルロック
・イージーロック
・ドリーミーポップ
・フレンチポップ


などなど。

厳密なジャンル分けを議論しているわけではないので、

「ネオアコはソフトロックじゃねー!」

などといったクレームは受け付けません(笑)

要は、遠くから見ると二極に分かれているものが、
近くに寄ると細かい点で散らばっているということを
言いたいんです。

価値のグラデーションとでも言いましょうか。

で。

こんな現状で、あなたはどこにいる?

っていうのが一つ目の視点。

「世界から見たあなた」

になります。

いろいろな音楽が溢れ、ジャンルの垣根も
なくなっています。

リスナーも、

「オレは北欧メタルしかきかねーぜ!」

という猛者は少ないですよね。
(個人的にはそういう人は好きですが 笑)

しかも、音楽以外にもおもしろいものが
たくさん溢れている、、、

テレビ、インターネット、ケータイなどなど
あらゆる誘惑に囲まれて暮らしているのです。

ここで言う、リスナーとかオーディエンスは、
そのまんま「世界」と置き換えて考えてもらうと
わかりやすいかと思います。

情報過多の混乱状態の中、アーティスト活動を
しているということなんですね。

こんなカオス状態から、どうやってあなたを
見つけてもらうのでしょう?

どうやればあなたを認知してもらうのでしょうか?

・・・

長くなってしまったので、続きはまた次回
お伝えしたいと思います。

楽しみにしていて下さい。


島田


PS:

自分を高めていく...ということを
冒頭でお話ししましたが、そういう観点から、
自分のルーツを見つめなおすことはすごく大事。

で。

僕自身もルーツというものを最近、見つめ直していて、
小学校の頃の「将来の夢」的な作文には
マンガ家ということを書いていたのを思い出した。

マンガは今でも大好きだけど、小さい頃から
特に強い影響を受けているマンガ家さんのインタビューを
YOUTUBEで見つけてみてみました。

それがこれ。








多くの気づきと学びがあって、モチベーションアップにもつながりました。

先生を見習って、何か連載を始めてみようかと思う、今日この頃。

・・・

こんな感じで、自分が小さい頃好きだったものや
熱中したものの中には、これからの人生の大きなヒントが
詰まっていると思います。

ですので、もしあなたの小さな頃の夢があったら、
ぜひ聞かせて欲しいですね。

他人に自分のルーツを話すことによって、
新しい道が開けるかも、ってことで。

PPS:

本崎さんと楽しい企画をはじめますよ。

詳しくは、こちらのブログで。

本崎さんはルーツどころか、自分の日常まで
さらけだしています(笑)

世界最大規模のロックフェスに出演する日本人

どうも、島田です。

あなたはグラストンベリーフェスティバルを
知っていますか?

イギリスで行われている世界最大規模のロックフェスです。

歴史も古く、1970年から開催されています。

ウッドストックが1969年ですので、
ほぼ同時期ですね。

70年には、T・レックスのマークボラン、
71年にはデヴィッド・ボウイ、ピンク・フロイド、
ゴング、トラフィック、フェアポート・コンベンション
などが出演したみたいです(...豪華ですね)。

T・レックスがピンとこない人は、浦沢直樹のマンガ「20世紀少年」の
映画のテーマソングのバンドだと言うとわかりやすいでしょうか。

そんな大物も出演しているでっかい野外フェスが

グラストンベリーフェスティバル

とイメージしてもらえばいいかと思います。

この伝統あるロックフェスに今まで出演している
日本人ミュージシャンは、

スカパラ、BOOM BOOM SATELLITES、
あとは、渋さ知らズオーケストラくらいでしょうか。

彼らは、日本でもフジロックなどに出演しているので、
知っている人は知っているアーティストですよね。
(僕も何度かライブを観たことがあります)

で。

年に1度開催されるこの大きな野外フェスに
2009・2010年と2年連続で出演している
興味深い日本人のアンダーグラウンドミュージシャンがいます。

彼は、先ほどあげた日本人ミュージシャンのように
フジロックなどのような日本での大きなフェスに
出演しているわけでもなく、テレビや雑誌など
といったメディアにも露出していません。

