「女性から男性にチョコを送る」日本のバレンタインデーというのは、由来ともあれ面白い独自の文化に定着しています。
この時期、街の商店とかも、購入者の女性をターゲットにして働きかけているので、「女性のイベント」ってムードになっているのです。
でも、年に一度、男の子が受け身になってソワソワxワクワクする日でもあるんです。
実は、そっちがミソなんですね、このイベントは。
女の子がチョコに凝る日じゃなくて、「男の子が受け身になる」イベント。
野郎どもが、「待つ身の男」になって、そわそわ、ドキドキ、ワクワク。
チョコレートなんて、普段食べもしないのに気になる、その可愛さが貴重なのです。
・・・と、ツイッターにつぶやいたら、「最近は、年中待ってる男が多くて、イラっとするんです。」と返信もらいました(笑)。草食系というやつですね。甘食系スイーツ男子てのもありましたね。。。
さておき、特におっさんまでもが、普段欲しくもないチョコレートを、この日ばかりは執着?するのが、特別な日としておもしろいところです。
もう一つ、バレンタインデー・ジャポンを素敵な風習として根付かせているのは、「義理チョコ」の存在だと思うんですね。
本来の「告白」するって目的は、だいたい日常365日無制限だし、もう、男女の美しい愛のモラルなんて変わってしまってます。
でも、忙しい毎日、改めて身近に接しているや、離れて暮らす人に、ふと「感謝」を伝えることができるチャンス。無理の無い、気を使わせない「義理チョコ」一個のおすそ分けを、身近な人に。
コミュニケーションの潤滑油みたいなもんだと思うんですよね。
だから残念なのは、早くから商戦一色に染まる街の店頭。強要されちゃうと、義務的になってしまって、それじゃ「義務チョコ」。心の負担で苦しいでしょ。
嘘のない、さりげない気使いの日にしたいものですよね。
あと、いまだにどうしてもホワイトデーというのが納得できないんですけど、それはまた今度。