レッド・ツェッペリン 「聖なる館」 | 運の良い人・まる◎さんの感動日記

運の良い人・まる◎さんの感動日記

運がよくなる 願いが叶う 金運が良くなる ダイエット 成幸になる方法 神社巡り 郷右近丸彦




今日は、ヒプノシス+レッド・ツェッペリンの「聖なる館」。

こども達は聖なる丘を登る。
大いなる父を求めて。
未来を創るこども達に必要なのは大いなる愛。
厳しくも優しい至高の愛。
気高い魂の在り方を示すそのたたずまい。
大自然はかくも美しく生命力に満ち溢れている。
今、私たちに必要なのは
表面上の正義ではなく、天の理を現実化すること。

今日は、未来を示す「理(ことわり)」と
「叡智」を贈りましょう。

☆ ☆ ☆

原題は「HOUSES OF THE HOLY」。
邦題はそのまま直訳をした「聖なる館(やかた)」。
聖なる館とは、ミュージシャンの聖なる場所、つまりステージを表しています。
このデザインはライブの時にステージに駆け寄るファンの様子をオーバーラップさせたもの。
アイルランドの世界遺産「ジャイアンツ・コーズウェー」で二人の少年少女を使って撮影をしたものがデザインの元となりました。
デザイン上では11人の裸の少女が登場していますが、実際には2人の少女を多重プリントしたものです。CGなどなかった当時、アナログの多重プリントにエアブラシで彩色した絵はがきチックな毒々しいデザインですね。
モデルとなった二人の子供とは、リードヴォーカルの長男長女だそうです。

また、デザインイメージの元になったのはSFの傑作、アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」から着想を得たと言われています。

すでにアート界で大御所になっていたヒプノシスに、ツェッペリンが依頼してできた初のヒプノシスデザインジャケットであり、ツェッペリンはこの依頼について相当期待を持っていたようです。
それまでのアルバムタイトルは、単に「I」「II」「III」「IV」と、ナンバーだけを振ったものだったのに、初めてメンバーがアイディアを出してアルバム名「HOUSES OF THE HOLY」と名付けられました。

ところが、ヒプノシス側は、例によって頑固までな意向を示し、ジャケットにはアーティストグループ名、アルバムタイトル名の一切のテキストを入れさせなかったのです。

おいおい、ヒプノシス、それ、あんまりにもかわいそうだろ !!
せっかくアルバム名一生懸命考えたのに !!
ジミー・ペイジ泣いちゃったんじゃないの?? と、ツッコミを入れたくなります。

さらにはヒプノシスが制作に凝り過ぎたため、楽曲そのものはとっくにレコーディングが終わっていたのに発売が大幅に遅れたことも有名です。
それでも、発売と同時に世界的大ヒットのセールスを樹立してしまいました。

このアルバムは、ツェッペリンの最高傑作と言われる「IV」の後の5作品目でしたが、それでも、ヒプノシスのアートの力がセールスに及ぼす効力は神がかっていたのだ、ということを示す一枚でもあります。

けれども、このアルバム、音楽評論家や元々のツェッペリンファンからは音楽の内容についてはツェッペリンのロック魂がなくて軟弱になったと酷評されました。

☆ ☆ ☆

ちなみに、この裸の少女をレコードジャケットに起用したのは社会問題になるスレスレのことでした。すでにヒプノシスはアート界の大御所として君臨していたし、取り扱うロックバンドも超大物だったので、この暴挙と言える幼児ヌードを「アート」であると力技でねじ伏せることができたのだと思います。それでもレコード会社は社会問題となるのを恐れてレコードに帯をつけて少女のお尻を隠すなどの姑息(笑)な手段というか工夫(笑)をしていたのでした。

そして、この暴挙の成功を真似してか、ドイツのハードロックバンド「スコーピオンズ」が「ヴァージン・キラー」という裸の美少女をジャケットにして発売します。ところがあっという間に世界中で発売禁止となり、日本ではほとんど手に入れることはできませんでした。で、僕はなんとかその幻のアルバムを手にいれようと奔走しドイツの輸入版を通販でゲットしていたのです。エロい高校生なら当然の努力ですね!!(笑)

☆ ☆ ☆

今週のテーマは、あくまでも「ヒプノシス」のアートなので、このアルバムを出したのですが、
レッド・ツェッペリンといったら、やはり「IV」だし、なんたってロック史上に残る名曲中の名曲「天国への階段(Stairway to Heaven)」なしには語れません。
「天国への階段」はクラシック界の巨匠・ヘルベルト・フォン・カラヤンが「これ以上のアレンジを必要としない名曲」と大賞賛したエピソードがあるほどです。

最近では、2012年にケネディ・センター名誉賞を受賞した映像が圧巻です。
もう鳥肌もの !! これ、アメリカのバンド「ハート」がカバーを歌うんだけど、ツェッペリンをよく知らない人でも凄さがわかりますよ。
会場でこの演奏を聴いていたロバート・プラント本人ですら目をうるませ、最後は自らスタンディングオベーションをしています。
ウイアー・ザ・ワールドの音楽映像以来の衝撃クオリティです !!
いやぁ、プログレッシブロックが現代によみがえってしまった !!
まる◎さん、久しぶりに超感動した映像でした。
ぜひ、観て欲しいです。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

http://grapee.jp/58221

☆ ☆ ☆

さてさて、今日も長くなっちゃったけど、もうちょっとおつきあいください。
おまたせの荒木飛呂彦先生ネタです(笑)
ジョジョの奇妙な冒険で、レッド・ツェッペリンが出てこないわけはなく !!
重要な登場人物として二度も登場します。
まずは、記念すべき第一作で登場する名脇役、ウィル・A ・ツェペリ、自称・男爵。
この人は初代ジョジョに「波紋」を授けた師匠です。
さらには、後に、第七作にまたしてもジャイロ・ツェペリという名脇役として登場しています。
どっちも曲者キャラですね。

さらには、第六部「ストーン・オーシャン」ではプッチ神父の進化系スタンドとして「天国への階段(メイド・イン・ヘブン)」が登場するのですが、このスタンドが進化する前の名前が「C-MOON」って、そりゃ「ムーン・チャイルド」に決まってんだろ !!
と、ロックファンの心は鷲掴み !! 次回は、キング・クリムゾンに続く !!か !?
いやいやfbにはあるまじき長い長いムダ話におつきあいくださって、ありがとうございます。
台風ですが、今日も善き一日をお過ごしください。


無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁっ !!

(注釈・ジョジョの擬音です・笑)