大きな事務所に所属しているわけでもありませんし、
僕らと同じようにライブハウスでライブをやり、
CDなどのグッズを売り、同じようにフライヤーを配り、
同じような活動をしているインディーアーティストです。

おもしろいのは、ホームページもないどころか、
テレビもパソコンもない生活を送ってるという点ですね。

ですが、バイトもせず好きな音楽を自由に続け、
ライブ活動だけで普通の生活を送れるぐらいの
アーティストライフスタイルを手に入れているのです。

ちなみに去年、結婚もしました。
(奥さんは、ブリストル出身のアーティストです)

要するに、僕がいつも提案している

「真のアーティストの理想型」

を実現しているアンダーグラウンドミュージシャンだということですね。

・メジャー事務所にも所属していない
・テレビや雑誌などのメディアにも露出していない
・仕事やバイトなどをかけもちをして音楽をやっているわけでもない

だけども、結婚もして幸せな生活を送り、
誰にもコントロールされることなく、
自由に自分のやりたいことを実現している
アーティストなのです。

こういったアーティストスタイルが少ないので、

音楽で成功=メジャーデビュー

という古い図式がまだまだ残っている印象を
受けますが、再確認の意味も込めて、彼のような自分の好きなことを
自由に発信して、誰かにコントロールされることのない
ライフスタイルを構築していくことを再度、提案したいと思います。

彼は、ヨーロッパツアーなども独自で行っていて、
その辺の秘訣やポイントも含めてインタビューをしてきました。

このインタビューは去年から行っている
インタビューシリーズのひとつとして
いつかあなたにお届けしようと思います。
(まだ公開は未定です)

で、ここからが重要なのですが、、、

彼との話を基に、今日は

「スタイルの確立」とはなんぞや?

というテーマで記事を書きたいと思います。

タイトルをつけるとしたら、

「アウトサイダーの逆襲!アーティストのスタイルとは!?の巻」

という感じでしょうか。

なんだか安っぽいタイトルですが、ご了承ください(笑)

・バンドの方向性に悩んでいる
・自分のポジションがよくわからない

という人のヒントになればな、と思います。

では、準備はいいでしょうか?

・・・

まず聞きたいのですが、スタイルというと、
あなたはどんなイメージがありますか?

芸風、作風、行き方、考え方、哲学、態度、、、

などなどいろんなキーワードが思い浮かぶと思います。

もちろんそれらのキーワードが間違いというわけでは
ありませんが、ここでは、わかりやすいように

「方向性・生き様・立ち位置」

と、簡単に定義づけて話を進めますと。
(別にこれが正解というわけではありませんよ)

「今は●●●みたいなバンドスタイルがいいのですか?」
「自分たちのバンドスタイル作りに悩んでいます。どんなのが受けますか?」
「これからはこんなスタイルが流行りますよね?」

なんてたまにですが、質問されたりします。

さっきの定義で大雑把に解釈すると、

これからはこんな方向性でいけば失敗せずにうまくいきますよね?

ということを言いたそうですよね。

ですが、こんな相談をされると、個人的に違和感を
感じるのです。

それは何か。

その僕の個人的な違和感を代弁しくれているおもしろい
動画があるので紹介します。

それは、「イチロー問答」という番組のあるシーンです。

イチローとゲストがテーマによる
キーワードを直観的に問答していくという
なかなかチャレンジ精神溢れる番組での1シーン。

ゲストが椎名林檎でテーマが「スタイル」のときに
彼女がとんでもないことを言っています。



見てくれました?

