レポ◆JUNE BRIDE with 中西京介⑥《ダーリンは芸能人♡LS》イベント | 二次元のカレに逃避中♪

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主に、SNSアプリの乙女ゲームについてのレポ、および携帯恋愛ゲーム《ダーリンは芸能人》(LoveDuetを除く)をベースとした妄想2次小説を書いてます。※PC推奨です
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超久しぶりのレポです。

たしか、《ダーリンは芸能人♡LastScandal》のラストイベだったかと。

保存しそこなって抜けてるところがあり、当該箇所を補完しているため内容が異なってることがあります。ご了承ください。
 

 

《ダーリンは芸能人♡LastScandal》

ラストイベント

JUNE BRIDE 〜中西京介ver.〜⑥





―――そして私は何万もの人が集まってくれたライブのステージに立っていた。


「みんなー、今日は来てくれてありがとー!」


声を上げると地鳴りのような大歓声が沸き起こる。


(嬉しい…こんなにたくさんの人が集まってくれたなんて……)


心からの感謝の気持ちを込めて歌声を届ける。

そしてこのライブは京介くんが計画した通り、ファッションショーも兼ねていた。

ステージから飛び出した形になってるランウェイ。

そこをモデルさんたちが歩く中で私もデザイナーさんたちの服を着て歌う。

みんなも楽しんでくれているのが伝わってきた。


『衣装、すっごく可愛い!』

『○○ちゃんの歌を聴きながらファッションショー も見れるなんて最高だよね!』

『これ、京介の演出なんでしょ?さすがだよね』

(京介くん…)


ステージの袖で見てくれている彼に視線を送ると満足げな表情をしているのがわかった。

そして最高のライブもとうとうクライマックスを迎え、最後の一曲となったところで…。


「○○ちゃん、こっちよ!」

「うん!」


手招きされて最後の着替えのために ステージ裏に飛び込む。

私が着替えていたのは予定していたピンクのドレスではなく純白のウェディングドレスだ。


(ドレープが床にたなびいてすごく素敵…)


着替えを終えて袖に戻ろうとした時、モモちゃんに呼び止められる。


「ちょっと待って!

 ○○ちゃん、はい。これで完璧!」


渡されたのは紫とピンクの花でまとまった可愛らしいブーケ。


「これ、私からのプレゼント!いってらっしゃい、キュートな花嫁さん」


パチッとウインクをして背中を押してくれる。


「ありがとうモモちゃん…!」


早着替えを終え、ステージ袖に出てきた私を見て京介くんが目を見張る。


「○○ちゃん…、え、何でウエディングドレスを…?」

「予定と違うことしちゃってごめん。でもこのドレス、Waveのみんなとモモちゃんがプレゼントしてくれたものなんだ。結婚のお祝いにって」

「結婚のお祝い?……え?」


京介くんを驚かそうってみんなで考えてくれた計画、でもそれはファンに結婚の報告ができるようにと私へのプレゼントでもあった。

私はまっすぐに京介くんを見つめて、手を差し出す。


「京介くん、私と一緒に歩いてくれますか?みんなに私の大切な人を紹介したいから」

「……っ!」


京介くんは言葉を失っていたけど、やがて口角を上げて私の手を握り返してくれた。


「ここは行くしかないね」


最後の曲のサウンドだけ流れる中、私は京介くんと手をつないでステージに現れた。

一瞬静かになる会場。

だけどすぐに意味を理解してくれて、どっと喝采が起こった。


『○○ちゃん、すごくきれい…』


二人手をつないでランウェイを歩いていく。

京介くんは最初は少し照れていたようだけど今はいつも通りの笑みを浮かべている。

ランウェイは今シルバーホワイトに色を変えてキラキラと私たちを照らしてくれていた


「バージンロードを歩いてるみたいだな。

 見て、あそこで 仕掛けた人たちが笑ってる」


京介くんの視線の先を見るとWaveの4人の顔が見えた。


「京介、○○ちゃんおめでとう!」

「悔しいけど、でもこうしてみるとホントお似合いだよね」

「京介、○○ちゃんを大切にな」

「……いつまでも幸せに」

「ったく、あいつら…。やってくれるよな」


みんなの暖かい拍手と呼びかけに包まれて胸がいっぱいになる。

ランウェイの先にあるサブステージに到着したところで私と京介くんは会場に向けて大きく手を振った。


「みんな、本当にありがとう…本当に……」

「泣き虫だね、○○ちゃんは」

「だって嬉しくて…」

「まあ気持ちはわかるけどね。さすがの俺もグッと来てるから」

「そうなの?」

「そう見せないようにしてるだけ。最高に幸せだよ、こんな瞬間、人生できっとそんなにない」


京介くんは唇に弧を描くと親指で私の涙を拭う。

そしてふわっと私をお姫様のように抱き上げた。


「え…京介くん…」

「サプライズされっぱなしってのも俺らしくないでしょ?」


そう言ってふっと目を細める。


「みんな祝福してくれてるし、堂々と○○ちゃんが俺のものだってアピールできる」

「うん」


おでこをくっつけて笑い合う私たち。

今日一番の歓声が私たちを包んでくれていた。



〜 to be continued 〜