前回の続きです。
柳生陣屋敷跡から車で10分程走ると右手に「圓成寺」さんの入口が見えました。
道路を挟んで向かい側に駐車場があるのでそちらに車を停め入らせて頂きました。
こちらから中に入ります。
少し進むと大きな池があり周りに遊歩道があってぐるっと回れる様になってました。紅葉の時期は参拝者の方が多く来られるそうです。
主だった建物は池の前にある階段を上がった先にあります。入場料を支払い中に入らせて頂きました。
こちらの圓成寺さんはとても歴史が古いお寺さんで756年に創建。聖武天皇、孝謙天皇の勅願で建てられています。
私も今までいろんな神社仏閣に御参りに行かせて頂いてますがここまでビックリしたのは久しぶりかもしれません…本堂の中が別世界過ぎて緊張が走りました。
目の前の高台に大きな阿弥陀如来坐像が見え慌てて正座し手を合わせました。
まさか阿弥陀様が御本尊様のお寺だったとわ…手を合わせて頭を下げご挨拶や自己紹介をお伝えしました。
すると阿弥陀様の方向から「顔を上げよ」と言葉が届いたのです。「え?∑(OωO; )」となって頭を上げると阿弥陀様が話し掛けて来られたのでした。
「聞き間違い?え?え?」と混乱したのですがやはり阿弥陀様が話しておられます。何とも言えない太くて“宇宙”を感じる声でした。
この辺り説明が難しいです…(^_^;)
耳で聞こえる音ではなく頭に直接届く声なのです。その声が宇宙なのです。言葉の背景に宇宙が広がってるんです。
なぜ阿弥陀様の声から宇宙を感じるのか分かりませんがこちらの阿弥陀様は別世界のお方だと思いました。
その阿弥陀様が「混沌とした世界だがお前に救われている者もいる」と言って下さったのです。そして大きな手がにゅ~っと伸びてきて頭を撫でて下さいました。
「人の世に馴れぬかもしれぬが真心を持って接しなさい」とも言われました。
まさか阿弥陀様からこの様な御言葉が頂けるとは思ってなかったので感動して泣きそうになりました。
そしてこの時背中の箱に入っている阿弥陀様を思い出しました。姿がこちらの阿弥陀様にそっくりなのです。なのでその事をお聞きしました。
すると「分身」だと言われたのです。
そして私の背中の阿弥陀様に手を合わせておられる昔の方のお姿が見えました。
もしかしたら背中の阿弥陀様が私が知らない間もあちらの方々を癒して下さっていたのかなぁと…そう思いました。
それから柳生の墓所で会った奥様と子供さんが一緒に阿弥陀様の前に座っておられる姿が見えました。熱心に数珠でお祈りされています。
阿弥陀様に奥様と子供さんの事をお願いさせて頂きました。すると金色の光に包まれてスッと消えたのです。消える瞬間深深と頭を下げて下さいました。
柳生の墓所で奥様とお子さんが出てきた時、成仏されていないなぁと思ったのです。十兵衛さんと“重たさ”が違っていたので…(^_^;)
成仏されてる武士さんは基本軽いです。
逆に成仏されてない武士さんは重いのです。
重さも人によって違います。
阿弥陀様とのお話の後、本堂内を回らせて頂いたのですがこちらあった十一面観音様も凄すぎてびっくりしました。
他にも聖徳太子さんの二歳の時の像があったのですがこちらも凄すぎて凄すぎて( ノω-、)体内に僧俗約120人の写経や経典、図像、曼荼羅等多数納入されてあるそうです。
圓成寺の本堂におられる仏像は別世界過ぎて逆に怖いくらいでした。゚(゚´ω`゚)゚。
物凄いお寺さんとご縁を頂いてしまった。
十兵衛さん有難う。゚(゚´ω`゚)゚。
心の中で何度も御礼を言ってしまいました。
実は十兵衛さん、昔こちらの圓成寺さんに御参りに来ていたそうなのです。阿弥陀様が教えて下さいました。だから十兵衛さんこちらのお寺さんを教えて下さったんだなぁと思いました(*´ω`*)
昔の方のお使いで出掛けるとその方が生前大切に思っておられた神社仏閣を教えて下さる時があります。ご縁を繋げて下さる武士さんにはいつも感謝をしております(^人^)
今回も貴重な体験をさせて頂きました。
今でも阿弥陀様のお声が忘れられません。