...そう、「スタイル」というキーワードに
椎名林檎は「後付け」と言ってますよね。

これを見たときにいろんな意味で僕はショックだったのですが、
もしあなたも椎名林檎が「スタイル」を「後付け」と言っていることに
僕と同じようにショックを感じたのなら、同じ感性かもしれません。

僕がショックを受けた理由は、

うわー言ってはいけないことを言った。しかもあの立場で。

といった感じと、僕がいろんなアーティストに相談される
スタイルの質問の違和感をズバリ代弁している、、、
といったところからです。。

まあ、飛ばして言ってしまうと、、、

てめぇーで方向性なんて決められねぇよ!
決めるのはまわりだ!!


ということなんです。

例えば、

これからは●●系だ!

とか、

今日は●●っぽいやつでいくぞ!

とかカテゴリを決めて出発するのではなくて、

自分しかできないことを表現していたら、
いつの間にか周りから評価されるようになっていた


これがスタイルの正しい姿だと個人的には思います。

理由は、いろんな角度から話せますが、今回は、

そもそも僕たち人間だよね

っていう観点からお話しします。

まず重要なのが、僕ら人間は生まれながらにして、
何かの組織に属しているということ。

つまり「ソーシャルな生き物だ」ということです。

Facebookをつくった人の映画「ソーシャル・ネットワーク」
というものが公開されたり、mixiなどでもお馴染みの
ソーシャル・ネットワーキング・サービスなどという言葉も
広がってきたので、あなたも聞き慣れてはいると思いますが、
そもそもソーシャルって何なのか、
ということを話さないといけないですね。

ソーシャルなネットワークって何なのか。

それって食えるのか。うまいのか。

いえ、食べれませんよね(笑)。

...冗談はさておき、ここでは、「社会的なつながり」としておきます。

つまり、さみしいと思っている人たちを結びつけるサービスが
「ソーシャル・ネットワーク・サービス」とも言えますよね。
(もちろん他の機能もありますよ)

で、人間は社会的な動物とも言われるように、
mixiやツイッターやfacebookがあるから、
ソーシャルな活動が盛んに行われているわけではなく、
もともと、そういった性質を持った生き物なんだということです。

それが、先ほど言った

生まれながらにして何かの組織に属している

ということなんです。

産まれたときから家族に囲まれ、
幼稚園や保育園に行き、小学校、中学校、高校、大学、会社と
いう日本人の一般的なコースを例にとっても、
いつもどこかに属していますよね。

要するに、

「自分ひとりで生きているわけではない」

ということなんです。

当り前なことですが、かなり重要です。

僕らは一人では生きているわけではなく、
何かの組織に属している、、、

だから自分で自分が何者であるか、
もっと言えば自分が何者になるかを
決められないということなんです。

これがスタイルは後付けであり、まわりが自分の立ち位置を
決める「人間である」ということです。

で、スタイルをまわりが決めるということは
バンドの方向性やアーティストのポジションみたいなのを
自分で決められないのか?というと、ちょっと違います。
(し、そうすると今回の話が身も蓋もなくなってしまいますよね 笑)

ここで手掛かりになるのが、

自分しかできないことを表現していたら、
いつの間にか周りから評価されるようになっていた


という僕が思う、スタイルのあり方です。

「うーん、そんなの理想論だし、非現実的だ。」

と思うかもしれませんが、多くのアーティストと接していると
成功して自分のポジションというものを確立している人は

自分しかできないことを表現していたら、
いつの間にか周りから評価されるようになっていた

というケースが多いんです。

わかりやすいように、例をあげますね。

ここで、やっと冒頭で紹介した
グラストンベリーフェスに出演している
アンダーグラウンドミュージシャンの再登場。

先日のインタビューの時、彼に

「どうやって今のポジションを確立したんですか?」

と聞いたらこんな答えが返ってきました。

「好きなことをやっていたらこうなったんです。」

・・・

さらに、こうも付け足して言ってました。

「逆に、これしかできないんです。。」

・・・

もっと言えば、最近の音楽シーンのこともよく知らないし、
音楽以外でもどんなものが流行っているのかも知らない
とのことでした。

では、彼は何をやっているのか?

