Unknown unknowns | たかまのブログ

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先週金曜日から日曜日まで微生物学会に行ってきた。


Unknown  unknowns


佐賀大学の青木先生の講演だったがあまりに哲学的な内容に驚いた。物事には「知っている事を知っている」「知らない事を知っている」そして「知らないことすら知らない」がある。経験や知識をもとに診断推論を行う場合「自分には見えていないものがある」と考えることが不可欠。一つ見つけたとき、それが問題解決ではない。二つ目、三つ目を探す目が必要。人間は二つの言葉が並ぶと何か意味を持たせたがる。患者背景からストーリーを作りたがる。ストーリーと診断は別。見えない部分について考え、見ようとするには思考のエネルギーが必要。血液培養は判明している感染症の原因菌を確定するためではなく判明していない感染症を見つける為に行うと認識すること

 

検査技師は適正に(喀出痰や悪寒時の血液培養・・など)採取された検体を正確に迅速に検査を行い、適切な治療の為の正しい診断へ繋げる役割がある。

医師の視点と検査技師は違うかもしれないが、人間として物事を見る時に「自分には見えていないものがある」「見えない部分について考え、見ようとする」思考は謙虚な姿勢が生まれると感じた。謙虚であるならば「知ろう」「見よう」「学ぼう」とあり続ける。知らない事が本当に沢山ある。と改めて実感した。

もっともっと!だ!