棚ぼた式金運、宝くじが当たるイメージをすることは良いことか? | 医師の前世療法・催眠療法~京都

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京都でヒプノセラピー(催眠療法)に取り組む医師が、前世療法、インナーチャイルドセラピー、潜在意識や催眠について語ります。うつ病、パニック障害、社会不安障害、恋愛・夫婦問題、生きがい、天職探し、子育てなど多様な悩みを解決できるのが催眠療法の特徴です。

宝くじが当たるイメージをすることは「悪いこと」ではないですが、

実は、宝くじに当たることは、前世で、自分が誰かに施した徳分が、

返ってきているものでしかありません。

お金に変わって手元に来た瞬間にその徳分は消滅したことになります。
そもそも、自分が過去において積善として誰かに物やお金などの

豊かさを与えたという過去からの積善の貯蓄がないと、

棚ぼた式の金運は得られません。

 

親からの巨額の財産を継承できるような家の子に生まれ変わったのは、

決して偶然ではなく、前世で相応の他者への施しをしていたからです。

何の努力もなしに、棚ぼた式に得られる金運とはすべて、

前世で積んだ善徳の貯蓄おろしなのです。

 

仮想通貨やFXや投機的な株なども同様ですが、こういった「精進努力」に比例しない
「あぶく銭」は、すべて自分の持って生まれた運を現金に換えて消費しているのです。

それがわかってこうしたものに関わるのなら良いですが、

 

前世からの徳分の貯蓄をどんどん消費していくうちに、

自分の運がしだいに下降し、ツキがなくなっていくことは知っておくべきです。

 

もちろん前世で莫大な富を多数の人の幸せのため投げ出したような人なら、

少々、徳分を消費したところでまだまだ十分に徳分が残っています。

マネーゲームで儲け続ける人はもれなく、こうした徳分が豊富な人なのです。

 

自分にそれだけの徳分があると思えない人は、このようなマネーゲームに

手を出さないほうが無難です。徳分がなくなると人生は転落します。

 

そして、このような「あぶく銭」を神仏は好まないので、よほどの場合をのぞき、
マネーゲームで稼げるような神仏の加護はないと心得ておきましょう。

もし、あるとしたら狐狸の類に化かされているということです。

 

お金や富は、社会に対して自分が提供できた「価値」への

対価であると考えるほうが良いです。

 

大きな価値を提供すれば大きな富がめぐってくることになります。
自分が何らかの活動を通して、周囲や人を幸せにできた分が、

豊かさになって返ってくるのです。

豊かさへの志とは、言い換えれば、自分が大きな価値を
周囲へ提供するということへの志なのです。

もし、突然、ふってわいたような富が授かるとしたら、
それはそんな努力を実際にしている人に授かるものだと思います。

木村秋則さんをご存知でしょうか?
「奇跡のリンゴ」農家として有名な人です。

木村さんは完全無農薬、無化学肥料のリンゴを
世界ではじめて、栽培に成功した人です。
NHKでも取り上げられたのでご存知かもしれませんが、

木村さんはこのリンゴを成功させるため十一年間。
極貧の中で暮らしました。

子供達は消しゴムをカッターで三つにわけて使ったそうです。
草を具にした味噌汁を食べ、多額の借金までこしらえ、
一時は自殺を考えたほどでした。

しかし、ついに「奇跡のリンゴ」が完成。
今では日本中、世界中をめぐって無農薬農法の指導をされています。

たくさんの著書が出たので、借金も返済でき、
やっと豊かな暮らしを手にされています。
といっても、もともと素朴で質素な人物ですが。

自分が豊かに富裕に暮らしているイメージを持つことは
素晴らしいことなのですが、その富への道筋は、
「あぶく銭」的な授かり方ではなく、

自分の何らかの周囲への善なる活動を通じて、
達成されることを思考するほうが良いです。
積善の要素がある仕事はすべて実業です。

 

仕事を通じて積善ができるような生き方であれば、

善徳を積んで、ますます運勢向上しながら豊かになれるのです。

虚業ではなく実業を選び、積善を意識した仕事の仕方をすることが最善です。