簡単に言うと、ただ単に自分の欲求・興味のままに高みを目指しているのです。

一見、浮世離れのドライな印象を受けるかもしれませんが、
僕は彼からすごく「生」というものを感じました。

自分の本能のままに、欲求のままに突き進む、、、

かといって、まわり(他者)というものを無視している
わけではなく、自分と対話をしながらも目の前の人にフィードバックし、
世界を創っているという印象です。

結果どうなったか?

彼の発するものに魅かれ、まわりに人が集まるようになった

ということなんですね。

大事なポイントは

「自分でこういう方向性で行く」

とか

「これだったらいける」

とかではなくて、自然と自分のスタイルができていったということなんです。

見落としてはいけないことは、決して今のポジションを最初から狙って、
やっていたわけではないということなんですね。

だからこそ、知名度も少ないアンダーグラウンドミュージシャンが
2年連続で伝統ある世界最大の野外ロックフェスに出演するように
なったと思いますし、彼の今のポジションがあると思います。

そして、彼の成功例にアウトサイダーのチャンスを感じ取れると思います。

実際に彼のライブの映像を見てみて下さい。








彼のライブをみてみてどう感じましたか?

特別なスキルや高い技術ではなく、まわりに選ばれる要素とは何なのか、
あなたなりに考えてみると今後の活動のヒントになるでしょう。

音楽に限らず、ここまで情報が氾濫した今、何かと比べられたら終わり
だと個人的には考えています。

つまり、

「あのバンド、確かにテクはあって上手いけど、どっかで聞いたことあるよね...」

なんてお客さんに思われたら、スタイルもできないどころか、
その他大勢に埋もれて、忘れさられてしまうということです。

今回は「スタイルの確立」というテーマで話していますが、全体的に
アーティストブランドの作り方も、これからのライブの集客のあり方にも
通ずる話だと思いますね。

長くなってしまいましたが、あなたの参考になればと思います。

それでは、最後にグラストンベリーフェスに出演する彼のライブで
今日は、お別れってことで。




島田晋輔






PS:

選ばれる存在になるには、比べられたら終わりと言いましたが、
逆に言えば、

「代えのきかない存在になればいい」

というヒントもプラスしておきます。

あそこのボーカル変わったけど、なんか違う、、、
やっぱりあのバンドのドラムはあいつじゃないと、、、
新しいギターはうまいやつなんだけど、しっくりこない、、、

といった会話を聞いたことありますよね。

これこそ「代えのきかない存在」を表しているシーンだと思います。

PS:

お年玉音声はもう聞きました?

まだでしたら、前回の記事から受け取って下さいね。


お年玉プレゼントがありますよ

島田です。

この時期になると思いだすセリフがあります。

昔、大学の講義での中国人の先生が
元気よく言っていたあいさつです、、、

「あけましておめでとうございました!」

・・・

というわけで、2011年になってから
1週間くらいたちましたが、まだまだ
おめでとうございますってことで、
『お年玉』を用意しました。

僕からあなたへのメッセージ音声です。
(もちろん日本語ですよ 笑)

今年の音楽活動の目標や計画を立てたり、
バンドのミーティングで方向性を決めたりするときに
役立つ内容だと思います。

お年玉はこちら から受け取って下さい。

ついでにあなたの今年の抱負なども
聞かせてもらえたら嬉しいです。

音声では2010年の音楽シーンを振り返りつつ、
2011年をどのように活動していけばいいのか、
僕なりの見解をお話ししました。

44分34秒のmp3音声ですので、
楽器の練習でもしながら聞いてみて下さい。

ではでは、ありがとうございました!


島田

PS:

ちなみに今年の僕の抱負は、「集中」ですかね。

生活環境、肉体・精神の安定をはかって、
やりたいこと、やるべきことにフォーカスを絞って
集中して鍛練していく、といった感じです。

現状に満足せずさらなる飛躍を目指して、
精進したいですね。

もちろん、あなたの助けになるようなことを
どんどん企画していこうと思います。

というわけで今年も楽しくやっていきましょう。

PPS:

プレゼントはこちら から手に入ります。